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風を追いかけて Sep.2

 今夜も「ドリームつばめ」。…気が付くと八代----はいいのだが、時刻は2時17分。「しまった、寝過ごした」上りホームに、すでに博多行「ドリーム」の姿はない。


 こういう時、あわてても仕方ない。
 善後策を考える。朝いちの「有明」でも、そんなに遅くはならないが…どうも気が進まない。上り「ドリーム」は次の熊本で長時間停車なので、タクシーを飛ばせば間に合いそうだ----しかし約30km。相当の出費である。
 取りあえず駅を出て、さらに考えた末、寝ている運転手を起こして、タクシーで熊本へ。1時間弱、9340円也。こんな事なら、素直に博多でホテル泊まりにしておけばいいようなものだが、成り行き上こうなったのだからやむを得まい。熊本で無事「ドリーム」をつかまえ、早朝の博多へすべり込む。9月2日、今日は何やらただならぬ1日になりそうである。誰もチップを入れない、駅構内のチップ制トイレで顔を洗い、大濠公園〜平和台陸上競技場へ。本日午前は男女競歩の観戦である。

 7時、男子20KMWのスタート。ロケハンという感じで、大濠公園のコースに出る。80-200mmで撮ろうかと思っていたが、バックの処理とか周囲の人垣とかを考えるのがうっとおしくなり、さんにっぱで頑張ることにする。

 今回のユニバーシアード・陸上競技の中で、次の女子10KMW、「世界レベルのメンバー」という点ではピカイチの種目である。まあ、いかんせん「マイナー種目」(と思われている)だし、土曜日の午前という妙な日程ではあるが----それにしても、もう少し観客が多くてもいいのでは。入場はもちろん無料なのだし。

 予定より遅れて、9時30分、女子10KMWのスタート。今日は曇り空で、サングラスをかけている選手が皆無なのは、結構なことである。




曇り空ではあるが、朝から蒸し暑い。
大濠公園のコースに出ると、シドティ(ITA:180)とジョルダノ(ITA:177)、グンメルト(GER:137)が先頭集団。
続いてフェイトル(POR:303)、ラマザノワ(RUS:347)、アリュシェンコ(RUS:329)といった展開。

E.Perrone(ITA:177),A.R.Sidoti(ITA:180),B.Gummelt(GER:137)

L.Ramazanova(RUS:347)



グンメルトは旧東独の陸上選手中でも一二を争う美人選手として、一部では非常に有名な選手である。
私と誕生日が近いこともあり、個人的に応援している選手だったりもする。



Elena Saiko(RUS:349)

Valentina Tsibulskaya(BLR:23)



サイコはロシアの中堅選手。ロシアの競歩・選手層の厚さは恐るべきもので、
オリンピックあたりでは、代表になる方がはるかに難しいのだから、
A.イワノワがマラソンに転向したのも、むべなるかな。

ツィプルスカヤは決して美形ではないが、レース中の表情が素晴らしかった。
「あーいい表情しとるなあ〜」と思いながら撮った写真。

Nina Alyuchenko(RUS)




レースの結果。シドティが1着、以下ジョルダノ、ラマザノワ、フェイトル、グンメルト、アリュシェンコ…で、
サイコは9着、ツィプルスカヤは10着。珍しくも失格者なしのレースだった。

Anna Rita Sidoti(ITA) Winner

Larissa Ramazanova(RUS) 3rd




レース後の表情いろいろ


To Be Continued...
Women's HJ Final

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