Home '95UnvHome PreviousPage


These Are Days... Sep.3

 9月3日、いよいよ大会最終日を迎えた。
 しかしながら、こちとらは一応5時台に目を覚ましたものの、さすがに福岡ドームまで行く気力はなかった。テレビのスイッチを入れたまではともかく、次に気が付くと、騒然としたマラソン・女子のゴールが映し出されていた。まさか、あんな大騒ぎになっているとは知らなかった。詳細は、例によって帰宅後のテレビで知ることに。

 それでも10時頃にはチェックアウト。FUKへ。今日はリレーと男女1500M決勝、それに男子のLJ、女子のやり、だけなので、競技はいつもの午睡の時間に行われる。というわけで、FUKからの会場直行バスもしばらく動かない。仕方ないので、タクシーの世話になる。今回、かなりタクシー利用が目立つのは、困ったもんだ。

 日曜日とあって、さすがに今日は人が多い。しかしまあ、同じ見るなら別の日の方がいいのに、と思わないではない。開門時の混乱に乗じて、チケットの半券を残したまま入場。一枚ぐらいは完全な状態のチケットを残しておきたかったんで(カパプーがかわいい)。

 ちなみに、私はたいていの会場へは開門前に行くようにしている。これはひとえに場所の確保のためで、前の方に座った場合、すぐに機材のセッティングもやってしまう。というのは、周囲に「ここででかいレンズを使いまっせ〜」という意志だけは伝えておいた方が、あとあと面倒が少ない、というか、「後から来たやつに文句を言われる筋合いはない」という気はするので。



Women's 400MR


男女の4×100MRの中で、私としてはロシア女子のアンカー、レバチェワが注目の選手
何とか2位に入ったのは、たいへん結構なことである

1st USA 2nd RUS 3rd NGR
それにしてもレバチェワの額は目立つ
なかなかノーブルな雰囲気、というと、ほめすぎか


Women's 1500M Final


Pic of The Day
Yumi Sato(JPN:215), Gabriela Szabo(ROM:314), Angela Davies(GER:126)


Lilia Vasilevskaya(RUS) DNS
ワシレフスカヤは途中棄権…


Gabriela Szabo(ROM) Winner
中距離2冠のサボー



Szabo, Juliane Henner(USA):2nd, Angela Davies(GER):3rd

Women's 1600MR
例によって、大会の最後を飾るのは4×400MR。





ウクライナの第2走者、ツゥベルドフレフ(393)は夫婦で参加したが、
帰国後間もなく、夫君を事故で亡くすという悲劇に見舞われた
この大会が、いつまでも、いい思い出であってくれたらなあ、と思わずにいられない



心配そうにレースを見守るドイツチームの面々

ウクライナはアンカーのルラクがドイツをかわし、3着

ロシアは何とかアメリカを振り切り、1着。めでたしめでたし
1st RUS, 2nd USA, 3rd UKR

 男子の方は、大騒ぎをした割には大した事はなかった。まあ全体としては「史上最高」に近い成績を残した日本チームだが、厳しい言い方をすれば、あの程度でもあれだけ注目してもらえるのだから、----いろいろあるにせよ----ずいぶん恵まれた環境であるなー、と。

 16時台にはすべての競技が終了。ルーマニアは女子のやりでも1-2で、終盤でメダルを稼いだ感じ。

 陸上競技のフィナーレとしては、まだまだ明るい時間であるが、さすがに感慨はある。何しろ6日間、完全ではないにせよ、ずっと付き合ったのだ。私に残されたものは、異様な焼け方の肌(表側だけが真っ黒で、皮までめくれたが、手のひらで云えば小指のあたりから裏にかけては真っ白)と、72本の使用済みフィルム。

 夕暮れのFUKから、JAL318便・DC-10-40で帰路につく。眼下に、6日間を過ごした博多の森陸上競技場を見ながら----"These Are Days"を口ずさんだ。(完)



Home '95UnvHome PreviousPage