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ひたすら歩け! Aug.29

「ぼーじぇ・もい!!」

 …寝過ごした。朝いちのJAL311便に乗る予定が、3番のANA213便になってしまった。

 29日、今日から、今回のメインである陸上競技が始まる。これから6日間、全日程の観戦を予定していたのだが…さすがに、疲れがたまってるなー、と思う。B767-381、せっかくなので喫煙席を取って(JALは禁煙だからね)、福岡へ。
 FUK(福岡空港)では、えあ・ゆーくれいんのTu154B-2がお昼寝中。今回のユニバーシアード関連の飛来機では、一番の大物であるが、何しろ、期間中ずっと駐機していた(いったん帰るには、遠すぎるわな(^^;;)ので、そのうち撮ろうと思っているうち、結局その機会を逸した。それにしても、キエフからテクラン含めて10時間(?)のツポレフ154は、結構しんどいだろうなー、などと思いつつ。

 とりあえず博多駅へ出て、コインロッカーの機材を取り出す。もう昼近いので、午前中の陸上はあきらめ、競技場近くのスポーツ科学情報センター・バレーボール会場へ。
 すでに2次リーグのバレーボール、本日昼いちの試合は、「おあつらえ向きに」ユーゴ対カナダの女子。まあ9位以下の順位決定リーグではあるが。有り難いことに、この順位決定リーグの方は、予選競技券1000円也で入れるのだった。それにしても、バレーボールのデイリープログラムは、情報量がない。何しろ見ている選手の名前が判らないのでは…。


H.Lazarevic
すみません。名前が分かりません(^^;;(右も同じ)


Pic of The Day
S.Vlahovic(YUG) 100K


私はこのウラホヴィッチが気に入って、やたらと撮っていたのだった

ところで、カナダはどこいった…?(笑)

 場違いな話を少しだけ。(試合を見ながら、ふと思ったもので)

 旧ユーゴの紛争絡みで、しばらく前までこの「新」ユーゴスラビア、スポーツ関係の交流も制限されていたのは承知の通りである。まあ確かに、セルビア側勢力に対して圧力をかける手段は、「本国」をおさえる以外他になかっただろうし、それ相当の効果があったのも、理解しているつもりである。

 しかし、「やっぱ、そーいう事って、しちゃいかんよなー」と思う。それはもう、1976年から1984年までの、あのクレイジーなボイコット戦争で、思い知った筈ではなかったのか…? 誰も疑問に思わなかったとすれば、悲しい。



さて、結果は3-1でユーゴの勝利。良かった良かった。
(別にユーゴのファンじゃないんだが、どちらかというと、やはりね〜)


 で、続いて陸上競技場へ。
 直線距離にすれば、きわめて近いのだが、きわめつけの大回りを要し、かつ、起伏の激しい難コース。くそ暑い中、重い機材を抱えて30分近く歩いて、ようやく到達。後半戦初日からこれでは、先が思いやられる。

 きわめて空いている。
 この大会の前売状況は耳にしていたが、これほどとは。後で聞いたところによると、ユニバーシアードの陸上競技史上、最低の観客動員だったとか。まあ私にとっては、競技場でも体育館でも列車でも、「空いている」のが最高なのだが。でもやっぱり、いくら何でもこれでは盛り上がりに欠ける。ウェーブをしようにも、メインスタンド以外、まったく無人の状態ではどーしよーもなく、さすがに誰一人仕掛けようともしなかった。


Women's 200M (2R)


 第一日午後の競技は、男子200M予選と棒高予選からスタート。
 まあ正直なところ、今日の興味は七種と女子5000Mぐらいのもので、その七種も午前中にHJが終了しているので、やや印象の薄い一日であった。ちなみに七種で非常に目立っていたのは、ヴォストリコワ(RUS)の美しい髪とボディビルダー体型。
 最初の決勝種目となった、女子5000M。メンバーはいまいち揃わず、サボー(ROM)が1着。佐藤(JPN)が3着に入り、(数少ない観客ではあるが…)初日からそれなりに盛り上がりを見せた。




Women's 5000M (Final)

Gabriela Szabo(ROM) Winner


 さて、競技が割と早く終わったので、博多から八代行最終の「有明31号」に乗る。何しろ疲労がたまっており、記憶にあるのは鳥栖あたりまで。あとは車掌に起こされるまで、まったく気が付かなかった。八代終着、3時間待ちで上り「ドリームつばめ」へ。
 八代駅の顰蹙…深夜2時間にわたって待合室閉鎖。暗いホームのベンチで、ひたすら待つ。「ドリームつばめ」は意外に空いていて、博多までゆっくり眠る。

 30日早朝の博多に到着。香椎線直通のディーゼルで西戸崎へ。かくして、ようやく九州完乗(JR更新完了)。西戸崎では雨がぱらぱら。折り返して香椎乗り換え、再び博多。本日から拠点を、競技場に近いFUKに移すので、25日朝から使い続けてきたコインロッカーの荷物をすべて出し、地下鉄でFUKへ。国内線出発ロビーのロッカーに、入れる物を入れ、博多の森へ。


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