☆ Linux(5)☆ Linux(3)前へ
☆ Linux奮闘記 (4) 最強のデスクトップ環境 '99/7-8 ☆
この連載も早い物で(4)に突入です。今までずっと、サ−バ環境に特化していたのですが、知らない間にクライアント環境も急速に進化しており、今度は少しGNOME,KDE,VMware等の
ことについても、色々勉強、挑戦し、最強のデスクトップ環境を作ってみたいと思っています。400MHZ,32MB,6.4GBのPCを購入し、1時間かけて組み上げました。
ミニ ファイリングの作成
- 99/7/15 ふと、Web画面から入力した項目がすべてhtml化されて、サ−バのnamazuフォルダ−に入れば、簡単なファイリングシステムが安価に出来るのではないかと思い始めて
L社の小野さんと相談してテストプログラムを作成し始めました。わかっている人には、Perlも簡単なのかもしれませんが、私は初心者なので出来るかどうかわかりませんが、頑張って
挑戦してみます。
難問と思われる事項。
1.画面の内容をすべてHtml化し、サ−バへ送る。
2.添付デ−タをサ−バへ送る。
3.画面の情報が、きちんと日本語でサ−バに登録されなければならない。jcode.plで大丈夫かな。
99/7/16 現在2の項目に挑戦をしています。昨日まで、サ−バエラ−だったのですが、一部修正するとCGIは動き始めました。動いたのですが、Linuxサ−バに
画像が送れませんでした。残念。
99/7/19 原因が判明。登録しょうと思ったホルダは、権限がなく、/tmpへ書きに行くとOKでした。
99/10/10 本屋で偶然にも、画面から入れた項目すべてを、text,csv,htmlに書き込むPerlのスクリプト本を見つけました。やりました。これで、続きが出来そうです。
99/11/15 長い間中断していましたが、ファイリングの展示会に向けて、ミニファイリングの構築を再開し、ついに、完成出来ました。
GNOME,KDEの日本語化
- 99/7/13 ある雑誌に日本語GNOME,KDEが添付されているのを発見。失敗覚悟で先日、導入したRedHat6.0に導入してみようかと思い始めました。
99/7/16 PCを購入したので、手始めにRedHat5.2(J)にGNOME,KDEを入れてみたいと思っています。
99/7/17 MBM(Freeマルチブ−トマネ−ジャ)を使用してデイスクの分割。mbm edit,mbm install
C:Win98 2GB
D:WinNT4.0 2GB
E:Linux 2GB+Swap このように領域を切らないとうまくMBRが見れません。D:にWin98を導入してしまうと、C:にNT4.0が入りませんでした。
99/7/18 ReadHat5.2のインスト−ル。マニュアルに書いて有るグラフイックボ−ドの設定にしているのですが、Xはうまく動作しません。
残念、Gnomeに行けないかも。挫折しそう。とりあえず、Win98,WinNT4.0,ReaHat5.2の導入までは終了。NICカ−ド(NE2000)とメモリ−(64MB)を追加購入しました。
99/7/19 先日岡山でいただいたOracle8i(for NT)のインスト−ル(720MBの領域が必要)に挑戦しましたが、メモリ−が導入設定値より少ないのでうまく導入が出来ない
可能性があるとの警告が出たので、途中で中断して、Oracle8.0.5を泣く泣くインスト−ルしました。NT版Oracleもどんどん肥大化してきていますね。
99/7/27 Oracle8i(For Linux)を先進的な人は導入し始めている様子です。詳細は島根の森井さんりペ−ジで見ることが出来ます。
i-mode の開発(成功)
- 99/7/15 プリンタ−が動かなくなりました。
[fujii@ rlp]$ pwd
/var/spool/lpr/rlp
[fujii@ rlp]$ ls -la
total 5
drwxr-xr-x 2 root root 1024 Jul 15 20:23 .
drwxr-xr-x 3 root root 1024 Nov 18 1998 ..
-rw-r----x 1 root lp 4 Jul 15 20:12 .seq
-rw-r--r-- 1 root root 20 Jul 15 20:12 lock
-rw-rw-r-- 1 root root 26 Jul 15 20:12 status
これが正常時の、なにもSpoolに入っていないときの状態表示です。
4号機を導入するお客さんが、商談にI-modeの携帯電話を使用したいとのリクエストがあり、実装のテストすることに
なりそうです。
iモード用に作られたタグの例、ASPもCGIも動作するとのことなので、今までの技術の延長線で出来そうです。
又、悪戦苦闘も随時公開していきます。
+A HREF="tel:0312341234"+
+A HREF="phone.htm" accesskey="1"+1 Phone List
99/7/22 I-modeの携帯電話が入りましたので、当社のi-moddeペ−ジを作りました。NT,Linux共にサ−バの状態がうまく表示が出来ました。
とりあえずイメ−ジがつかめましたので、本格的にI-mode用のHPの製作に取りかかりたいと思います。
99/7/27 ASPでResponse.redirect が動きません。NTTの技術に問い合わせ中です。
NTTさんより回答があり、指示の通りで実行すると動きました。次はメインのセッション管理が出来るかどうかです。
99/7/28 Session.Contents,Response.Write Session(KEY)がうまく動いていない模様、やはりI-modeでのセツション管理は出来ないのか、マニアルにもセッション管理にはCookieを利用していると書いてありますが。再びNTT中国に問い合わせ。
99/7/29 NTTさんより、どうもセツション管理は出来ないのではないかとの回答。残念、今回は在庫照会のみになりそうです。
i503では、Javaをサポ−トするそうです。
HTTP解析 analog3.31の導入(成功)
- 99/7/20 HTTP解析の為に、Freeのanalog(Unix)をインスト−ル。analog3.31.tar.gzのダウンロ−ド。解凍、
analhead.h,anlogform.c,analog.cfgの修正。
make clean,make の開始。
gcc -02 -DUNIX -c alias.c
gcc -02 -DUNIX -c win32.c
***IMPORTANT: You must read the 1icence before using analog
make form
gcc -02 anlgform.c -o anlgform.cgi
cp anlgform.cgiをcgi-binへコピ−
anlgform.htmlの修正(3箇所)それでは、動かしてみましょう。http://192.168.1.1/anlgform.html
問題なく、トップ画面は出る。Produce statisticsを押すと、エラ−。
Analog failed to run or returned an error code. Maybe your server's errorlog will give a clue why.
error_logを見ると,sh: /xxx/xxx/xxx//httpd/analog/analog3.31/analog: Permission denied
サ−バから、./analogを実行すると、不思議なことに動きます。やはり、analog配下のパ−ミッションの一部が壊れているのでしょうね。
気になる部分を変更して再度実行すると、今度はうまく動きました。約、実装に半日かかりました。又、新しい勉強をしました。当社のホ−ムペ−ジは
どこにも登録していないのに、外国からもアクセスされている様子です。
各デイストリビュ−ションとライブラリの関係
-
RedHat Linux(Shadow なし[pwconv, pwunconv 使用])
リビジョン kernel libc perl pam
5.1 2.0.34 glibc(2.0.7) 5.004-6 0.64-2
5.2 2.0.36 glibc(2.0.7) 5.00402 0.64
5.2J RedHat 5.2 と同じ
6.0 2.2.5 glibc(2.11.6) 5.00503 0.66
Turbo Linux(Shadow なし[pwconv, pwunconv 使用])
リビジョン kernel libc perl pam
1.0(pro) 2.0.31 libc5(5.3.12-18) 5.004 0.57-2
2.0 2.0.33 glibc(2.0.7-17) 5.00404 0.59-8
3.0J 2.0.35 glibc(2.0.7-20) 5.00404 0.64-3
4.0J 2.2.9 glibc(2.0.7-32) 5.00503 0.64-5
Server1.0 2.0.36 glibc(2.0.7-30) 5.00404 0.64-3
Vine Linux(Shadow なし[pwconv, pwunconv 使用])
リビジョン kernel libc perl pam
1.0 2.0.36 glibc(2.0.7.29) 5.00404 0.64-4
1.1 2.0.36 glibc(2.0.7.29) 5.00404 0.64-4
Cybozu Office2.0(Unix)インスト−ル(成功)
- 99/7/21 CybozuからOffile2(unix版、60日)をダウンロ−ド(cbof21jal_tar.gz)して、インスト−ルを開始。問題なくインスト−ルは出来ました。
drwxrwxr-x 2 nobody 1001 1024 Jul 21 16:58 CybozuFiles
drwxrwxr-x 2 nobody 1001 2048 Jul 21 16:58 CybozuImages
drwxr-xr-x 5 nobody 1001 1024 Jul 21 17:54 cb2
Makefileの中身
# Web Server's Document Root Directory
DOCUMENT_ROOT = /home/fujii/public_html
# Cybozu Office Pack EX 2
APPLICATION = packex
WEBから実行すると、動くのですが、画像が出てきません。残念。どうしてだろう。Notesより軽くて、Webから出来るところがすばらしい。
www.xxx.yy.jp/cb2/office.cgiでスタ−ト。
/etc/mime.typesの中に起動したいプログラムを記述しておくとベストよ、application/msexcel xls等を追加しておくと良いよ。
わかりました、Imagefilesは必ず、httpd.confのServerRootへ置かないといけないのですね。バッチリ動きました。
99/8/25 NT版、Office3(10/31)を導入しました。なかなか、ワ−クフロ−、文書管理も使えます。
HDE-WUI for Linux インスト−ル(成功)
- 99/7/29 HDE社から、RedHat5.Xに対応したGUIの管理ツ−ルを入手(無償)。簡単操作で、各種設定が出来るとのこと。一度導入してみます。
99/7/30 インスト−ルはすべて、RPMで簡単に導入出来て、Goodです。これで、難しいコマンドラインからの入力から解放されそうです。
TurboLinux4.0(J) インスト−ル
- 99/7/30 定時後、boot,suppot,make2,mkehwの4枚のFD作成。続けてBoot.FDでインスト−ル開始(PM:800)。以前2.0で体験したような懐かしい画面が出て来る。デイスクも大きいので、すべてインスト−ル。(15min)
やはり、X-window,eth0を認識しません。残念。ISAのカ−ドはTurboLinux4.0(J)では自動認識しません。やはりここは、PCI(3Com)かな。
Jdk1.2,Apache1.3.6,Libc5,Perl5.005,kakashi,Ssh1.26,namazu,samba2.03等、かなりのパッケ−ジが導入されました。
Kernel2.2.Xは、立ち上がりがとても早いですね。
99/8/2 定時後、再度Xconfiguratorにて再設定。なんとか400*640でX-Windowが立ち上がりました。でもこれでは、使い物にならない。Ramdac 8-bit pseudoで16ビットを認識しませんので1024*768が出来ません。TurboLinux4.0(J)はなんと5回もインスト−ルをしました。
Vine1.1 インスト−ル
- 99/8/3 TurboLinux4.0(J)が思った動きをしなかったので、次はVine1.1に挑戦中。BootをCDに変更。ベ−スがやはりRedHat系なので、動きは今までと同様です。
PCへのインスト−ルの部分があるので、Noteへのインスト−ルはかなり楽かもしれません。基本的には、RedHat系、少しDisplayの選択機種がTurboLinux4.0(J)より多い。やはり、Xの設定でスト−ル。再度入れ直し。
標準で約500MB程度、あまり変わり映えしないので、RedHat6.0に挑戦します。
RedHat6.0 インスト−ル(成功)
- 99/8/3 TurboLinux4.0(J)、Vine1.1が思った動きをしなかったので、次はRedHat6.0(Open Designを参考に)を導入しています。基本的に、TurboLinux4.0(J)k
英語版ですね。パッケ−ジのインスト−ルの選択方法がTurboLinuxと違います。こちらも、色々やりましたが、Xが動きません。VGA-16モ−ドでもダメです。起動時に
うまくいったら[OK]が出るのがGoodですね。
99/8/5 3Com 3C905-TX(PCI)のNICカ−ド+Adptec2940(SCSI,PCI)を取り付けて、再度インスト−ル(400MB,30min)。
lsmodで見ると、NIC+SCSIを認識しています。嬉しい。
3c59x (autoclean)
aic7xxx (unused)
しめしめ、230MBのMOだと使用できるかもしれません。SCSI(50P-68P)変換コネクタ−を準備しなくては。LAN環境から、SOHO-Computerが見える。Webの表示も問題無し(conf修正)。
SMB2.0(smb.conf修正)も動作してネットワ−クからLinux機が見える。やっと自分のイメ−ジした3号機が出来ました。やれやれ、1ヶ月弱かかりました。これからKernel2.2.5を極めていきたいと思います。
99/8/6 今回のPC組立、RedHat6.0(US)をインスト−ルしてわかったこと。
1.NICは3Com(PCI)なら間違いなし。
2.SCSIはAdptec(2940)なら間違いなし。
3.Xは事前にwww.xfree86.org等で調べておく、又あまり新しいボ−ドでないほうがベスト。
とにかく最新の機械でなく、1年位前の機械が最適、又時代遅れのボ−ド、NICカ−ドなどは取っておくと、将来Linux機の組立時に役に立つ。
4.忍耐力、知的好奇心旺盛、運、を持ち合わせているかどうか。
5.身近に知識を持っている人を知っていて、どうしても解決出来ない場合アドバイスが受けられる。(有償の場合もある)
6.各種メ−リングリストへ参加し、こまめに情報収集をする。
以上が、約1年近くLinuxをやって、失敗しない導入方法、ビジネスでの成功の極意。
- Linux関連のリンク集
- iモード研究所・・・i-mode関係のタグの紹介。
- NTTiモード・・・i-mode関係のタグの紹介。
- 山口さんのペ−ジ・・・Linux+Oracle関係の紹介。
- KT研究所・・・各種インスト−ル関係の紹介。
- 森岡@福岡県遠賀郡・・・各種インスト−ル関係の紹介。
- 井上さんのペ−ジ・・・各種インスト−ル関係の紹介。
- Cobaltのペ−ジ・・・Cobalt各種インスト−ル関係の紹介。
- 「ハロウィーン文書」・・・「ハロウィーン文書」の紹介。
- Windows-NTとlinuxの比較・・・Windows-NTとlinuxの比較の紹介。
- X86-Windowsystem・・・X設定の設定リストの紹介。
- 暗号化 セキュリティ関連ツール・・・暗号化 セキュリティ関連ツール。
- Linux,暗号化 セキュリティ関連ツール・・・Linux セキュリティ関連ツール。
- Sakaiさんのペ−ジ・・・Linux関係、他もろもろ。
このホ−ムペ−ジの画像の無断転載はかたくお断りします。Linuxメーリングリストの皆さん、Oracle,PostgreSQLメーリングリストの皆さん、ならびに私を支援していただいた多くの方々に、
この場をお借りして、厚くお礼申し上げます。
ritsuo@mxy.mesh.ne.jp
Copyright(C) 1999 by Ritsuo Fujii