VAIO C1の液晶パネルを半分解する
カバンに入れていたら、Motion EYEがぐらぐらして来たので、これを直すために、液晶パネルを分解してみることにした。
おそらく回転するMotion EYEの付け根のねじがゆるんでいるであろうという推測の元に(笑)。
- まず、パネルの4隅にあるゴムの小さい蓋(液晶を閉じたときのクッションを兼ねているが、実は中にネジが隠されている)をはずす。
一度はずしてみたものの、これだけではどうやらパネルの枠は外れないらしい。
液晶パネルの枠は、ちょうつがい部分まで一体化しているようなので。ここを分解しないことには先にすすめない。
- そこでホームページで誰か分解したレポートなどがないか捜すと、本体の分解&HDD交換のレポートは見るが、なかなか液晶パネル側を分解しているものは見つからない。
- しかしその中に、パネルの付け根のちょうつがいの部分を分解しているのを見つけた。
ちょうつがい部分はどうやら両側からはめ込みで蓋をしているようで、そこをなるべく傷つかないように手でこじ開けて分解すると。。
はずした蓋の内側。単純にすこし出っ張った爪で引っかけているとは。。しかし力技ではずすには恐かった。
- さて、ここを分解できたところで、パネルの内枠と外蓋の隙間に細いマイナスドライバーを入れて、
「爪で引っかけている部分をはずす
ちょうつがいの部分も右側はすんなりと外れたが、左側がかなりきつくはまっているのか、外れない!
- よく見てみると、どうらやら、左側は、爪で引っかけているのではなく、それ自身がちょうつがいの一部となっている。
これは斜め外向けにドライバーを使ってやっとはずしたところ。
わかるだろうか? この矢印の補助線のようにはめ込まれていたのです。
これは完全にはずしたところ。
- さて、これが完全に内側の枠が外れたところです。
4隅のネジとちょうつがい以外に、10ヶ所ほどが爪で外側のカバーに止められていました。
大変だったのは(2)の左側。
しかし後からよく考えれば、(1)の右側の、ちょうつがいを止めているネジをも完全に分解してから
パネル全体を左側に向かって引き抜けば、力技も使わなくて済んだのではないか???と思いました。
- さて、ここまで来て、やっと目的のMotion EYEの付け根に到達してみると、やはりネジが緩んでいました。
赤丸の部分がネジです。しかし、ピンぼけだ(笑)
- しかしまあ、よくこのスペースにこれだけ部品を詰め込んだなぁ。と関心しました。
ネジのすぐ横には、マイクがありました。どうやら無指向性マイクらしく、パネルの両側から音を拾うように穴があいています。
- 右側はモーションアイの回路と思われる基盤が。
MotionEYEなんて名前を付けてるが、何のことはない、7,000円ぐらいの安物デジカメを内蔵してるだけだよな。
- あとは逆の手順で元通りにして作業はおしまい。
そういうわけで、たかがネジを一本締めるだけなのに、えらく時間がかかってしまいました。
2001/05/18
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