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昭和女子大学で開催された「世界遺産ホイアン日本橋展」で映像を出展しました

October, 2023


2023年10月25日より、昭和女子大学の光葉博物館において、ベトナムホイアン展が開催されました。
ホイアンと日本の関係は1990年3月のダナンでの「国際商業ホイアン・国際シンポジウム」の開催に遡ることができます。「ベトナム政府の要請により、ホイアン旧市街の総合的調査研究を日本の文化庁と国際文化研究所が行い、2000年に「ホイアン」は世界遺産に登録されています。その後もベトナム各地の農村集落の国家文化財登録等を支援する活動を続けています。昭和女子大学国際文化研究所が設立30周年を迎えることを機に記念の展覧会が開催され、ホイアン旧市街にかかる「日本橋」の模型、メタバースによるまち並み体験、古くからの染色技法の衣服の展示や、食文化の動画が上映されており、リビングヘリテイジの取り組みを示す展覧会が開かれました。
展覧会の見どころは、食文化の動画です。20年の間にベトナム各地で行ったWSの活動、食文化を通じた国際交流を初めてまとめたものになります。数にして素材1万点の画像から約600枚の画像を選んで約16分にしているため密度が高いです。(最初1,000枚だったのですが、長すぎると思い半分に縮めました。)特にホイアン展ということで、ホイアン市の窯業村のお祭りやチャム島の食のWS等を多くとりあげました。

HPは国際文化研究所のHP
https://qr.paps.jp/LNiAw

「世界遺産ホイアン日本橋展」は2023年10 月25日~29日まで、昭和女子大学の光葉博物館で開催されました。

 


 



御師料理ワークショップ開催

March, 2023


2023年3月、御師の食文化の歴史について、富士山北口の歴史的な御師料理を継承する人たちを中心に御師の家に集まりワークショップを開いた。
1日目は御師料理の歴史として、中世、江戸、明治、大正、昭和と日本の食文化の歴史の中での御師料理の位置付けについて、レクチャーを行った。2回目は、実際に朝食、昼食について、現代的な視点を加えて料理、盛り付けなどを検討した。3回目は夕食の献立について、検討を行った。最終日4回目は、古文書に残る太々神楽の献立の再現を試み、招待客に市長さんほか、地元の方々をお招きして開催した。

この数年コロナ禍で、もしものことを懸念し開催を見送ってきたため、御師の人たちが実際に料理をつくる食のワークショップに参加するのは初めてのこととなり、皆参加したことで、実際に共有ができ楽しかったということだった。歴史観光のまちとして、富士山信仰を支える御師の食生活文化の保存と継承を、御師が主体となって活動・実施することを確認し、無事終了した。今回はコロナ明けで、準備の関係から少人数であったが、この活動を広げていきたいとのことで、今後も継続の予定である。
 


 

福岡空港での文化発信プロジェクト

有田焼とデジタルアート作品のコラボレーションの監修と重箱のデザインをてがけました

March, 2021


 

文化庁による新たなかたちの文化発信プロジェクト「CULTURE GATE to JAPAN」において、3Dモデリング等のデジタルツールを活用して植物画を制作するデジタルアーティストの村山誠氏と、有田焼窯元の福泉窯とのコラボレーションによる「銀彩七段重箱」の制作にあたり、監修と重箱のデザインを行いました。デジタルによるクリエイションと磁器制作の手わざが組み合わさり、新たなかたちの伝統工芸を創出する試みとなっています。作品は福岡空港の国際線ターミナルに展示されました。

磁器製作:福泉窯
監修・磁器デザイン:向後千里(女子栄養大学特任教授/くらしき作陽大学准教授)
展示映像:西野正将
展示場所:福岡空港 国際線ターミナル4階レストランフロア(2021年3月19日〜9月29日)

「CULTURE GATE to JAPAN」公式ウェブサイト
https://culture-gate.jp/ja/exhibition/pattern


 

   
 

ベトナムでのリビングヘリティジを活用した観光支援活動の成果が賞を受賞しました

November, 2019


 

これまでベトナムにおいて、食・環境を軸としたワークショップや観光支援活動を昭和女子大学国際文化研究所の方々やOG,学生、くらしき作陽大学、今年は女子栄養大学の学生も加わり、活動を続けてきましたが、この度、テイエンザン省カイベー村での古民家の再建と観光開発支援活動に対して、Tien Giang州から賞を受賞しました。ベトナムの皆様に感謝です。いっそうのご発展と食生活文化の継承を願っています。


 
   
 

特別企画展「富士山と御師料理」を開催しました

October 20, 2019


 

3月に出版した書籍「富士山と御師(おし)料理」の内容を踏まえて、10月から12月までふじさんミュージアムにおいて特別企画展「富士山と御師料理」を開催しました。
本展のキュレーションを手がけ、4つのテーマ構成で御師の活動や料理内容をご紹介しています。また会場では御師の活動をまとめた映像作品も上映しました。

ふじさんミュージアムにて、展覧会のオープニング記念講演とトークセッションを行いました。 当日は大型の台風の影響で、交通機関の影響諸々で、これなかった方も多かったのですが、足を運んでくださった方々に感謝です。冒頭で市長の堀内茂氏より過分なお言葉いただきありがたかったです。そして、トークセッションでは奥脇氏、「栄養と料理」編集長浜岡氏と3人でこのプロジェクトのなりそめや食生活文化の継承についてセッションでき、有意義な時間を会場の皆さんと共有することができました。展覧会の準備等では市の方々のバックアップでなんとか当日にこぎつけられました。心から感謝です。

特別企画展「富士山と御師料理」
会期:2019年10月20日〜12月23日
会場:ふじさんミュージアム
キュレーション:向後千里

講演会「富士山と御師料理の歴史と現在」 +トークイベント
10月20日(日) ふじさんミュージアム
ご挨拶:堀内茂富士吉田市長
講演:向後千里
ゲスト:奥脇裕(御師料理プロジェクトリーダー)、浜岡さおり(女子栄養大学出版部、雑誌「栄養と料理」編集長)

 

   
 

書籍「富士山と御師料理」を出版しました

March 30, 2019


 

女子栄養大学出版部より書籍「富士山と御師(おし)料理」を発刊しました。これまで約3年間、富士吉田において室町時代から活動を続けている御師のみなさん、富士講の方々、市長をはじめとする富士吉田市役所の皆様から多大なご協力をいただきながら実施した調査・研究・取材をもとに書き上げました。
とりかかってはみたものの、御師料理に関する資料がほとんど体系化されていなかった中で、古文書や歴史資料をはじめ、現在の御師の方々の食生活文化に触れながら、どうにかまとめ上げてみたというのが正直なところです。拙書ですが、ご笑覧いただけましたら幸いです。

「富士山と御師料理」
編著者:向後千里
発行:女子栄養大学出版部+富士吉田市
本体価格:2,500円(+消費税)

 
   
 

第21回文化庁メディア芸術祭  祝賀会の食環境プロデュースをしました

June 12, 2018


  2018年6月12日(火)に、第21回文化庁メディア芸術祭の祝賀会が国立新美術館で開催され、そのパーティの食環境プロデュースを手がけました。今回も、世者や大使館関係者が集うこともあり、食としての日本文化を紹介す界各国の受賞るために「和食」でのパーティ料理を提供しました。  
   
 

日本料理と隠岐牛のお店『銀座Cotohi』 クリエイティブプロデュースを手がけました

March 26, 2017


 

■店名:銀座Cotohi

■住所:〒104-0061 東京都中央区銀座6-5-17 銀座みゆき館ビル3F

■電話:03-6264-5029(要予約)

■URL:www.cotohi.com

■E-mail:info@cotohi.com

 

 

「竹や木など自然素材を用いた内装」

 

ベトナムで取り組んできた街並み保存プロジェクトが NHK WORLDで取り上げられます

February 29, 2016


 

■放送局:NHK WORLD
■番組名:Side by Side 〜Heritage Revival for Town Revitalization - Vietnam - 〜
■放送時刻:
初回放送 

2月29日(月)10時30分〜10時58分
※同時に複数回放送されます。
16時30分〜16時58分 / 19時30分〜19時58分
3月1日(火)4時30分〜4時58分 

国際放送なので主に海外向け放送がメインです。
以下のリンクからネットのストリーミング放送で視聴することができます。
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/tv/sidebyside/

 

「お茶の出し方についてのレクチャーをする向後(右)」

「キエット家での食環境ワークショップで制作した料理と設え」

「カイベイの洋館のひとつバードック邸での食環境ワークショップの様子」

 

倉敷美観地区を中心としたイベント「倉敷アフタヌーンティー」で

kobacoffeeさんとコラボレーションしました

July 10, 2015


 

「Lien(リアン) アフタヌーンティー」 2,500円(税込)

・マスカットのスワンシュー・桃のミルフィーユ
・桃の一口ジェラート
・干しピオーネ入りヨーグルトスコーン
・桃orイチジクジャム クリーム添え
・連島ごぼうのサンドイッチ
・桃と生ハムのオープンサンド
・コーヒー、紅茶、ソフトドリンク(2杯付)

開催期期:2015年7月10日〜9月30日

店舗:kobacoffee 倉敷川店
住所/倉敷市本町5-27
TEL/086-425-0050
定休日/第2・4火曜日
営業時間/10:00〜18:00(O.S.18:00)

 

「Lien アフタヌーンティー」

倉敷美観地区にたたずむ町家造りの古民家。

この中にあるkobacoffeeさんでアフタヌーンティーを楽しめる。

       
 

岡山県立美術館での特別企画展『目の目 手の目 心の目 体感の向こうに広がる世界』に作品を出展しました

March 14, 2015


 

会場:岡山県立美術館

会期:2015年3月14〜4月19日(日)

月曜日休館 9:00〜17:00

展示作品 「おいしい食の記憶 〜お節〜」(映像作品)

「おいしい食の記憶 〜触る〜」(インスタレーション)

「おいしい食の記憶 〜匂い〜」(インスタレーション)

「おいしい食の記憶 〜味覚〜」Eco風土モニュメント+Eco風土スイーツ

ワークショップ:「和菓子のカラフルテーブルコーデイネート」 

 

ボックス

Eco風土スイーツは、くらしき作陽大学食文化学部フードコーデイネートコースの学生が中心となってつくられたもの。 Eco風土モニュメントは「日本料理しち十二候」のご協力によるもの

「くらしきスタイル」のテーブルコーディネート WS和菓子のカラフルコーデイネート風景

       
 

第18回文化庁メディア芸術祭 祝賀会の食環境プロデュースをしました

Feburary 3, 2015


 

2015年2月3日(火)に第18回文化庁メディア芸術祭の祝賀会が国立新美術館で開催され、昨年に引続きそのパーティの食環境プロデュースを手がけました。世界各国の受賞者や大使館関係者が集うこともあり、食としての日本文化を紹介するために「和食」でのパーティ料理を提供しました。今回のテーマは昨年度に引続き「節分」。
発泡日本酒「アクア」でのウェルカムドリンクなど、飲み物の構成や、献立の構成、装花、オリジナルの器を中心にパーティを組み立てて、日本料理店「しち十二候」の料理人さんとともに、盛り上げました。
名物の焼ごま豆腐や彩り野菜などのしち十二候らしいお料理や手作りの新作お菓子なども披露し、当日は料理人、着物姿の女性陣がパーティを彩り、青柳正規文化庁長官など、ご出席の皆様に日本料理をご堪能いただきました。

 

 

 

   
 

第17回文化庁メディア芸術祭 祝賀会の食環境プロデュースをしました

February 4, 2014


 

2014年2月4日(火)に、第17回文化庁メディア芸術祭の祝賀会が国立新美術館で開催され、そのパーティの食環境プロデュースを手がけました。世界各国の受賞者や大使館関係者が集うこともあり、食としての日本文化を紹介するために「和食」でのパーティ料理を提供しました。

今回掲げたテーマは「節分」。

発泡日本酒「アクア」でのウェルカムドリンクなど、飲み物の構成や、献立の構成、装花、オリジナルの器を中心にパーティを組み立てて、日本料理店「しち十二候」の料理人さんとともに、盛り上がりました。
名物の焼ごま豆腐や彩り野菜などのしち十二候らしいお料理や、手作りの新作お菓子なども披露し、当日は齋藤総料理長はじめ、料理人、着物姿の女性陣がパーティを彩り、上野文部科学大臣政務官や河村文化庁次長など、ご出席の皆様に日本料理をご堪能いただきました。

 

   
 

日本料理「しち十二候」が東京ステーションホテル内に初支店・丸ノ内一丁目「しち十二候」を オープン

October 3, 2012


 

昨年5月に六本木三丁目に“しち十二候”(しちじゅうにこう)がオープンし、早いものでもうすぐ1年と半年になろうとしています。そして、今回、十月三日にオープンする東京ステーションホテル内に、初の支店として、丸の内一丁目「しち十二候」が開店することになりました。

デザインプロデュースをお引き受けし、隈研吾さんとともに設計とインテリアデザインを手がけ、器のデザイン、コーディネート等にも引続き取組みました。ホール席、ラウンジ席では、 軽やかなコースを展開。 日本酒だけでなく国産ワインも多彩な取揃えでご自由にお楽しみい ただける趣向になっています。

鉄板焼カウンターでは、 島生まれ島育ち隠岐牛をメインに和のスタイルにて特上のお肉を。また、長年取り組んで参りました食養料理(= マクロビオティック) では有機無農薬野菜も存分にお楽しみいただけます。

食環境は、伝統と現代性の融合として、 和の空間を御簾で表現いたしました。光の透ける雰囲気の中、 穏やかにお食事をしていただけるよう居心地の良さを追求し、自然なイメージを感じていただくことができます。

丸の内一丁目「しち十二候

設計・インテリアデザイン/隈研吾建築都市設計事務所+向後千里デザイン室

代表・総料理長/齋藤章雄

食・環境デザイン、クリエイティブディレクション、コーディネート/ 向後千里(くらしき作陽大学准教授)

 

 
 
 
       
 

日本料理店 六本木三丁目「しち十二候」オープン

April 2011


 

春の訪れとともに、新しいお店“しち十二候”がオープンしました。
新店のデザインプロデュースをお引き受けし、内装、器のデザイン、コーディネート等を任され、年明け1月から取り組んでいたお店が無事オープン。ちょっとホッとしています。

店主は齋藤章雄氏。今回心がけたのは居心地のよさ。手すき和紙やしっとりとした漆喰のシンプルな空間に、花が華やかさを添え、枝物の木陰で季節の移り変わりとともに展開される旬の食材を使ったお料理を楽しむ趣向。食材と木々や花が、忘れそうになる季節の移り変わりを感じさせてくれると思います。季節が連続して変化していくように、献立もまた少しずつ変っていく様を五感で味わっていただければ嬉しい、というのが齋藤氏の思いです。

座敷や個室、卓袱台個室、カウンター席もさることながら、奥のテーブル席で気のおけないお友達と気軽にアラカルトや野菜料理、食養料理(マクロビオティック)をいただくのがこれからの楽しみ。そして、齋藤章雄氏がコンラッド東京の料理長だった時にプレゼントしたレシピ「黒糖プリン」も健在。器は今回新調して、新たな装いで楽しめます。

震災で酒蔵さんの中には全壊というところもあり、一時はオープンを大幅に見合わせることも検討されました。それでも、女将さんはじめ、副料理長の稲葉さん、崇弘さん、小栗さん、小林さんほかお店のみなさんと、施工会社、家具屋さん、工芸家、問屋さんなど、皆さんの応援のお陰で、かなり無理なスケジュールにもかかわらず、何とかソフトオープンを経てようやく5月にグランドオープンを迎えました。震災で被災された方々には、心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。

 
 
 
       
 

A Happy New Year 2011

新たな年を迎えて 2011


 

さて、新しい年が始まりました。

今から思えばあっという間に終わってしまったような2010年でしたが、よくよく思い返してみると、いろいろな活動をおこなってきました。

7月には昭和女子大学で開催された「よい食フォーラム&よい食ワークショップ」をプロデュースして、ワークショップ「食・コミュニケーションラボ」を開きました。(ご参加くださった方々、どうもありがとうございました。)

8月にはベトナムのホイアンで講演とワークショップを開きました。

9月にはベトナム・ハノイ近郊のドンラム村の重要文化財でのワークショップを行いました。そして、大学時代の恩師である高橋敦子先生によるおもてなしの本のためのコーディネート。(4月発刊予定)

コンラッド東京「風花」の新料理長が着任したこともあり、12月末にはGMのグレゴール氏にお会いしてご挨拶。

さてさて、今年はどんな年になるのでしょうか。

今年2011年がみなさんにとって素敵な年でありますように。

向後千里

 

 

Workshop in SWU

 

Hoi An

   
 

Food × Environment 

食の未来はどこへ続いていくのか?


 

”食”という言葉がカバーする領域は広い。

食の仕事と聞いて、食教育、栄養関係、農業関係、食糧関係、飲食店関係、シェフ、サービス関係、料理研究家?フードコーディネーター?デコレーター?と、様々な人が多くの仕事についている。で、私もまた、様々な活動を行っている。

例えば、四国の観光推進を目的に10月22日からホテル日航東京のオリーブ収穫祭×四国食材を用いたフェアでお料理や環境のサポートやアドバイスをしたり、11月1日から行われるコンラッド東京「風花」のモダンな四国をテーマとした郷土料理の開発や器のコーディネート。20年来のファンである砥部焼作家の池本さんとの器制作コラボレーションは非常に興味深いことだし、オリジナルで漉いていただいた和紙も素晴らしかった。

地元の生産者、工芸、農業、漁業の方々との会話や、東京でお酒の試飲会を開いたり、オリーブ、青いレモンのフレッシュな味わいも大変興味深く、たくさんの人に出会い、その方達にパワーをいただいた。もともと四国に住んでいた私にとっては、非常にうれしいプロジェクトで、四国をもっと知って欲しいの一言につきる(詳しくはwebダカーポ掲載予定)。

 一方でベトナム・ドンラム村の精進料理の復元活動がきっかけとなり、通常の”ヶ”の日はベジタリアンになる通称”夜ベジ”。栄養面と体調面に加え、生活にリズムが欲しくて続けている。一部を雑誌でも発表をさせていただいています(HARuMO)

と、人や物(器や食材、調味料)のコーディネートもすれば、デザインしたり、メニュー開発や製作もしている。プロデューサーなのね。という人もいれば、コンサルね。という人もいる。あるいは本を出しているので料理研究家?でも、クリエイターでもある。

要するに食の仕事は煩雑で多様、食べればなくなるが、エネルギー源としても、心のためにも重要だから、いろいろな仕事が生まれる。足りないところを補う担当が私の活動範囲ともいえる。

先日、スペインのカナリア諸島、テネリフェまで、デジタル・アート・カンファレンス"Espacio Enter"に出かけてきた。"マドリード・コシード"が作った縁である。スペインのティピカル料理の話で盛り上がり、ついに出かけることに。世界は広いことを久し振りに感じた出会いだった。(詳しくはwebダカーポで。)

 
Espacio Enterが開催されたTEA美術館はスペインのカナリア諸島テネリフェ島にある。設計はヘルツォーク&ド・ムーロン。(上写真はエントランス)
 
       
 

Art Life

自由な発想で、自分らしい生活


 

19世紀イギリスのモダンデザインの先駆者ウイリアム・モリス(1834-1896)が、芸術家が大衆を軽んじたことに疑問を感じて、 芸術を生活の中へ…という活動がありました。 日本でも、岡田隆彦氏が『芸術の生活化』という著書の中で、 生活にこそ芸術があることを説かれています。

今の私たちの生活はどうでしょう?自分で良いと考えられるもの。自分が心地よい。そういう生活をしていますか?

「基準は地球の中の自分」

生活に工夫や潤いを。そんなことを考えて昨年から取り組んでいるのがArt Lifeです。 ぜひ参考にしてみてください。私も日々の生活を大切にしようと頑張っています。

そして、 私の一番の関心はヘルシーエコ。

子供の頃、みかん山のふもとで育ったせいか、昔から植物好きです。自分で育てていると、感じることもたくさん。アトリエは植物でいっぱいです。だから、 東京なのに、周りには虫や蝶がたくさん。自然と生態系ができるようです。

“衣、食、住、プラス農” ハーブやベリー、トマトやいちじくなど、食べられるものをちょこちょこ作って、 イメージは東京の田舎暮らしです。

Chisato Kogo

 

 

   
 

食事バランスガイド

〜楽しくヘルシーな食生活を〜


 

みなさん、ごはんをちゃんと食べていますか?

バランスよくごはんをたべると、

ずーっと楽しく健康でいられますよ。

いつまでも楽しく健康な生活をおくるためには、「食」がとっても大切。でも、何をどれだけ食べれば健康で楽しい生活が送れるようになるのかな。。。バランスって、どうやって保てばいいのかな。

このコマは、そうした悩みに答えるために作られました。このコマでは、1日に食べる食事量の目安が示されています。食べる量のバランスが崩れると、コマは倒れてしまいます。そして、このコマには、数を数えるときに使う「つ」という単位が使われています。それぞれの料理が、「いくつ」になるかを知って、毎日の食生活に活用してみましょう。もちろん適度な運動と水分の補給も欠かせませんよね。

 
   

「何をどれだけ食べればよか」という指針を示す「食事バランスガイド」が、2005年に農林水産省と厚生労働省によって作成されました。そこで、2006年に農林水産省の補助事業として展開された「小売業や外食産業等におけるモデル実証事業」において作業部会委員を務め、現在は、にっぽん食育推進事業「外食、小売業等における普及・啓発事業」の作業部会委員を務めつつ、「食事バランスガイド」の普及活動に力を注いでいます。

この普及活動の一環として「食事バランスガイド」のDVDを制作しました。健康や栄養というイメージは、ともすると地味な印象を与えますが、理解しやすく、かつカワイくておしゃれ、そして健康で楽しく美味しく食べられるように工夫しました。スーパー・外食店等で放映されている際にはぜひご覧ください。

 

器無形文化遺産としての食文化の保存活動

ベトナム ハノイ郊外ドンラム村 ミア寺の精進料理・復元プロジェクト


 

ベトナムのハノイ郊外ドンラムは日本国文化庁の協力により、2005年にベトナムの農村集落保存第1号として国指定文化財となりました。その村の象徴であるミア寺は、17世紀鄭壮皇帝の公女により庇護され、皇室の行事に際し、精進料理が供されました。今回、この協力チームより依頼があり、伝統ある食文化を復元・復興し、実際に食体験ができる場を作ることを目指して、調査活動に加わりました。ベトナムは、稲作文化の導入から独自の食文化を形成するという、日本と共通した歴史的背景を持っています。その場のもつ文化性や伝統を反映させつつ、新たな試みにより永続的な存在として特徴づけることを目的として頑張りたいと思います。

 

 
  ドンラム村の路地裏  photo by Chisato KOGO
 
      ドンラム村 入口の門  photo by Chisato KOGO
 

器デザインおよびコーディネート

コンラッド東京 和食レストラン「風花」


 

もうすでにお聞きおよびの方も多いかと思いますが、2005年7月にオープンしましたコンラッド東京の和食レストラン「風花」において器のコーディネートとデザインを手がけました。これまで様々なメディアを通じ、日本料理を中心に、「おいしさ」の心理的側面から食文化に対するアプローチをしてきました。今回は、さらにレストランという食空間でトータルな「おいしさ」を実感していただくためのコーディネートを心がけました。オリジナルの美しい器が並んでいます。「風花」にいらっしゃった際には、空間と料理と器が奏でる調和を楽しんでいただければ幸いです。ぜひ、皆様、足をお運びになっていただき、叱咤激励をお願い致します。

コンラッド東京 28F『風花』(KAZAHANA) 日本料理[懐石割烹・寿司・鉄板焼]

 

 

 
   
  photo by Chisato KOGO