

「地域の施設を利用して」
学区にある岡山空港を見学して
時期 :5月下旬から6月
対象 :4,5歳児
ねらい:○地域にある施設に出かけ親しみをもち,さまざまなことに興味や関心をもつ。
・空港を見学し,空港の役割や空港で働く人々の仕事に関心をもつ。
・自分の住んでいる地域に目を向けるとともに,日本の内外の地域にも思いを 広げる。
馬屋上地域の地図作り
援助… 学区内の大きな地図を作ることで,学区の様々なことに 関心をもつようにする。
地図の中に,幼児の家や知っている場所や園外保育に出かけた川や公園などを印す。
地域の様子を思い浮かべながら,「この辺りかな?」と地図の上に張り付る。
友達と この地図の上で,ミニカーなどを使ってお家ごっこをして遊ぶ。 |
【考察】
主体的5…準備した地図がきっかけとなり,自分の家や施設,園外保育に行った
場所など馬屋上地域内のことに関心が向き,活発な活動へつながった。
自分の住んでいる地域,日本の国,世界の国々への関心を広げる
援助… 世界地図を掲示し,日本の国や世界の様々な国に関心をも ち,
思いが広げられるようにする。
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「アメリカにおばあちゃんがいるんよ」「ムーミンの国(この頃観た劇の主人公の国)
フィンランドだね」と言いながら世界のいろいろな国を探す。
「僕らのおる所は何処?」 「わー日本小さいな」と日本のことに関心をもつ。
父親がよく利用する国内線の飛行機のことや飛行機に乗って旅行するなど会話が弾む。 |
【考察】主体的5…自分で地図とかかわり,関係する場所を探しだして話題とした。
心豊か2…友達の話題をきっかけに外国のイメージを膨らませた。
岡山空港の見学をする
援助… 地域にある身近な空港の見学を計画する。
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パンフレットやミニ飛行機で知っている飛行機を見つけると,送迎デッキに駆け寄り,
「あっ水色の飛行機だ」「本といっしょだ」など歓声を上げのぞき込み,手を振って
見送るなど飛行機をより身近に感じる。
荷物の積み込み,ガソリンの注入などの準備 作業や飛び立つ直前の出発作業を熱心に見る。
荷物チェックの所では作業について係 員に質問をしたり,
空港用の巨大な消防自動車を驚きと感動で見学したりした。 |
【考察】主体的5…見つけた飛行機に駆け寄って口々に感動を知らせた。
心豊か2…本物を目の前にしてより身近な物として実感した。
飛行機に乗ってみたいな
援助… 自分たちで飛行機作りをさせ,幼児の思いを実現させる。
いろいろな人の仕事や役割に関心をもち,かわり合っ て遊びが進められる ようにする。
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「ぼくらで乗れる飛行機を作りたいな」という要求から,大きな段ボールで飛行機を
作ることになる。「たったはね」(垂直尾翼)をつけ,ムーミンジェットと名前を付けて
出来上がる。パイロットや乗客などの役割になりごっこあそびが始り,友達といろ いろな
アイディアを出して遊びを進める。
パンフレットを見て飛行機の行き先を決め 搭乗券を作る,手荷物点検場所を作る,
ガソリン給油を真似るなど,見学で関心をも ったことを遊びに取り入れていき遊びが発展する。
野谷幼稚園との交流では遊びの役 割を交替し,遊びの幅が広がる。 |
【考察】 主体的1,2,3,5…この発展的な活動では,見学を生かして遊びに取り入れ ていくことで, 遊びを豊かにしたり,自分たちで遊びを 進めたりするようになった。
心豊か3,4,6… 子ども達が遊びを作り出し,人とかかわりながら,自分の考 えを表現し,
相手の考えを受け入れて豊かな活動となった。
【空港見学以後の経過】
外国に手紙を出そう
援助… 外国にも郵便が出せること,その方法などを幼児と一緒に 体験する。