ひもかわとは、幅広でコシのあるうどん。群馬県桐生市あたりで食べられている。ふつうのうどんに比べて幅広いのが特徴。1〜3p程度のものもあるが、たいていは5p前後、なかには9〜10pのものもある。超幅広うどんというか、ワンタンの皮のようなうどんだ。この幅や厚さは、店によってまちまちだが、見た目も凄いが、食べると、とにかく、つるっとしたのどごしと、噛んだ時のもちもち感に驚く。地元の店では、種類はうどんと同じように、きつねやたぬき、山菜、カレーなどがある。ネット通販で購入可。
うどんには、麺の形として、一本うどん、太うどん、細うどん、平打ちうどんがあるが、ひもかわうどんは、この平打ちうどんに属するといわれている。似たようなもので、名古屋の「きしめん」や山梨の「ほうとう」があるが、それぞれ地元でも、うどんとは認識されていない。群馬県南部では、この「ひもかわ」を使った、料理(「おっ切りこみ」や「煮ぼうとう」)をよく食べる。「おっ切りこみ」や「煮ぼうとう」は、ひもかわと根菜類など季節の野菜を、味噌または醤油ベースのつゆで煮込んだもの。一般の煮込みうどん等に比べ濃厚なのが特徴だ。
ローメンとは、マトンなどの肉と野菜を炒め、蒸した太い中華麺を加えた長野県伊那地方の特有の麺料理。昭和30年頃、麺にマトンとキャベツ、ニンニクを入れたローメンが誕生した。麺を焼きそば風にしたらうまそうだとか、焼きそばにお湯を入れてくれと言ったお客さんがいたとか…。これがローメンのルーツと言われている。特徴は、麺の蒸した香り、ニンニクの香り、マトンの香り、と1品だけでは嫌われるくせのある匂いにキャベツ等の香りが加わり独特の風味を作り出すことで、多くのファンから支持されている。名前の由来は、最初は炒め麺(チャーメン)に肉(ロー)が入り、"チャーローメン"が語源のようだが、やがてラーメンブームが起き、語呂も面白いので「チャー」を取って"ローメン"と言われるようになったそうだ。ローメンにはラーメン用のスープを加えたスープ風とスープを加えない焼きそば風があり、店によって味も異なる。 マトンを使ったのは、牛肉や豚肉が高かったのと、伊那市周辺で羊毛生産のため盛んに飼育されていた牧羊がいたため。塩漬け肉にして日持ちさせたものが使用された。野菜は、周辺で栽培されていたキャベツを使用した。このあたりは、いかにも、真面目で無駄遣いしない堅実な長野県人らしいところだ。今では、40年以上の歴史と幅広いファンにより伊那地区の代表的名物・産物として位置付けされている。6月4日を『ローメンの日』に。中華めんを蒸すことから、「む(六)し(四)」と、ごろ合わせで、日本記念日協会に認定された。ローメンは店だけではなく、家庭でも味わってもらおうと郵便局の「ふるさと小包み」全国版掲載、県内大型店の常設コーナー、県内のコンビニ各店、中央高速道サービスエリア等に置かれている。なにはともあれ、固い頭の長野県人が、柔軟な発想でローメンを開発したのは注目に値する。(参考 ローメンズクラブ)
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