関西・中部オフ3日目(1/2)   2005年12月12日(月)


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−3日目のあらすじ−

 昨日に引き続き、博多の自宅へと戻るため18きっぷで西を目指します。JRの未乗区間をひとつひとつ乗り潰しながらの帰宅道中となりました。



1.姫路6:26発→播州赤穂6:58着 普通943M 播州赤穂行き(橙色が乗車車両、以下同じ)
←播州赤穂
クハ 222
−2059
モハ 223
−2028
サハ 223
−2140
サハ 223
−2139
モハ 223
−2154
サハ 223
−2138
サハ 223
−2137
クモハ223
−2059
 神ホシ

 おはようございます。まだ真っ暗な午前6時。今日は姫路駅からのスタートです。18きっぷに「2回目飛ばし」をされないように気をつけながら、2回目のところに入鋏のハンコを押してもらいます。  ホームの自販機でほっとレモンを買って暖をとっていると、やがて6時26分発の播州赤穂行きがやってきました。車両は新快速として使われている223系。月曜日とはいえまだまだ早朝。そして、播州赤穂で岡山行きに接続しているという案内が流れているものの、その7分後の6時33分の岡山行きに乗れば乗り換えなしの上、岡山へはこちらより24分も早く着くため、8両編成の列車はかなり空いていました。

    
姫路駅。7番線の先では高架工事が行われていました223系普通播州赤穂行き


2.播州赤穂7:13発→岡山8:25着 普通1905M 岡山行き
←岡山
クハ 115
−1219
モハ 114
−1093
モハ 115
−1032
クハ 115
−1107
クモハ114
−1194
クモハ115
−1517
 岡オカ

 終点播州赤穂からは、乗ってきた223系は折り返し米原方面長浜行き新快速となりましたが寒さ対策のため、ドアは半自動扱いで横のボタンを押して開けるようになっていました。ホームから眺めていると大半の乗客は通勤客のため、馴れた手つきでボタンを押して乗り、中の「閉」ボタンを押してまめに閉めていました。おそらくそうしないと本当に寒いのかもしれないですが…。結構徹底してるなぁと感心していると、どうやって乗るのかわからないおばあさん。「ボタンを押してドアを開けるんですよ」と教えてあげたのは良いものの、自分では開けるのさえ知らなかったのだから、「閉める」なんてことも当然知らず、さっさと席を見つけて座ってしまいました。
 外からは「開」ボタンしかないため、こればっかりはぼくもどうしようもありません(笑

    
停車中は保温のためドアは締め切られていますボタンを押してドアを開けるのですが、外からは「開」のみ

 と、やっていると、隣のホームに岡山行き普通が入線してきました。この電車も折り返し運用のため、降車と乗車の乗客が入れ替わるようにして乗車。列車は115系の4両編成と2両編成をくっつけた6両編成。この時点では、まだまだ席にも余裕があったのですがちょうど通学時間帯。停車を重ねるごとに岡山方面へ向かう学生たちでいっぱいになり、岡山到着時点では超満員になっていました。

    
115系リニューアル車播州赤穂駅。発車案内板は工事中でした

    
岡山駅駅名標改良工事のまっただ中の岡山駅。完成予定は平成20年頃

 岡山では、満員の乗客が足早に改札へ向かっていました。その流れが引くのをまってから、ぼくも改札の外へ。地下街の喫茶店で朝ご飯を食べることにします。


3.岡山9:03発→総社9:38着 普通735D 総社行き
←総社
キハ  47
3001
キハ  47
69
 岡オカ

 朝ご飯を終え、ホームに戻るとすっかりラッシュは終わっており、ホームには穏やかな日が差していました。東口からはいちばん遠い吉備線のホームへ行くと、17番線には岡山カラーに塗られたキハ47が2両編成で待っていました。
 発車時間まで時間があるので、写真をとったりホームや列車を眺めていると、反対のホームに急行<つやま>が入線してきました。ちらっと形式をみると、キハ48形。あああ、あれに乗りたい!と思うものの、乗ってしまうと今後の予定に支障をきたすので、じっと我慢の子なのでした(笑

 いずれ乗りに行きたいと思います。それまでなくならずに待っていて欲しいものです、急行<つやま>号。

    
岡山駅発車案内板キハ47系岡山色

 発車時間が近くなると、学生らしき人たちが多数乗ってきて車内はにぎやかになりましたが、服部駅でほとんど降りていきました。この近くに大学でもあるのでしょうか。
 すっかり寂しくなったキハ47に揺られて、小雪がちらつく終点総社に到着。

    
キハ47系車内総社駅駅名標

    
総社駅吉備線終端部分。お約束(笑総社駅

 総社駅を一通り眺めていると、奥のホームに見たことのない列車が停まっていました。車体をみるとIBARA RAILWAYと書いてあります。そういえば、数年前に国鉄時代に凍結していた井原線が第3セクターの井原鉄道として開業したのでした。
 そして、思ったのは…。

 あれに乗りたい!

 またか。。。と思われそうですがさっきの急行<つやま>で騒ぎ出した乗り鉄の血はとうとう沸点に達してしまいまして(笑、早速井原鉄道乗り場へと向かったのですが…。

 改札口は閉められ、次の発車は1時間以上あることを記した紙が貼られていました。うーん、さすがにここで1時間も待ってしまうとこれまた今後の予定が狂ってしまうので、改札横の窓口にあった井原鉄道の携帯時刻表を記念に持って帰ろうと手に取ると、どうやら隣の清音(きよね)駅までいけば、清音始発の井原鉄道の列車があるみたいです。しかも発車は10時20分。大急ぎで時刻表を調べてみると次に乗車予定にしている倉敷行きに乗れば、清音で上手く接続できるようです。その後の行程も調べてみると、こちらも全然問題なし。JRの改札口に戻り、隣の清音まで向かうことにします。


4.総社10:11発→清音10:15着 普通1828M 倉敷行き
←清音
クモハ213
−12
クハ 212
−105
クモハ213
−8
クハ 212
−102
 岡オカ

 総社から清音までは一駅。やってきた列車は213系で2連+2連の4両編成。瀬戸大橋線開業時にマリンライナーの普通車用として登場した車両が、平成15年の新車導入に伴い、瀬戸大橋線の運用を外れ短編成化されたものでした。

    
213系車端部分にはワンマン用の運賃箱もありました


5.清音10:20発→神辺11:13着 普通1325D 神辺行き
←神辺
IRT 355
−10

 清音駅の井原鉄道のホームはJRのホームの延長上にあり、途中に乗り換え改札口がありました。終点神辺(かんなべ)までの切符を求め、井原鉄道の単行気動車に乗り込みます。

    
JRのホームの延長上にある井原鉄道清音駅清音駅駅名標

 井原鉄道のIRT355形という車両は、JR西日本の閑散区間で走っているキハ120系とほぼ同じ形をしています。トイレもちゃんとついているので安心。清音駅を発車後、高梁川(たかはしがわ)にかかる立派なトラス橋を渡り、ほとんどが高架で作られた単線のレールを軽快気動車が最高時速100km強で走っていきます。過疎地では鉄道が廃止されバスに代替されていますが、これだけのスピードが出せるのは鉄道ならでは。乗っててとても気持ちの良い井原鉄道に揺られていると、凍結した過疎地の鉄道がまたどこかで息を吹き返さないか、と期待せずにはいられません。

    
高梁川にかかる立派なトラス橋線形は非常によく、最高速度は100kmを超える

 一時間足らずで終点神辺に到着。井原鉄道の中には神辺から福塩(ふくえん)線に乗り入れるものもあり、その場合は直接JRのホームに入線するらしく渡り線が設置してありましたが、今回乗車したのは神辺が終着駅。車止めのある専用ホームに到着となりました。

    
井原鉄道のIRT355形。キハ120にそっくり神辺駅終端部


6.神辺11:22発→福山11:34着 普通1244M 福山行き
←福山
クモハ105
−3
クハ 104
−3
 岡オカ

 神辺からはJRとの連絡改札口をくぐり、JRホームから福塩線へと乗り換え福山へと向かいます。福塩線は福山〜府中間で電化されていて、イエローの車体にブルーのラインの105系2両編成が充てられています。
 福塩線は、十年ほど前に福山市内に住んでいる頃に何度か利用したこともある路線。懐かしさもありましたが、今後の予定が詰まっているので車内で時刻表を広げ、今後の予定を再確認。あらためて今後の予定を手帳に書き込んでいると、駅前の福山城が懐かしい終点福山に到着。

    
福塩線の105系福山城


7.福山11:46発→糸崎12:14着 普通1737M 糸崎行き
←糸崎
クハ 115
−2001
モハ 114
−2001
モハ 115
−2001
クハ 115
−2101
 広ヒロ

 福山からは本来予定していた山陽本線に乗車。三原まで向かいたいのですが、次の列車は一つ手前の糸崎止め。その次の12時03分発の三原行きだと乗り換えなしで行けるのですが、先ほど福塩線の車内で調べた時刻表の結果から行くと次に乗車したい列車に間に合わないため、やってきた115系に乗ることにします。
 普段は面倒な乗り換えも、乗り換えの分だけ多くの列車に乗れるとわくわくするのは鉄だけでしょうね(笑

    
福山駅駅名標福山駅の案内板。糸崎での接続は保証済み?(笑


8.糸崎12:16発→三原12:20着 普通351M 岩国行き
←三原
クハ 115
−1072
モハ 114
−1120
モハ 115
−1057
クハ 115
−1119
 広ヒロ

 糸崎駅では、対面乗り換えで115系同士を乗り継ぎます。微妙に形式が違うだけで外見はほぼ同じ。自分の知識レベルで違いを語ると、これから乗車する115系1000番代の方が寒さにちょっとだけ強いってことでしょうか。もっとも今日はよく晴れていてその恩恵にはあずかれない気もしますが。。。

    
福山→糸崎で乗車した115系2000番代糸崎→三原で乗車した115系1000番代

 糸崎から一駅。4分で三原に到着。ここから呉線に乗り換えるのですが、乗り換える列車は謎の臨時快速、案内板には行き先も書かれていません。11月に快速<くまがわ>に乗車したときもそうだったのですが、どうも臨時列車は案内板にはあまり正確に反映されないようです。めんどくさいからでしょうか(ばく

    
三原駅駅名標行き先不明な謎の臨時快速に乗車




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