関西・中部オフ3日目(2/2)   2005年12月12日(月)


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9.三原12:29発→呉14:00着 快速◆臨時8213D(瀬戸内マリンビュー2号) 呉行き
←呉
キハ  47
7001
キハ  47
7002
 広ヒロ

 謎の臨時快速の正体は<瀬戸内マリンビュー>号。今年(2005年)10月に登場したばかりの呉線を走る観光列車で、キハ47系の改造車。車体にはオールや浮き輪をあしらったオブジェが取り付けられていたり、船を意識した円い窓や大きめの窓に付け替えられたり、1号車指定席車のシート配置を瀬戸内海側にボックスシート、山側にソファ席としたりと、どこに座っても瀬戸内海のマリンビューが楽しめるようになっています。また、車内には客室乗務員としてマリンメイドと呼ばれるお姉さんも乗務していました。

    
キハ47系、瀬戸内マリンビュー号指定席車にはマリンメイドが乗務

 こんな贅沢な車両ですが、種別は快速のため18きっぷでも指定券を別に用意すれば乗車可能。12月の月曜日は閑散期にあたるためたったの310円で指定席に乗車できます。これを逃す手はないと、事前に計画を立てていたのでした。午前中、しきりに今後の予定を気にしていたのはこのためでした(汗

 さて、乗り込んでみるとさすがに閑散期と呼ばれるだけあって、指定席には中年の夫婦が2、3組と少し寂しい乗車率。自分以外の18きっぱーの姿もなく、自由席に至ってはたったの2人という有様。車内にはマリンビューなんでも帳というノートがあり、ちょっとページをめくってみたのですが、「三原で偶然見かけたので乗車した」とかいう書き込みもありました。

 また、ある中年夫婦が持っていた指定券がソファ側で、ボックスシート(海側)に座りたがっていたのですが、車掌に申し出ると「空いてるところにどうぞ」と言った光景も。逆にこの夫婦の方が「移った先にお客さんがきたら…」と心配していましたが、車掌氏は「もうたぶんこれで全員ですよ」と言うていたらく。マリンメイドのお姉さんも時折沿線案内をする以外は手持ち無沙汰で退屈そうでした。週末や観光シーズンだともう少し多いのでしょうが、まだまだ知名度はこれから上がって行くのでしょうね。

    
車内にもオールや浮き輪のオブジェ指定席車海側がボックスシート(車両左手)

    
山側はL字型に配置されたソファL字型のため座席番号も変則的

    
マリンビューなんでも帳羅針盤。本当に動いていました。

    
1号車。キハ47−7001の改造履歴2号車、キハ47−7002の改造履歴

    
珍名忠海駅。瀬戸内海はただのうみですか。。。線路にまで迫る只の海…もとい絶景の瀬戸内海(笑


10.呉14:21発→広島14:51着 快速5643M(安芸路ライナー) 広島行き
←広島
クハ 115
−2003
モハ 114
−2003
モハ 115
−2003
クハ 115
−2102
 広ヒロ

 呉からは、すぐの発車で普通列車に接続していたのですが、途中の行程を変更したために岡山で朝ご飯を食べて以来何も食べていなかったので、改札を出てみたのですがめぼしいものはなく、自販機のコーンポタージュで空腹を紛らわせることにしました。本当は三原で1時間近い時間を取っていて、そこで昼食の予定だったのですが、井原鉄道乗車のため時間がなくなっていたのでした。三度の飯より乗り鉄。鉄の掟です(ばく

 ホームで待つこと20分。快速安芸路ライナーで広島へと向かうことにします。列車は福山から糸崎まで乗ったものと同じ形式の115系2000番代。…なので、車両の写真は略します。

    
呉駅、呉線の主要駅には大きな路線図絵が入った駅名標も併設されています。呉駅発車案内板


11.広島15:00発→岩国15:37着 快速5357M(シティライナー) 新山口行き
←岩国
クハ 115
−3004
モハ 114
−3004
モハ 115
−3004
クハ 115
−3104
 広セキ

 広島駅からは乗り換え案内ですぐの接続だったので、1番線からの列車に飛び乗ったのですが。降りてお好み焼き食べればよかったと、発車後に後悔。とりあえず、空いていたドア脇のロングシート部分に腰を下ろし、おなか減ったなぁ…と岩国に到着するのを心待ちにします。岩国までは30分ちょっと。たいした時間ではないのですが、今日乗った中でいちばん長く感じられた30分でした。

 待望の岩国に到着。岩徳線の発車時刻を確認し、駅前へ出てみたのですがココイチくらいしか見あたらず、さすがに岩国まできてココイチというのもあんまりだと思い駅へと引き返し、それならまだ駅ソバの方がマシかと思い、構内にあるそば屋ののれんをくぐることにします。普通のきつねうどんでしたが、美味しかったですね。

    
岩国駅駅舎駅前にあった錦帯橋の模型


12.岩国16:15発→徳山17:27着 普通2239D 徳山行き
←徳山
キハ  47
1008
キハ  47
103
 広クチ

 岩国からは岩徳線に乗車します。岩徳線の発車ホームは駅本屋からもっとも近い1番線。たまたまそうなのかと思ってよく見ると、1番線には架線が引いてなく、非電化の岩徳線専用ホームとなっているような感じでした。

    
発車案内板。岩徳線は1番線から発車岩徳線のキハ47系

    
1番線には架線がなく、岩徳線専用となっていました岩国駅駅名標

 学校帰りの学生たちも乗ってきて、定刻にゆっくりと発車。岩徳線はすぐに山の中に分け入る感じで、錦川鉄道とは分岐駅の川西駅の少し先で別れるのですが、そのあたりはもう山、山、やまという感じでした。その山っぷりは、この先に新幹線の駅(新岩国)があるとはとても思えないほどでした。

 岩徳線、よくよく観察してみるとほとんどが無人駅でワンマン運転のためたったの2両編成で運転されているにもかかわらず、やけにホームが長い駅が多数あります。また、昔は駅員が常駐していたと思われるくらいに駅舎も立派でした。あとで、ko−maさんに教わって知ったのですが、もともとはこの岩徳線が山陽本線で、遙か昔は長大な編成が行き来していたのだそうです。岩国駅で岩徳線ホームが1番線だったのもうなずけました。

 そんなわけで、往年の岩徳(山陽)線に思いを馳せながらだんだん暮れていく車窓をのんびり眺め、やがて夜のとばりがおりはじめ車窓を楽しむのは困難になってきた頃、今の山陽本線との合流駅櫛ヶ浜(くしがはま)駅に到着。そして一駅走った徳山が終着駅でした。
13.徳山17:42発→博多18:51着 733A こだま733号 博多行き
←博多
121−5059 126−3014 125−3759 122−5059
 幹ハカ

 冬の午後5時半といえば、あたりはすっかり暗くなってしまう時間。昨日の美濃赤坂支線のこともあり、せっかく未乗区間に乗っても車窓を楽しむことはできないと思い、いったん改札を出てみどりの窓口へ向かいました。そして博多までの乗車券と新幹線特急券を購入。
 ホームへあがり待つことしばし、100系の4両編成がゆっくりと入ってきました。博多まで各駅停車のこだま号。駅の売店で缶ビールを買って、最後は新幹線で締めくくることにします。

 博多まではわずかに1時間。18時51分の到着でした。

    
徳山駅駅名標(新幹線)新幹線でも各駅停車の旅になりました

    
ラストランは新塗装の100系博多駅に無事帰ってきました


<関西・中部オフ・おしまい>



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