Crusor
世界初の「Crusoe」搭載パソコン VAIO C1VJ レポート

もう、ノートパソコンは買わないな!などと心に決めていたのに。。
買ってしまいました。世界初のCrusoe搭載パソコン。あのLinuxの生みの親、リーナス・トーバルズ氏もその社員として名を連ねている「Transmeta社」のCPUを搭載したパソコン。「VAIO C1VJ」

で、せっかく買ったんだし、その目的1として見せびらかすという活用をしてみたい。(笑)

パソコンを買って、「うれしい」気持ちなのは久しぶりのような気がするぞ。。
はたしこのVAIO、SONY製品の通例り良く故障するのか?
Crusoeはどの程度の処理速度を備えているのか?
バッテリはどれほど持つのか?
そしてWindowsMEはいったいどれほどお節介なのか・・・・
数値的な評価は雑誌やwebにまかせるとして、実用上での「実感」で評価してみるとします。
Z505の上に載ったC1VJ
Z505JLの上に載せたC1VJ


その後の拡張&連続使用レポート

  1. Lバッテリを追加
    自宅の往復時、毎日C1とACアダプタを鞄に入れているので、鞄の中身がゴロゴロするな。。。
    というわけで、アダプタを持ち運ばなくて良いように、ACアダプタを会社にもう一つ置くか、 大型バッテリーを追加するか悩んだ末、取り寄せが面倒くさいので在庫のあるLバッテリー(25000円)を購入しました。

    これで実質4時間〜5時間の駆動時間が確保されたので、極端な話、ノーマルバッテリも持ち歩けば 合計で7時間は無充電で使える!わけです。。。。でも旅行に行かないとそういう機会はないですね
    しかし感覚としては本体が結構重たくなったので、ACアダプタにするべきだったか?と後悔(笑)
    鞄の中身は整理できて、バッテリとACアダプタの重さ合計は差し引きわずかに軽くなったけども。

    やはり1Kgを切った状態でないとC1ではない!ような気がするなぁ。

  2. Lバッテリその後
    Lバッテリの追加後、1週間ほど使ってみました。
    確かに重くなったが、良くなった点がひとつ。それは当たり前だけど、バッテリの残量を気にしなくなった
    まだ1日で5時間も消費してしまう機会に恵まれないのだけど、
     ・行き帰りの電車
     ・会社でサブマシンとして利用
     ・打ち合わせで使用
    ぐらいでは全く問題ありません。液晶のバックライトをやや明るくしても残量を気にしなくてもよいのは、 ホントに精神的に楽で良いです。(笑)

  3. P-in Comp@ct でPHS通信!
    会社のP-in comp@ct を貸してもらえることになったので、これも普段持ち歩く事にした。
    はたして、どこでもPHSは繋がるのだろうか????
    結論からいうと、都内なら、かなり使える! と思います。というかだいたいどこでも繋がります。
    速度もこれなら問題ありません。電車でも速度が遅ければ移動中もイケます
    個人的にH”inが欲しくなってきた。。。。
    これで通信装備は、
     ・内蔵モデム
     ・携帯電話(USB接続)
     ・LANカード
     ・PHS(PCカード)
    と、できるものは全てを利用できる状態に(笑)

  4. C@rd H" 64 でPHS通信! 2001/04/28
     会社から借りてたP-inが帰っていったので、今度はやっぱエッヂでしょうってことで Card H" 64 を購入。 基本料金で約2時間の通信料込みが3,000円(年契約だと2,550円)らしい。
    幸い、契約プロバイダだと、全国共通アクセスポイントなら昼間は一律1分10円らしく、これは面倒くさくなくて良い。
     しかもエッヂは、プロトコル変換を通信センターがやってくれる設定もあるので、 通常のISDN用アクセスポイントにそのままダイアルアップ出来る! これは良い。
    しかも、良く繋がるし、乗り物で移動中でも切れにくい。
    LOOXはH"-inモデルだと、PHSが交換できないしな・・・と思っていたが、これでいいじゃんか!

  5. ハードディスク、ちょっとだけうるさくなってきたぞ 2001/05/01
    妻がこたつパソコンとして使っているZ505もそうだが、ここ数日になって、ハードディスクの音が少しだけ大きくなってきた。エラーが出るわけではないのだが、やっぱ持ち歩くとこうなるのか??ソニー。
    C1はさほどではないが、Z505のHDDの音はシャラシャラと結構気になる。。

  6. Motion Eye がぐらぐらする〜〜 2001/05/12
    どうやら持ち運びの時にどこかに当てたか、強く握りすぎたのか、気がつくとMotion Eyeの付け根が グラグラするようになってしまった。
    そこでなんとかねじをはずして、自分で直そうかと、チャレンジしてみたが、簡単には開けあられないしくみに なっているらしい。修理に出すのも何だし、しばらくはこのままだ。
    考えてみると、液晶を開け閉めするときに一番手で持ちやすい場所についてるんだよな〜。
    その後、分解して修理しました。

  7. DVD再生に挑戦 2001/05/15
    自分で購入したのではないのですが、某FIVAユーザーがDVDドライブを購入したので、そのドライブをお借りして DVD再生をやってみました。
    ドライブとインタフェースカードはCASIOとかいてはいるが中身はPanasonic製品。
    再生に使用したソフトは WinDVD2000、PowerDVD、Software Cinemastarの3種。
    結論からいくと、いずれのソフトでも再生できました。全くコマ落ちしなかったのはWinDVD2000。
    そのほかのソフトでは、CPUのクロックを600MHzに固定しないとこま落ちします(泣)。 おそらくビデオカード(Rage Mobility-M1)の動き補正機能をうまく使えているのはWinDVDのようです。が、これはこのVAIOの場合であって、これがFIVAでは、PowerDVDの方がまともな再生を行っていました。
    いずれにしても、Crusoeの600MHzでは、限界に近い性能であるようです。

  8. Crusoeの弱点1 Java&Javascriptが遅い 2001/06/10
    なんとなく以前から感じでいたのだが、JAVAゲームを実行してやはりそうだとわかった。
    明らかにJavaは実効速度が遅い。それもかなり!まるでスローモーションだ
    それから、JavaScript(IE5.5で確認)も遅い。クロックの半分以下ではないのか??
    Perl for win32もインストールしているが、こちらは、それなりで遅くはない。

  9. メモリ増設 2001/4/29(書くのを忘れてた)
    書き忘れてましたが、メモリを64Mb増設しました。これで合計192Mbです。
    確かツクモかどこかで6000円か7000円で買いました。純正ではありません。
    メモリの増設の結果、最初はあまり効果が無いなぁとおもっていたら、 WindowsMEはデフォルトではディスクキャッシュには16Mまでしか割り当てない ということがシステムモニタでの点検から発覚!
    これでは宝の持ち腐れなので、system.iniに
    [vcache]
    maxfilecache=65536
    
    を記述。(win98で使う手口ですね)
    意味は 最大ディスクキャッシュサイズは 65536Kbyte (約 64Mbyte)
    これで、あまったメモリはディスクキャッシュとなって、ディスクアクセスが減って快適になりましたとさ。
    メモリを増設した代償として、少しではあるが発熱が増えて、消費電力が増えたようです。

  10. MOTION EYEで長時間動画撮影 2001/7/29
    先日、真夏の炎天下、しかも屋外で、C1VJを使って、2時間の動画録画を行いました。
    C1では320*240*30コマ/秒の動画が撮影できるので、これを使って屋外コンサートを撮りました。
    デフォルトで約3.6GあるDドライブが満杯になるまで撮影。画質をスタンダードモードで撮影した結果、 約30分ごとで1Gbyteにファイルを区切って(というか、ノンストップではこのあたりで強制的に停止してしまう)撮影しました。
    この間液晶のバックライトは暗い目に設定したおいたので、Lバッテリを約45% ほど消費した程度で済みました。
    マイクの録音レベルがいい加減だったので、音はかなり割れた状態(泣)
    これを後ほどTMPG Encを使ってMPEG1に変換し、CD-R1枚に納めてみました。
    画質は良くありませんが、こういう事もできるっていう例ですね。ははははは。

  11. 標準バッテリの疲労
    購入してもうすぐ1年が近づいてきました。ここ1,2ヶ月で気になること。
    標準バッテリーの持ちが悪くなってきました。初期状態の6割〜7割といったカンジでしょうか。
    2時間は持ちません。完全放電<>満充電を何度かトライしてみましたが、改善されません。
    一時期標準バッテリを置いたままにしてLバッテリばかりを使っていたためでしょうか??

  12. 1年後のC1
    購入から1年以上たちました(2002/01月現在)
    Lバッテリを使うようになってからは、普段はずっと「スタンバイ」状態で寝かせていて、 必要に応じてすぐスタンバイから復帰という使い方をしています。
    メモリの内容をHDDに書き出す「休止状態(スリープ)」は使っていません。思ったほどスリープでもバッテリが消費されないのと 復帰が早くないからというのが理由。あと、スリープからの復帰に失敗することがある(笑)。
    その後の使いこなし上でのノウハウなどを書いてみたいと思います。
    1. スタンバイさせるときはネットワークを切断する
      会社と自宅で2カ所のネットワーク環境をいったり来たりする中で、ネットワーウカードを 付けたままのスタンバイ<>復帰はどうも失敗する確率が高いということがわかったので、
      必ずネットワークカードを抜いてスタンドアロン状態にしてからスタンバイさせるようにした。
      当然、C@rdH"も抜いてスタンバイに。
       まあ、それでも時々失敗して復帰しない(笑)ダメOSだね。
    2. Lバッテリーはなかなか使い切ることが無いけど、なるべく使ってから充電するようにしてる
    3. 重さを考えると、標準バッテリを2本用意して、交互に使い切って交換しながら使うのがベストかも しれません。なかなかLバッテリを使い切る機会がありません(笑)
    4. プログラムはなるべく終了させてからスタンバイに入る
    5. MP3を長時間再生したりするためにパワープロファイルを作ったりしました。
    6. ハードディスクの物理的エラーはいまのところナシ。
  13. まあそんなところかなぁ。OSをWin2000とかXPに入れ替えるつもりは今のところナシ。

  14. カバンごと落として、、割ってしまいました!(2002/09/30追記)
    休日出勤の帰り、網棚からカバンをおろすときに、つい、手元まで来たカバンを、持ち手の位置を間違えて、 電車の床に落としてしまいました。VAIOが入ったまま。
    ちょっと固い音がしたので、カバンを開けて起動してみたのですが、問題なし。。。。
    しかし電車を降りてから良く見たら。。。(泣)

    やってしまいました。  何と、本体で一番細いところを。ここにしわ寄せが来たかぁ。とりあえず、接着剤で接着して 様子を見ているところです。やっぱり、落とすのねえ。

    さらに。
    良く見たら、本体側もヒビが入っていました(泣)
    思ったよりも重傷です。どうしよう・・

  15. そして購入から2年が経ちました。
    crusoeのCMSがバージョンアップして、キャッシュを24Mに増やしたVAIO U3 が発売になりましたね。
    C1のヒンジも割れちゃったし、TM5800/933MHzはどんなものか。。という事で購入してしまいました。VAIO U3

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