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HandBrake
HandBrakeの使い方
字幕つきDVD/Blu-ray/動画ムービーをiPod/iPad/iPhoneへ一発変換

このフリーソフト「HandBrake」を使用すると、Blu-ray/DVDディスクや各種動画ファイルから、iPod/iPad/iPhone用の動画を一発で生成することができます。 しかもチャプターマークも取り込まれるので、iPod/iPad/iPhoneでもチャプタースキップなどの操作が可能な動画が作れます。 またバージョン0.9.9以降ではBlu-rayの字幕取り込みにも対応。 字幕つきBlu-ray/DVDも、任意の字幕トラックを選択するだけで取り込むことができます。 ここでは、この強力な動画変換ツールの使用方法をご紹介します。
なお、iPod/iPad/iPhoneでビデオを楽しむ方法の全般については、 iPod/iPad/iPhoneでビデオを楽しむのページで解説していますのであわせてご参照下さい。

[[ 目次 ]] Blu-ray/DVDをネットでレンタルする
最近では ツタヤDMMなど、 Blu-ray/DVDをネットでレンタルするサービスが充実しています。 膨大な作品リストの中からネットで作品を検索して申し込むと、ディスクが郵送で送られてきます。 見終わったら近所のポストに投函すれば返却完了。 仕事で忙しいときでも、近所のショップに在庫がないときでも、いつでも借りられるのが魅力です。 月額固定で借り放題のサービスもあるのでうまく使えば割安です。
参考サイト ☆ ネ ッ ト で D V D レ ン タ ル ! ☆ T S U T A Y A  D I S C A S ☆(TSUTAYA)
参考サイト DMMのDVD&CDレンタルの借り放題レンタルプラン2,068円(DMM)

Blu-rayディスクを扱う場合
WindowsXP以前には、標準ではBlu-rayディスクを読み込むためのUDF2.5ファイルシステムが搭載されていません。 Blu-rayディスクを扱う場合は、WindowsVista以降を使用してください。
またBlu-ray/DVDの変換には、パソコンに搭載されているドライブがBlu-ray/DVDに対応している必要があります。 対応していない場合は、別途 外付けBlu-ray/DVDドライブ を購入して接続してください。
参考サイト 外付けBlu-ray/DVDドライブを購入する(Amazon.co.jp)

[BDISO][BDMV][DVDISO]形式のファイルをMPEG4に変換する
HandBrakeで、パソコンに格納した[BDISO][BDMV][DVDISO]形式のファイルを直接MPEG4に変換することができます。
[BDISO][DVDISO]形式ファイルの場合
フリーの仮想ドライブソフトを使って、[BDISO][DVDISO]形式ファイルをマウントすると、物理ディスクと同様、パソコンで再生したり、HandBrakeでMPEG4に変換することができます。 [DVDISO]形式のみ使用する場合は、“DAEMONTOOLS”が有名です。“DAEMONTOOLS Lite”が無料で使用できます。
参考サイト DAEMONTOOLSオフィシャルサイト
[BDISO][DVDISO]形式両方を扱いたい場合は、“DVDFab Virtual Drive”や“Virtual Clone Drive”が有名です。
参考サイト DVDFab Virtual Driveオフィシャルサイト
参考サイト Virtual Clone Driveオフィシャルサイト
いずれもフリーウェアです。ただし、どちらのソフトもDVDの暗号を解除するソフト“DVD43”とは相性が悪いので、 これらに[BDISO][DVDISO]形式ファイルをマウントする前には、“DVD43”を終了させてください。
[BDMV]形式ファイルの場合
HandBrakeで[BDMV]形式ファイルのルートフォルダ([BDMV],[CERTIFICATE]フォルダを含むフォルダ)を指定すればOKです。 詳細は下記をご覧ください。

HandBrakeのインストールと初期設定


変換するBlu-ray/DVD/動画ファイルの指定


出力ビデオ形式の指定
つづいて動画の出力形式を指定します。 あなたが使用しているiPod/iPad/iPhoneに合わせて設定します。 HandBrakeの画面右には、あらかじめ詳細なパラメータが設定された「Presets(プリセット)」リストが表示されているので、この中から希望する出力形式を指定します。
なお、iPod/iPad/iPhoneの各モデルが対応している動画の最高解像度については iPod/iPad/iPhoneに転送できるビデオのコーナーをご参照下さい。

ビデオの指定(1):(1080p:HD/フルハイビジョン動画)
解像度1920x1080ピクセルの“フルハイビジョン(1080p)”動画を作る場合
フルハイビジョン(1080p)動画は、2011年以降に発売された、iPhone 4S以降/iPad 2以降/iPad mini全モデル/5th iPod touch以降/3rd AppleTV以降だけで再生可能です。 (出力は720pとなりますが、第二世代モデルのAppleTVでも1080p動画を再生可能(OS Ver.5.0)です。)


ビデオの指定(2):(720p:HD/ハイビジョン動画)
解像度1280x720ピクセルの“ハイビジョン(720p)”動画を作る場合
ハイビジョン(720p)動画は、2010年以降に発売された、iPhone 4以降/4th iPod touch以降/iPad&iPad mini全モデル/2nd AppleTV以降だけで再生可能です。


ビデオの指定(3):(480p:SD/標準解像度動画)
“SD/標準解像度”動画を作る場合。
標準解像度のビデオは、動画の再生に対応したiPod/iPad/iPhone/AppleTVのすべてのモデルで再生可能です。


ビデオの指定(4):第五世代iPod(Video iPod)で再生する場合
2005年秋、2006年秋に発売された第五世代iPod(Video iPod)で再生する場合は、ちょっとした注意が必要です。


その他のビデオ設定


出力オーディオ形式の指定
ここでは出力オーディオ形式の指定を行います。 よく分からない場合は省略してもかまいません。

AppleTVの音声再生について
多言語の場合
複数の言語のオーディオトラックが格納されたビデオをAppleTVで再生する場合、どの言語が再生されるかは、AppleTVの設定によります。 この設定は[設定]-[オーディオとビデオ]-[音声の言語]メニューから行います。
ここが[デフォルト]になっていると、Handblakeで1行目に設定した言語が再生されます。 ここが特定の言語になっていると、その言語のトラックが再生されます。
多コーデックの場合
複数のコーデックのオーディオトラックが格納されたビデオをAppleTVで再生する場合、どのコーデックが再生されるかは、AppleTVの設定によります。 この設定は[設定]-[オーディオとビデオ]-[ドルビーデジタル]メニューから行います。
ここが[自動]または[入]になっていると、AC3コーデックのトラックが再生されます。 ここが[切]になっていると、AACコーデックのトラックが再生されます。

字幕の指定
ここでは字幕の指定を行います。 よく分からない場合は省略してもかまいません。


チャプターとチャプター名の指定
もとの動画にチャプターが設定されているときは、その情報をiPod/iPad/iPhone用の動画にも引き継ぐことができます。 また、複数チャプターからなる動画は、チャプター名を設定しておくと頭出しが便利です。 よく分からない場合は省略してもかまいません。


変換の開始


HandBrakeの変換時間
元の動画やパソコンの性能にもよりますが、変換にかかる時間は、標準解像度(DVD)の場合は元の動画の再生時間の約半分~ほぼ同等程度、ハイビジョン(Blu-ray)の場合は元の動画の再生時間の同等程から約2倍となります。 DVDの30分番組(実質約25分)を変換するのにかかる時間は、2008年発売の中級モデル、Core2Duo T7300 CPUを搭載したパソコンで約16分となりました。 (メモリは1GB搭載、DVDは一旦DVDISO形式でハードディスクにコピー済み)
動画の変換は、パソコンで行う作業の中でも特に高負荷な作業となります。 変換速度を上げたいなら、極力他のソフトを終了させて負荷を軽減します。 iTunesや、その他の音楽・動画再生ソフト、YouTube等の動画サイトの閲覧などは停止した方が良いでしょう。
あまりにも変換に時間がかかりすぎる場合は、Blu-ray/DVDドライブやパソコンの性能不足が考えられます。 低価格の初心者向けパソコンでは十分な性能が得られないことがあります。 高速なCPU、ドライブと大容量のメモリを搭載した高性能パソコンに買い換えてください。 また最近のグラフィックボードは動画変換を高速化する機能も搭載しています。パソコンにグラフィックボードを増設するのも高速化に効果があります。

HandBrakeの画質について
BD/HD解像度の場合
HandBrakeバージョン0.9.6の画質の指定と、生成されるファイルサイズ、ビットレートの関係を調べてみました。 画質(ビットレート)は[Constant Quarity]の欄のスライドバーで指定しています(右図)。 プリセットには「AppleTV 2」を指定し、解像度はフルHDで横幅1920ピクセル(1080p)、HDで横幅1280ピクセル(720p:初期値)、としました。 また、ソースとして使用した動画はすべて同じアニメBDの、比較的動きの多いビデオクリップ(6分12秒)です。
残念ながら、720p/1080pともに初期値のRF:20ではモスキートノイズが散見されました。 1080pの場合はRF:18.00まで、720pの場合はRF:19.50まで画質をあげると、目立つノイズはなくなります。 ただ、激しい動き/細かい模様の多い、情報量の多い動画ではさらにQuarityをあげる必要があるかもしれません。
「AppleTV 2」で変換し、画質が不満の時は「RF:18.00」を一つの目安にして再変換すると良いかもしれません。
フルHD/1080p
Constant Quarity ファイル
サイズ
ビデオビットレート 容量比グラフ

HD/720p
Constant Quarity ファイル
サイズ
ビデオビットレート 容量比グラフ


DVD/SD解像度の場合
HandBrakeバージョン0.9.4の画質の指定と、生成されるファイルサイズ、ビットレートの関係を調べてみました。 画質(ビットレート)は[Constant Quarity]の欄のスライドバーで指定しています(右図)。 プリセットには「Universal」を指定し、解像度は横幅720ピクセルとしました。 また、ソースとして使用した動画はすべて同じアニメDVDの30分番組(実質23.85秒)です。
Decomb有りのデフォルト(初期)設定では829kbpsにまで圧縮されますが、目で見た限りは従来の1,500kbps前後のビデオとほとんど差を見つけることができません。 また、これを2,079kbpsまで高画質化しても、これも829kbpsの場合とは、目で見た限りは差を見つけることができませんでした。
Decombの指定以外は、特に気にすることなくデフォルト設定のまま使用しても問題ないと思います。
Constant Quarity Decomb ファイル
サイズ
ビットレート 容量比グラフ

DVDが読めない、エラーになる!!
HandBrakeが対応しているDVDのファイル形式は、「DVD-Video」形式のみです。 HDD/DVDレコーダーで録画したムービーをiPod/iPad/iPhone用に変換する場合は、DVDディスクに書き込むときに「Videoモード」で書き込む必要があります。 「VRモード」などで書き込まれたDVDディスクは変換することができません。 また、ハイビジョンのままDVDに書き込むAVCREC/HDREC機能を使って作られたディスクも変換することができません。 お手持ちのHDD/DVDレコーダーの説明書をよく読んで、「Videoモード」で書き込みを行い、最後に「ファイナライズ」を行ったDVDを使うようにしてください。
また、DVDはCDより情報密度が高く、ちょっとしたことで読み取りエラーが発生することがあります。 エラーが発生したら、DVDをきれいに拭いて再度読み取りを行わせてみてください。 また、DVDドライブが傾いていたり、縦置きで設置されている場合にも読み取りエラーが発生することがあります。 パソコンを横に寝かしたりして、DVDディスクを水平にセットできる状態で再度読み取りを行わせてみてください。
このほか、パソコンのソフトウェア環境によっては、連続して複数のDVDを変換しようとすると、2枚目以降でエラーとなる場合があります。 こんな時はパソコンを再起動してからやり直してください。 また、フリーソフトのDAEMONTOOLやDVD43との相性問題が発生する場合があります。 これらのソフトも最新版に入れ替えたり、使用していないツールは常駐を終了させるとうまくいく場合もあります。

変換結果をパソコンで確認する
iPod/iPad/iPhone用のMPEG4形式ビデオなどを再生するのに便利な、フリーのプレイヤーソフトがいくつかネットで公開されています。 これらのソフトを利用すると、変換結果をパソコンで確認することができます。 詳しくは、iPod/iPad/iPhoneのビデオをパソコンで楽しむのページをご覧ください。
関連ページ iPod/iPad/iPhoneのビデオをパソコンで楽しむ

変換したビデオがiPod/iPad/iPhoneで再生できない!?
まれに、ここで説明した手順で変換したビデオが、iPod/iPad/iPhoneで再生できないことがあります。 iTunesからiPod/iPad/iPhoneに転送するときに左図のようなエラーがでて、転送できない場合があります。
これは、変換したビデオのプロファイル、解像度、オーディオフォーマットその他が、iPod/iPad/iPhoneの許容範囲を超えてしまった場合に発生します。 たとえば、ソースによっては、出力形式にフルHD解像度(1920x1080)を指定すると、その変換結果が1920x1088になってしまう場合があります。 iPod/iPad/iPhoneは1080pまでにしか対応していませんから、1088pは再生不可能です。こんなときは解像度を少し下げて再変換する必要があります。 MediaInfoなどのツールを使って、丹念に変換後のビデオの仕様をチェックしてみましょう。
参考サイト MediaInfoのダウンロード(SourceForge.JP)
参考サイト 動画ファイルのコーデックを調査するツール「MediaInfo」(SourceForge.JP)
なお、iPod/iPad/iPhoneの各モデルが対応している動画の最高解像度については iPod/iPad/iPhoneに転送できるビデオのコーナーをご参照下さい。

もっとiPod/iPad/iPhoneのことを知りたい
下記の各ページでは、より詳しいiPod/iPad/iPhoneの情報を紹介しています。 ご参照下さい。
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