2026年1月1日,第142号


 1995年8月に創刊した豊作通信。昨年8月で30周年を迎えました。
 はじめは毎月の刊行を目標にしていましたが。いまではすっかり年報に。それでも気力、体力が続く限り、細々と続けていきたいと思っています。

熊騒動で暮れた一年
近所でも頻繁に目撃

 昨年は全国でクマが多く出没し、年末には『熊』が今年の漢字に選ばれるなど、落ち着かない一年でした。

 前年はドングリが豊作で熊の数が増えたのに対し、今年は凶作だったため、餌を求めて里に下りる熊の数が増えたのも一因とみられています。

落合や泉町など、近所でも何度も目撃されて、学校や保育園、スポーツセンターにも出没し、各種行事も中止になるなど、今でも熊よけの鈴を持たないと安心して散歩に行けない状況です。

 熊は餌を求めてさまよっているだけでしょうから、駆除が続くのは胸が痛みます。早く冬眠してくれるのを願っています。


正寛のネイチャーウォッチング(76)
〜畑でモズが巣立った!〜

 キィーキィーキキキキ…。こんな高鳴きで知られるモズ。山形市の自宅付近で頻繁に見られる野鳥の一つだ。全長20cmほどと大きくはないが、精悍な顔つきや茶色い体、クルクルと尾を回すしぐさなどから、見分けるのは難しくない。「小さい秋見つけた」「もずが枯れ木で」といった童謡に歌われているため、自分の中では秋冬の鳥という印象が強かった。だが、ここでは一年を通して見られる。

 由佳ははじめ「昔は見なかった」と珍しがっていたが、今では「またカエルのはやにえがあった」と報告してくる。隣人に聞くと「庭木で繁殖したことがあった」と言うので、最近はしっかり定着しているようだ。

 そんなモズが昨夏、なんと裏の畑の木に巣をかけて繁殖した。厳密に言えば隣家の木なのだが、小さな水路をはさんですぐの所にあり、観察はむしろこちらの畑からしやすい。木の繁みに何度も出入りする成鳥に気づいたのがきっかけで巣らしいものが目に入り、やがて首を伸ばして親から餌をもらうひなの姿を確認できた。どうやら4羽ほどで、すでに羽も生えそろっているようだった。

 親は巣へ餌を運ぶばかりでなく、近くの木やビニールハウスのパイプなどに止まって周囲を警戒していることも多かった。キリキリとしきりに鳴いているのに気づき、あれ?と周囲を見渡すと近くにネコが忍び寄っていた。必死でネコを威嚇していたわけで、私が追い払ってやり、共同防衛が成立した。

 巣立ちまであまりかからないとは思っていたが、数日後、隣人から「巣立ちびなが庭に来ていた」と教えられた。巣を確認すると、確かにひなはいなかった。ひなはさらに数日、巣のあった木やその近くの木に出入りを繰り返しつつ、少しずつ行動範囲を広げ、やがて新天地を求めて姿を消していった。

 キィーキィーキキキキ…。この冬も自宅の周りにはモズの高鳴きの声が響いている。


2025年を振り返って

実里は…
 現在の会社にはクリスマスに入社した為、年末は入社して〇年経ったのか...と考えることが多いです。

 今年は入社して丸6年、弊社の期首である11月に昇格し、入社時に目標としていた職能資格に到達することが出来ました。昨年の資格取得と共に、入社時に自助努力でできそうだと定めていた目標をこれでひと通りクリアした形になる為、今はひとまず達成感でほっとしています。

 聞かされていた予定が変更になったりと来年以降の職場状況はまた大きく変化しそうですが、目の前のことに着実に取り組んでいきたいです。

 私生活はここ1、2年自分自身をモニタリングしながら取り組んできた諸々(家事や清掃の頻度ややり方、お金の使い方など)の丁度よさが定まってきました。それによって出来た余裕の分、来年は計画を立てて旅行をするなど、ここ数年の惰性ではないことに挑戦したいなと思っています。

田朗は…
 社会人になって5年が経とうとしている。職場に年齢と社会経験ともに後輩と呼べる存在ができ、気付けば課内でもベテランの部類になってしまった。毎年の大まかな流れこそあれど、新しい事業や既存業務の変革が求められ、忙しなく一年が過ぎたように感じる。

 特に、小学生を相手に話をする機会が増える中で、大人であろうとする意識が強くなった。大人の言うことを鵜呑みにするなとはいうものの、年上の者を信用していない小学生が所感としてかなり多い。教育現場では言うことを聞かない子どもが増えていると言われるが、私は言うことを聞くに値しない年上が同様に増えていると思えてならない場面を度々見た。自分は子どもから見て言うことを聞くに値する年上、すなわち大人でありたいと思う。

 昨年はもっぱら室内でのものいじりが休日の日課であったが、この一年で外へ魚釣りに出かけることが休日の楽しみの一つになった。海に出るには時間がかかるが、歌う機会が減っているので運転中は遠慮なく声が出せるし、魚が釣れればそれが晩御飯になる。水中に針を沈めてじっと待ち、小さな魚の繊細な反応を捉える釣りが性に合っているようだ。


穂香、大阪・関西万博に思う
 2025年も残りわずかとなった。戦後80年、日本初女性首相の誕生等、今年のトピックスはいくつも思い浮かぶが、関西に住まう者にとって最も深く胸に刻まれた出来事といえば、やはり「大阪・関西万博」に他なるまい。

 その船出は決して順風満帆とは言い難かった。嵩む建設費や土壌汚染への懸念。一時は冷ややかな世論に晒されていたが、開幕と同時に潮目はいつしか静かに、しかし確かに変わってゆく。

 実際に足を運んだ人々の熱を帯びた言葉に誘われ、また会場内の造園に携わった義父の縁も手伝って、私も会場へと足を運んだ。目に映ったのは、まさに「壮観」の一語に尽きる世界だった。そこは国境を越え、人々の文化と英知が交じりあっていた。ドイツが示す循環型社会構築への真摯な取り組み、アラブ首長国連邦の宇宙開発への目覚ましい熱意、ITERが進める核融合エネルギー事業…そのほか訪れたことのある馴染みの国も、初めて知る国も、各国・各国際機関が未来のために様々な活動に取り組んでいることが分かる。

 また人気のパビリオン全てを巡ることは叶わずとも、その独創的な建築美を眺めながら歩くだけでも心が躍る。何より感動的だったのは、老若男女、国籍を問わず、人々が一つの体験を共有し、感動を分かち合うその姿ではないだろうか。音楽や技術革新、美食に、言葉の壁など存在しないことを肌で感じさせられた。

 思えば、世界各地で排他的な「自国優先」の風潮が散見される昨今だ。だからこそ、あえて視線を外に向け、異なる文化や価値観に触れ、理解を深める場が求められるのではないだろうか。この万博が結果的に多くの人に迎え入れられたという事実そのものが大きな意義を持つと感じる。違いを認め合い、互いを受けいれ、それを未来への糧とすること。万博は、私たちに「共生」という普遍的な命題を改めて問いかける、得難い機会となった。


畑仕事2025
直売所の売上倍増
 昨年の売上は7万円台だったので。今年の目標は10万円と設定していました。売れるものはひたすら売るように努めたところ、なんと13万円を越える売上となりました。
 梅やイチジクなどの果物の収穫が多かったのと、認知度が上がってきたのが要因でしょう。来年はここまで収穫できないと思うので、また、のんびりと安全な野菜を提供していきたいと思います。

柿の苗2株購入
 以前は畑や庭に何本もあった柿の木ですが、一本もなくなってしまったので、3月に平核無の苗を2株購入して植え付けました。実がなるのはまだまだ先のようですが、楽しみに育てていきたいと思います。

初めて植えたスイカとメロン
 夏野菜の苗を買いに行き、小玉スイカがたくさん実るスイカの苗を見つけたので、『甘小丸』という品種と『種が気にならないスイカ』という品種の苗を一株ずつ購入して植えてみました。
 また、メロンは育てやすく、たくさん実るという『ころたん』という苗を一緒に買って植えました。
 趣味の園芸、野菜の時間を参考に育ててみたところ、スイカは30個以上、ころたんも予想外に大きな実が3個実りました。来年もまた挑戦してみようと思います。


正寛&由佳 鬼怒川温泉
積雪の東武ワールドスクエア
 12月3日東京に行っていた,正寛と東京に向かう由佳で宇都宮で落ち合い、鬼怒川温泉に行ってきました。ホテルはよく東京でコマーシャルをしていたホテル三日月。なんと1泊4食(チェックイン前後のランチ付)のオールインクルーシブです。
 初日は鬼怒楯岩大吊橋方面に散歩に行き、流れる温泉プールで遊びました。平日だったので。食事もプールも温泉もゆったり。ちょうど、クリスマスデコレーションが始まった頃で、ロビーや夜景もきれいでした。

 二日目は、由佳がぜひ死ぬまでの間に一度行ってみたかった東武ワールドスクエアへ。朝予想外にも雪が降り、ピラミッドやギリシャ神殿など、ありえないところに雪が積もっていて、面白い風景になっていました。
 驚いたのは、そんな歴史的建造物の中に、山形の田麦俣の民家があったことです。これを見た瞬間、ぜひ田麦俣に行かなくちゃ、と決意した由佳でした。
 園内をゆっくり見たら一周2時間。行った甲斐がありました。

段々ロングなひな祭り
 今年のひな祭りは、3月8日に東根市の段々ロングひな祭りに行ってきました。広い体育館一面にしつらえられたひな壇にひな人形が勢揃いしている様はまさに圧巻でした。
 また、3月4日には料亭亀松閣でひな祭りのランチ会が開かれ、山形舞子さん、芸妓さんたちの踊りなどを楽しみながらランチ懐石をいただきました。正寛と由佳も舞子さんたちと一緒に写真を撮ってもらうことができました。
 雛人形も、徳川御三卿である田安家由来の雛人形など、貴重な人形が展示され、所有者の方に説明も聞くことができて楽しく過ごすことができました。やはり、山形のひな祭りは格別です。

ティラノサウルスレース見物
 以前、ネットで動画を見てとても楽しそうだったティラノサウルスレース。4月29日に山形県民の森にも来るというので、正寛と由佳で行ってみました。
 雨にもかかわらず、会場は色とりどりのティラノサウルスでいっぱい。レースも楽しかったのですが、何しろラジオ体操が面白い!あとでビデオを見て、何度でも笑えます。また近くで行われる時は、横山家も誘って行ってみようかな。

ポケふたが山形に
 山形で熱望されていたポケふた(ポケモンマンホール)が、ついに6月にお目見えしました。県内5ヶ所のうち、寒河江、山形、由良の分を踏破。小国町と大蔵村の分は姪のななちゃんに写真をプレゼントしてもらいました。今やポケふたの写真集めも旅行の楽しみの一つになっています。

ガス暖房導入
 落合の全館暖房が古くなり、いつ壊れるかわからない状況になってきたので、ガス暖房の設備を導入しました。
 冷房が壊れたらエアコンが必要になりますが、突然壊れた時の心配はなくなり、冬も安心です。

ズッキーニ栽培がweb記事に
 正寛は公園財団からの依頼で、インターネットの公園文化webの「みどり花コラム」に記事を書く機会があります。2025年8月にはその欄で、山形の畑で取り組むズッキーニの栽培を取り上げました。由佳も写真の中に登場していますので、右のQRコードからご覧ください。
 記事ページの下の方へ行けば、過去に書いた他の記事三本を読むこともできます。



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