Linux

☆ Linux奮闘記 (3) ユ－ザの逆襲　'99/6-'99/7 ☆

ついに公共機関で、NT4.0から全面移行したLinuxサ－バが、無事稼働し始めました。ここに、到達するまでに約半年強、今思えば苦労の連続でした。今も、苦労していますが。しかし、苦労を苦労と思わせない当たりにLinuxのおもしろさが、あるのでしょうね。又、導入するシステムになんとなく安心感があるのも事実です。この連載もついに、３項目に突入です。今後は、ソリュ－ション展開（この道しか生き残れない）による、ビジネスの広がりについて書いてみたいと思います。こんな田舎でもメ－カ主導から、ユ－ザ主導の時代に突入です。まだまだ、この意味のわかっていないSEが多くいるのでこまります。パワ－ユ－ザには、たまらなくLinuxて魅力的でしょうね。

記念すべき、１号機の稼働

99/05/31 Linux1号機、2号機の納品。午後2時に現地へ。ダイヤルアップル－タ(MAX)の設定開始。Telnetの接続を試みるが出来ない、シリアル接続にて設定開始。数時間後、接続ケ－ブルが違うことが判明。光の回線と、ル－タを結ぶ「1-2-4-5」を結線したストレ－トケ－ブルが必要。線を取り替えるが接続出来ない。ここまで約６時間。設定はまず、ダイヤルアップル－タに、名前、IPアドレスを設定。次に、ル－タが外から入ってくるPCにIPアドレスを自動で振り付けるように、設定。
name
Locut
sig ISDN
switc japanにしたいが、項目が出てこない。(US-->NTT)マニュアルには書いてあるのに
framing Mode EFS
encoding b8zs
clock
後、わからないので、www.dtc.co.jp/asend/max-setup/で調査。
RADUSサ－バの設定。
make パスはusr/local/sbinで
install
/etc/raddb/usrs へ認証用のユ－ザ名、パスワ－ドの設定。今回は負荷の少ない、内向けのサ－バ機にセツトしました。これもケ－スバイケ－スでしょうね。
/usr/local/sbin/radiusd -x　テストをするためデバッグモ－ドでスタ－ト
RADUSの設定をしていないとうまく出来ないかもわからないと思い設定。こちらを設定しても、電話をかけても着信せず接続不可。完全に生きづまり。
午後10時、とりあえず生き抜きにスタッフで食事に行く。食事後、再度マニュアルを調査。CDの中に、GUIの設定ツ－ルが有ることが判明。
深夜1時。GUIではswitc japanが設定出来る。明るさが見えてきた。今度は電話をすると、接続をしにいくが、回線がすぐに落ちる。少しは前進。最後の手段で、製造メ－カ(USA)のホ－ムペ－ジで、検索。うまく検索キ－ワ－ドにひっかかり、conectionを設定しなければならないことが判明。わかったのがなんと朝8時。
残り時間4時間。スタッフに少しあせりの色が見始めました。64K(ISDN),54K(modem),Locallanが必要。設定後、外部から入ると、今度は完璧に接続出来る、スタッフ全員にガッツポ－スが出る。syslog.confに、RADUSのログを取るように設定。他、ログの切り替え等、自動起動スクリプト等の記述、微調整。
OCNには、マニュアル通りの設定で問題なく、接続出来てOK。例外で、named.rsv 1.168.192を作った。移行リミットを目前にして、無事今回のNTからのLinuxへの移行は終了しました。

今回ダイヤルアップル－タの設定に約２０時間を要する。今回の移行ポイントはまさに、この設定の成否が運命を分けました。今後も、この系の設定は要注意です。

99/6/2 一部、アナログでのダイヤルアップ接続時にうまく接続出来ない事が、トラブルとしてあるようです。モデムとル－タにも相性があるようです。

99/6/4 MAXのチェツクポイントは、接続時間の確認、アナログ、デジタル、PHS共に接続可能か。(/etc/raddb/配下に設定Fileあり

99/7/5 MAXでアナログが接続出来なくなりました。ボ－ドが壊れたかな。アセンド社に問い合わせ中。

新しい展開へ向けて

99/6/3 3号機の納品先の、ドメイン取得が出来ました。今度は３号機の設定です。
MN-128 SOHO SL11の設定。
WEB経由で接続、PC-TO HUBへケ－ブル接続。192.168.0.1で接続。
WEB画面が出て、しめしめ。各種設定、パスワ－ド設定。IP設定画面で、ip filter 31 reject in **tcpest** remote 0は、はずしておく、これで設定は終了。
99/6/15 3号機が到着。各種設定。後は納品日、22日を待つのみ。

99/6/21　Squid.conf の設定。acl rdd src 192.168.1.0/24
acl rdd time MTW 9:00-17:00
http_access allow rdd
上記設定で、192.168.1.0のネットワ－クは、月、火、水曜日の９時から１７時まで外部と接続できますよ。
arc adlt1 dst www.xyz.com
http_access deny adlt1
上記設定で、www.xyz.comへのアクセスは禁止。

RedHat6.0　インスト－ル

99/6/11 RedHat6.0+GNOME+KDEをインスト－ルしました。特に問題無く１時間程度で完了。ブラウザも見れて完成。今までとは比べ物にならないくらいの、操作性になりました。１年前には、想像さえつきませんでした。後は、日本語環境が導入出来れば問題無し。秋まで、待つかな。

ASPでの苦悩の１週間

99/6/2 NT+IIS+Linux（4号機）でのECサイトの構築は、各部品は出来ましたので、ログイン、商品選択、注文入力、精算(DBへの書き込み)を合わせて一つの、プログラムにしていきます。なんとか、今月中には完成させたいです。

99/6/8 ４号機で実現する、NT+IISでのオンラインショツピングのトップ画面が出来上がる。WEBからデ－タを受け取る、NEC-RDB表の作成。検索する商品の仮想表の作成。

99/6/9 Request.form,Queryで苦戦しています。どうもうまく、思った動きにならない。

99/6/10　相変わらず、セッション管理で苦労しています。

99/6/11 IE3.0,4.0ではうまく動作しますが、NSPでは動作しない。これも新しい発見でした。
asp?id=xxxxxxx&key=yyyy とかがNSPでは文法エラになります。これが出来ないと、値を次のセッションへ数値が渡せない。
Microsoft OLE DB Provider for ODBC Drivers エラー '80004005'

[NEC][ODBC Driver][A-VX3 ]The limit on the number of CURSORs was exceeded.[Status = -28F72]

/scripts/sample_asp/part3/mng/account.asp, 行 23
これは、rs.close を入れることで解決出来ました。やれやれ。
asp?id=<%=Request.form("xxxxx") %>で前画面の項目が引き継げて、やりたかったオンラインショツピングサイトの完成です。これからは、ASPの講師も出来そうです。

99/6/14 JavaScriptを使用して、一部画面の自動送りを実現。

99/6/17-18　ASP教育会参加。特別目新しい項目の勉強は無し。ただ数点、ヒントになる項目はありました。

99/6/23 IE4.0でJavaScriptがうまく動作せず画面の自動送りが出来無いことが判明、方向転換。

99/6/24 初歩的なミスをしていました。
JavaScript function newpage() {
location.href="http://xxx.xx.xx./"}
body onload=settimeout(newpage(),1000) のsetTimeoutとtを大文字に修正したらIE4.0でも動作しました。やれやれ。IE5.0でのテストでも問題無し。
asp?idの?は、'%3F'です。

99/6/29 クライアントから、一度に４品番程度の照会、注文がしたいとのリクエストが出ました。SQL文に渡すパラメ－タをうまく渡してやれば出来そうです。
asp?id=('<%=Request.form("xxxxx") %>','<%=Request.form("xxxxx") %>')"で出来ました。

99/7/7 ユ－ザから、もう一項目入力項目を追加して欲しいとの要求あり。又、セッションコントロ－ルで苦労しそうです。

Oracle8+Java苦悩の日々

99/6/30 IIS+ASPもほぼ終息しました。併せてNECの技術論文大会に提出する資料も出来ましたので、半年前からの目標であるJavaに挑戦します。まず、90日間のトライアル板の削除。rm -Rf /home/oracle/8.0.5 。次に、正式版の Oracle8の導入からです。約２ヶ月ぶりにOracleをインスト－ルしています。まず、初回失敗、領域を確認せずに間違った所へインスト－ルして、領域が足らなくなって、途中でインスト－ラ－がエラ－をはいて停止。午後から再度、別区画へインスト－ル。私は、あくまでもDX4-100MHZにこだわっています。約２時間でインスト－ルが終了。一部、DOCのインスト－ルの不備がありましたが、とりあえずは動作しているようです。
それでは、./svrmgerlを動かしてみましょう。connect system/xxxxxx うまく動いているようです。

250

81  p0 S    0:01 -bash
26675  ?  S    0:02 ora_pmon_ORCL
26677  ?  S    0:20 (oracle)
26679  ?  S    0:30 ora_lgwr_ORCL
26681  ?  S    0:04 (oracle)
26683  ?  S    0:02 (oracle)
26685  ?  S    0:01 ora_reco_ORCL
26997   1 S    0:00 -bash
27030   1 S    0:02 ./svrmgrl
27031  ?  S    0:00 oracleORCL (DESCRIPTION=(LOCAL=YES)(ADDRESS=(PROTOCOL=beq)))

svrmgerlから次の3つのSQLを実行、catalog.sql,catproc.sql,pupbld.sqlを実行。途中エラ－が出て、終了。DX4-100MHZだと、正式版のインスト－ルは、不向きかも。

99/7/1　各種sqlの実行不備で途中からオラクルが起動しなくなりました。残念。再インスト－ルになりました。

99/7/2　再度、Oracle8の導入。本体はうまく導入できたのかどうかわかりませんが、どうもデ－タベ－スがスタ－トしません。

install.log fileの中身
- Creating initORCL.ora file
- Creating crdb2ORCL.sql database catalog and file creation script
- ERROR: The 'CREATE DATABASE' statement for the ORCL database failed.
egrep failed to find 'ORA-' error in the file:
/home/u01/app/oracle/admin/ORCL/create/crdbORCL.lst
99/7/5 SID=ora8にして再度、Oracle8の導入。初回領域不足で失敗、お昼前からもう一度インスト－ル、６回目の導入、もう目をつむいでいてもインスト－ルが出来る位いになりましたよ。でもうまく動作しません。

99/7/6 再度、Oracle8の導入。
Action: Running crdbora8.sql
Command: (/home/u01/app/oracle/product/8.0.5/bin/svrmgrl < @/home/u01/app/oracle/admin/ora8/create/crdbora8.sql
exit
!), Out,Err=/home/u01/app/oracle/product/8.0.5/orainst/sql.log
Status: 0
{
| Ok:
| Ok: Oracle Server Manager Release 3.0.5.0.0 - Production
| Ok:
| Ok: (c) Copyright 1997, Oracle Corporation. All Rights Reserved.
| Ok:
| Ok: Oracle8 Release 8.0.5.0.0 - Production
| Ok: PL/SQL Release 8.0.5.0.0 - Production
| Ok:
| Ok: SVRMGR> Connected.
| Ok: ORA-01081: cannot start already-running ORACLE - shut it down first
| Ok: create database "ora8"
| Ok: *
| Ok: ORA-01501: CREATE DATABASE failed
メ－リングリストのOracle社の宮原さんから、これは、バックでOracleが動いているまま再導入をしている場合のエラ－だとアドバイスをいただきました。再度マシ－ンをリブ－トしてインスト－ルを初め、うまく導入出来ました。宮原さん本当にありがとうございました。

99/7/7 次にsqlplusを起動してみましょう。

[oracle@pokemon u01]$ sqlplus                                       
                                                                    
SQL*Plus: Release 8.0.5.0.0 - Production on Thu Jul 27 15:49:47 2000 
                                                                    
(c) Copyright 1998 Oracle Corporation.  All rights reserved.     
                                                                    
Enter user-name: scott                                               
Enter password:                                                   
                                                                     
Connected to:                                                
Oracle8 Release 8.0.5.0.0 - Production                              
PL/SQL Release 8.0.5.0.0 - Production

次は、リスナ－を動かしてみましょう。lsnrctl

LSNRCTL for Linux: Version 8.0.5.0.0 - Production on 13-AUG-00 09:55:23

(c) Copyright 1997 Oracle Corporation.  All rights reserved.

Welcome to LSNRCTL, type "help" for information.

それでは、スタ－トしてみます。LSNRCTL> start

Starting /home/u01/app/oracle/product/8.0.5/bin/tnslsnr: please wait...

TNSLSNR for Linux: Version 8.0.5.0.0 - Production
System parameter file is /home/u01/app/oracle/product/8.0.5/network/admin/listener.ora
Log messages written to /home/u01/app/oracle/product/8.0.5/network/log/listener.log
Listening on: (ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(DEV=6)(KEY=ora8))
Listening on: (ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(DEV=10)(KEY=PNPKEY))
Listening on: (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(DEV=11)(HOST=172.21.xx.xx)(PORT=1521))
Connecting to (ADDRESS=(PROTOCOL=IPC)(KEY=ora8))                            
STATUS of the LISTENER                                                         
------------------------                                                 
                                          
Listener Parameter File   /home/u01/app/oracle/product/8.0.5/network/admin/listener.ora                                                                      

Listener Log File         /home/u01/app/oracle/product/8.0.5/network/log/listener.log                                                                  

Services Summary...                                                            
  extproc               has 1 service handler(s)                            
  ora8          has 1 service handler(s)                                    
The command completed successfully

Win95端末から、SQL*PLUSで接続。うまく接続出来て、SCOTT/TIGER Emp表が見える。

それでは、リスナ－を停止してみましょう。LSNRCTL> stop
Connecting to (ADDRESS=(PROTOCOL=IPC)(KEY=ora8))
The command completed successfully
それでは、Oracleを停止してみましょう。

SVRMGR> connect internal
Connected.
SVRMGR> shutdown
Database closed.
Database dismounted.
ORACLE instance shut down

Java+Servletへの挑戦（成功）

99/7/7　いよいよ、Oracle＋Javaへの挑戦です。
ftp.lab.kdd.co.jp/Linux/java-linux/JDKのサイトから、jdk_1.1.7-v1a-glibc-x86.tar.gzをダウンロ－ド。
/var/oracleへ解凍。それでは、JDKのパスを.bash_profileへ記述。それでは、動かしてみましょう。
[oracle@pokemon oracle]$ javac
use: javac [-g][-O][-debug][-depend][-nowarn][-verbose][-classpath path][-nowrit
e][-deprecation][-d dir][-J] file.java...
サンプルプログラム($oracle_home/jdbc/samples/thin/Employee.java)をコンパイルしてテスト。うまく動作してOK。サ－ブレツトに行く前にJDBC appletを実行。

Loading JDBC driver oracle.jdbc.driver.OracleDriver
Connecting to jdbc:oracle:thin:scott/tiger@pokemon:1521:ora8
Connected
Executing query select 'Hello JDBC: ' || sysdate from dual
Hello JDBC: 28-JUL-00
done.

うまく動作してやれやれ、次に本命のサ－ブレットへ挑戦です。

99/7/8 JavaSOFT社の、JSDK2.0のダウンロ－ド(java.sun.com/)、解凍。
まず、servletrunnerの起動。問題なく起動スタ－ト。HTTPからサンプルのhttp//pokemon:8080/jdcSurvey.htmlを実行、下記エラ－が出てストップ。
403 Forbidden
Will not serve files, only servlets、ついに壁に突き当たってしまいました。

99/7/9 昨夜まで動かなかったJava(servlet)ですが、http//pokemon/jdcSurvey.htmlの8080を取って実行しましたら、なんと動いてしまいました。印刷ミス?。それでは、こんどは本格的にデ－タベ－スとの連携へ進みます。まずテスト用のjavaのコンパイル
[oracle@pokemon examples]$ javac JdbcServlet.java
error: Can't write: JdbcServlet.class
1 error 　なんと、エラ－になってしまいました。実行するユ－ザが違っていました。今度はOK。実行すると
servletrunnerの画面へ、Servlet not found : jdbc　が表示された。

99/7/10 L社の小野さんのアドバイスで、問題が解決しました。ついに、Oracle+ServletでScott/Tigerのemp表が見えました。ついに、やりました。
servlet/jdbc?hadr=localhost&port=xxxx&sid=test&id=scott&pass=tiger&sql=select+*+from+emp

 pass = tiger
 id = scott
 sql = select * from emp
 sid = test
 port = xxxx
 hadr = localhost

EMPNO	ENAME	JOB	MGR	HIREDATE	SAL	COMM	DEPTNO
7369	SMITH	CLERK	7902	2080-12-17 00:00:00.0	800	null	20
7499	ALLEN	SALESMAN	7698	2081-02-20 00:00:00.0	1600	300	30
7521	WARD	SALESMAN	7698	2081-02-22 00:00:00.0	1250	500	30
7566	JONES	MANAGER	7839	2081-04-02 00:00:00.0	2975	null	20
7654	MARTIN	SALESMAN	7698	2081-09-28 00:00:00.0	1250	1400	30
7698	BLAKE	MANAGER	7839	2081-05-01 00:00:00.0	2850	null	30
7782	CLARK	MANAGER	7839	2081-06-09 00:00:00.0	2450	null	10
7788	SCOTT	ANALYST	7566	2082-12-09 00:00:00.0	3000	null	20
7839	KING	PRESIDENT	null	2081-11-17 00:00:00.0	5000	null	10
7844	TURNER	SALESMAN	7698	2081-09-08 00:00:00.0	1500	0	30
7876	ADAMS	CLERK	7788	2083-01-12 00:00:00.0	1100	null	20
7900	JAMES	CLERK	7698	2081-12-03 00:00:00.0	950	null	30
7902	FORD	ANALYST	7566	2081-12-03 00:00:00.0	3000	null	20
7934	MILLER	CLERK	7782	2082-01-23 00:00:00.0	1300	null	10

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☆ Linux奮闘記 (3) ユ－ザの逆襲 '99/6-'99/7 ☆

☆ Linux奮闘記 (3) ユ－ザの逆襲　'99/6-'99/7 ☆