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夜間飛行 Aug.30

 朝方、雨がぱらついたものの、その後、本気で暑くなった。日射しの「痛さ」を感じるのは、1991年の世界選手権以来であった。七種のLJ、女子の800M予選からスタート。



Marjolijn Van-Elk(NED) Women's Heptathlon


Guilaine Belperin(FRA) Women's Heptathlon


Svetlana Kazanina(KAZ) Women's Heptathlon

 考えてみれば、LJをまともに見るのは初めてではなかろうか。どちらかというと、私の専攻はHJなので、コーナーに席を取ることが多かったりして。LJもなかなかフォトジェニックで、いいのだが、難点は、スタンドからだとバックの処理がほとんど不可能なこと。この点はやはり、HJに一歩譲る。



Women's 800M Round1-Heat4

午前と午後の競技の間、約4時間をどうするか…これは今回の課題で、何しろ暑い(熱い)から、スタンドに座っていようものなら干物になりそうだし、バレーボールでも眺めに行く…には中途半端。かといって、スタンドの裏だって結構暑いし、まともに座る場所もないときているので、結局この日はFUKまで涼みに行く。もちろん送迎デッキでスポッティング、など考えもしなかった。それにしても、もーちっとまともなテレビを流してほしいFUKの到着ロビー。

 午後は、男子のHJ予選と女子のLJ予選からスタート。



Viktoria Vershinina(UKR)


Ljudmila Galkina(RUS)

 知った顔や名前がほとんどないこの大会にあって、ガルキナはその数少ない「知った顔」の一人。
 1990年の世界ジュニアに出場していて、ジュニアらしからぬ雰囲気が、当時印象的だった。もっとも、1990年の世界ジュニアと言えば、何といってもエゴロワ君の話に尽きるのであるが、まあ今回はその話は置いておこう。
 ガルキナの印象は、当時からそれほど変わってはいない。彼女は、なかなかの美形だと思う。

 もっとも、美形と言えば何といってもヴェルシニナ(UKR)。跳躍の時に、かっと見開く眼が印象的で、優勝候補としても、注目の選手である。


云うまでもなく、ガルキナとヴェルシニナは軽く予選通過。

Iliana Ilieva(BUL) 予選落ち…


Oksana Djachenko(RUS) Women's 200M 2nd


Alla Silkina(UKR) Women's 400MH(1R)


Anna Knoroz(RUS) Women's 400MH(1R)


 クノロツは、某誌で美人選手として取り上げられていたが、さて。ちなみに1991年世界選手権の時にはチュプリナの名前で出ていたのだが、覚えている方はいるかな?

さて、七種競技は午前を終わった段階でジェミーソン(AUS)がリード、以下、チュハイ(RUS)、シュタイクアウフ(GER)が追う展開であった。やりでジェミーソンの優勝はほぼ確定、残る800Mは2位争いが焦点となった。



Irina Vostrikova(RUS) Women's Heptathlon 6th
このたてがみ(?)と体型、実に見事


最終種目の800Mで、ずらりと並んだ上位選手
Vostrikova,Kazanina,Steigauf,Tyukhak(RUS),Jamieson(AUS)

結果、シュタイクアウフが逆転で2位に入った。
2日間の死闘の後の笑顔は、たいへん印象的。
…少なくとも、この前に行われた、
世界選手権のドイツ選手3人よりは、
ずっと立派である。

…3人揃って途中棄権、はひどすぎる!!



 陸上競技・6日の間で、一度は帰宅したいと思っていた。
 フィルムの整理とか洗濯とかの都合なのだが(うーむ、生活臭が漂うなー(^^;;;)、何しろホテル泊まりをしようという気はまるで起きなかった。落ち着かないことではあるが、仕方ない。時間に余裕のあるこの日、最終のANA434便でKIXへ。もちろん機材はコインロッカー。

 B747SR-81、実に15年ぶりの、全日空のSRである。B747は、この一年で50回近く乗っているのだが。それにしても、現役最古参のJA8135とは。いささかくたびれたレカロシートで関西へ。

 KIXから関空快速で大阪へ。非常識な時間ではあるが、「緊急は法を持たない」とばかり、洗濯機を回してから眠る。もちろん明日はJAL311便である。



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