ヨーロッパの中では、結構厳しいと言われるイギリスの入国審査であるが、係員に意外と簡単な英語で質問され(何日間滞在するか?など)、そして、入国スタンプを、真新しいパスポートに、ポン、と押され、難なく通過できた。何を質問しているのか、何を答えればいいのか、初めから理解不能、ちんぷんかんぷんにならずに済んでほっとした。家族もすぐに通り抜け、荷物を受け取ってから、いざ、ホテルへというところであるが、ツアーのように、添乗員・専用バス付でホテルに直行というわけではない。私たちは、地下鉄を使い、ホテルの所在地も明確ではない、まさに、個人旅行である。ただ添乗員に付いて行く「ツアー」よりも、自分自身で色々と調べて、自分の足で見知らぬ地を訪ねる「個人旅行」の方が、何十倍も勉強になり、思い出深い旅行になる。このことは、既に、今までの経験で実証済みのことであるから、今回の旅も、その理論に従ったわけである。
さて、次は、私の得意な分野、ロンドンの鉄道の代表格、地下鉄について詳細に述べようと思う。(続く)