髭親父はいかにして痩せたのか!?
☆さて、昨年富士山に登った時は90キロの体重がありました。
で、今年富士に登った時には78キロの体重になっていました。
実際に減量に要した期間は約2ヶ月です。
私は一体、どうやって体重を落としたのでしょうか?
☆それまで「ダイエット」なんぞに全く興味もなく、90キロの体重にも
「それがどうしたん?」という具合で過ごしておりました。
昨年の登頂失敗の時に始めて「これではいかん!豚過ぎるぞ!」と気付いたものの
テレビなどのダイエット特集ではなかなか体重が減らないケースばかりで、減量がそんなに簡
単な物だとは思いませんでした。
☆登頂失敗後も毎晩のウォーキングを続けていましたが、体重は最初に3キロほど減ったきりで
その後は徐々に元通りの90キロに近づき、毎晩歩いているのにもかかわらず減る気配は全く
ありませんでした。
また、足の疲れも全然とれないのですが、上高地へ行って長距離を歩いても平気になったりし
ていたので、まあそんなものかと思っておりました。
☆ところが、昨年の12月に私もめでたく40才になり、市から検診に行けと封書が届きました。
普段から節操なく過ごしている私は妻に半ば脅されながら検診に向かいました。
その時点で半年ぐらい毎晩歩いていたわけですから、かなり健康になっているだろうと思って
いたら、高脂血症であり、このまま行けば間違いなく糖尿になると言われてしまいました。
毎晩歩いているとはいいながら、食べ物は高カロリーの物を好きなだけ食べ、しかも、閉店後
家に帰ってからすぐに歩き、帰ってきてから夕食を摂っていたのでお医者さんに言わせれば、
全くの逆効果だと。
一番腹が減っている時に歩くわけですから体内にエネルギーはなく、体を虐めるだけになって
いたようです。おまけにその後摂る夕食のエネルギーは消費されることなく吸収され、肥満が
解消されるはずのない愚考であったわけです。
運動について
☆まず、ウォーキングについてですが、必ず食事を摂ってから行います。
最低20分程度間隔を置いてから歩き始めます。
もちろん準備運動を少しでもやりましょう。私の場合はアキレス腱の上部と下部をそれぞれ伸
ばす運動を行ってから歩いています。
☆歩く速さは慣れるにつれて速くなっていくので最初は無理をしなくてもいいと思います。
私の場合シェルティのアンを連れて歩いています。そしてアンが少し駆け足になる程度の速さ
で歩くのですが、出会う人たちと比べても遅くはありませんが滅茶苦茶速いと言うほどでもあ
りません。
☆距離よりも時間を目安に歩くといいそうです。私の場合は自宅を出て姫路城まで歩いています。
距離にして6キロ弱の道のりを、3分ほどの休憩時間を含んで約55分ぐらいで歩きます。
別に休憩をしなくてもいいのですが、私の場合はアンにエサをやるために姫路城内で数分間休
憩をしています。
一般に、連続して20分以上運動すればよいそうで、走ったりしても時間が短ければ効果はな
いそうです。
☆毎日同じコースを歩きますが、車での移動が当たり前になっていた当時、歩く事は新しい発見
が色々とあり、飽きる事もありませんでした。
☆私の場合は「雨が降ったら休む」「帰りが極端に遅くなったら休む」という具合にして、ルー
ル作りをし、決して「毎日絶対に歩かないといけない!」というプレッシャーは無いようにし
ました。でも、一ヶ月平均すれば月に4、5日ぐらいしか休んでいませんでした。
食事について
☆なかなか我慢しづらいのが食事制限かと思います。
私の場合は「糖尿病になるぞ!」と忠告されたのを契機に、「どうせなら糖尿病になったと仮
定して食事制限してみよう!」と言う事になり、早速本を入手してメニュー作りを始めました。
…と言えば聞こえはいいですが、結局のところ食事に関しては全く妻任せのため、私は日夜、
「え?これだけしか食べられないの?」と、許されるはずもない問いかけを投げかけるだけで
ありました。
☆お医者さんは「今の食事の内容は変えなくていいから、総量を3分の2ぐらいにしなさい」と
仰っていましたが、どうせやるのなら根本的に変えた方が後々のためなので、思い切って野菜
中心の食事に切り替えました。
体重が減り始めて…
☆以上の事を始めたその日から日に日に体重が減っていきました。
1日数百グラムの量で減っていき、約二ヶ月で12キロの減量に成功しました。
食事制限は辛い、と言うのをよく耳にしますが、野菜や食べても良い食品を腹一杯食べると、
満腹感もあり、やがて脂っこい物はそんなに欲しくなくなります。
☆体重が減り始めて一番驚いたのは、若い頃から持病だと思って諦めていた偏頭痛が無くなった
事です。若い頃は体重が50キロ台半ばしかなく、どちらかというとやせ形の方でした。
その頃から3、4日に1日は頭痛がし、それは持病なのだと諦めていました。
しかし、体重が減り始めて現在まで、頭痛らしい頭痛は全くありません。
おそらく若い頃から血液はドロドロで、そいつが頭痛を引き起こしていたものと今さらながら
不健康な生活を送っていた事を反省しています。
☆また、体重が減ると筋力が落ちるので筋トレも併せてやると、体重の落ちは少なくなりますが
非力になるのを防ぐ事が出来るそうです。
続ける事が大事
☆案の定、体重が減ると安心して歩かない日が多くなったりしました。
これからが本当の意味でのダイエット生活なのだと思います。
☆しかし、頭痛が無くなったり、機材を担いで歩くのが楽になったり、「富士山に登れたり」
すると何よりの励みになります。歩くのが楽しくなってくると、どんどこ歩きたくなり、
(この辺は極端だとよく言われますが)数少ない休みの日である正月にも妻の里まで一人で歩
いたり…と楽しくウォーキング生活を送れています。
☆高価なダイエット関連商品や、何冊もの本を買ったりしなくても、少しの節制で痩せられるの
だとつくづく感じた一年でありました。
この上はリバウンドすることなく維持していきたいと思います。
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