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1〜3枚作品
- その1 -
    読み手から書き手へ   <1枚(400字)作品>


 IT元年、私はパソコン教室の講師を約一年間務めた。その教室に、パソコンを使って自分史を書いてみたいという年配男性が参加された。これが私の自分史との出会いである。
 人はなぜ自分史を書きたいと思うのだろう。そもそも自分史とは何なのか。その答えが知りたくて、自分史を何冊も読んだ。豊かな表現力で綴られた作品や胸打つ体験談に出会い、私はいつしか自分史の虜になっていった。
 私にも書けるだろうか。読んでくれた人の心の琴線に触れるような自分史を書くことができたら素晴らしい。自分のことを語りながら、時代や文化や社会にコミットした自分史を書いてみたい。そして何よりも、自分の人生を生き生きと語るための的確で創造的な文章力を身につけたい。かなりハードルは高いが、自分の理想の自分史を目指して、皆さんとご一緒に勉強していきたいと思っている。
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