エッフェル塔を後にして、
夕食をとる前に、スーパーに入り、ヨーグルトとチーズを買った。雰囲気は日本のスーパーとさほど変わらないが、チーズが多種多様並べられており、さすがパリだなあと思われた。この時買ったカマンベールチーズは、夜、ホテルの部屋で食べたが、これぞチーズとも言うべき絶妙の味で、非常に美味しかった。日本で一般に販売されているカマンベールチーズは色々と食べているが、この時食べたチーズには到底及ばない。
ホテルには夜遅く到着し、そして初めての泡風呂に入り、ベッドに横になった。明日はもうイギリスへ帰る日である。
シャン・ド・マルス・トゥール・エッフェル駅で下車すると、目の前に巨大なエッフェル塔が立ちはだかっていた。東京タワーのように赤く塗られてなく、とても美しい姿である。エッフェル塔を眺望する最高のスポット、シャイヨ宮からのエッフェル塔の眺めは、パリを象徴する建物であるということを十分に理解させられたような気がする。そして、ライトアップされた夜のエッフェル塔も、何とも言えず素晴らしい。
賑やかなシャンゼリゼ大通りへ再び向かう。昨日、シャンゼリゼで成しえなかった、カフェテラスで紅茶をゆったりと飲んでくつろぐパリジャンの気分を味わうことにした。シャンゼリゼ大通りには、いくつものカフェテラスがあり、どこもたくさんの人でにぎわっていた。私たちは感じの良さそうな屋外のカフェテラスに腰を下ろし、ウェイターに紅茶を注文した。シャンゼリゼ大通りを様々な格好をした人が行き交うのをゆったりと眺めながら、本場の美味しい紅茶を味わった。パリジャンはいつもこんな風にくつろいでいるのかと思うと、羨ましくてたまらない。
夕食はホテル近くのレピュブリック広場にあるレストランで、スモークサーモン等のオードブルを食べた。ちょうど夕食時だったので、フランス人の家族連れがとても多かった。この時も昨日の夕食と同様、ずーっと際限なく話し続けるというフランス人の性格を伺い知ることができた。私たちは、そんなに話し続けることがよく出来るなあと再び感心した。
(次は、パリ観光part4)