Linux

☆ Oracle8.0.5(正式版) install紹介、奮闘記 ☆

今、RDB業界でホットな話題といえば、Oracle for Linux。やっと正式版を購入しました。CDです。インストール悪戦苦闘記を読んでいただいき、皆様方の導入のお役に立てれば、とても嬉しいです。

導入計画

まず、デイストリビューシヨンですが、とりあえず、ReadHat5.2,Turbo-Linux3.0,TurboLinux-server1.0(PHT)であれば問題ありません。カーネルバージョンは2.0.34以上です、最近の2.2.xはサポートされていません。併せてglibc2.0.7が必要です。確認は、rpm -q -a|grep glibc で確認できるはずです。正式マニュアルには、カ－ネルの再構築が必要な様な記載がありますが、通常は問題無いと思います。 TurboLinux-server(1.0)はセキュリテイの関係でmakeがインストールされていませんので、RPMで make-3.77-1TL.i386.rpm,patch-2.5.3-2.i386.rpmをインストールしておいてください。又、開発環境も必要になりまかので、各種ライブラリ－、gcc等もRPMを使用して導入してください。入っていないと、Oracleインストール中にエラーが起こります。デイスク容量は400MB程度必要です。正式版は昨年秋にいただいたトライアル版（90日）のインスト－ルとは、かなり違いました。初めての方は、添付されているマニュアルでのインスト－ルはわかりにくいと思いますので、各種市販されている本を参考にされた方が良いでしょう。

Oracle8.0.5 導入前の作業

まず、root権限で、グループ、ユーザーの作成を行います、

groupadd -g 1000 dba
useradd -u 1000 -g 1000 -d /home/oracle -m oracle
passwd oracle

次に、マウントポイントの作成をします。

mkdir /u01 
mkdir /u02
mkdir /u03
mkdir /u04
chmod oracle.dba /u0*

最後に、所有権をオラクルにします。次に、/etc/oratabファイルの作成です。

cd /etc
touch oratab
chmod oracle.dba oratab
chmod 644 oratab
ln -s /bin/sh /usr/bin/shシンボリックリンクの作成。

/usr/local/binがあるかどうかの確認、無ければ作成。

次に、/home/oracleの環境変数を設定します。.bash_profile

export ORACLE_OWNER=oracle
export ORACLE_BASE=/u01/app/oracle
export ORACLE_HOME=$ORACLE_BASE/product/8.0.5
export ORACLE_SID=ora8
export ORA_NLS33=$ORACLE_HOME/ocommon/nls/admin/data
export ORACLE_TERM=vt100
export PATH=$PATH:$ORACLE_HOME/bin
export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$ORACLE_HOME/lib
export ORACLE_DOC=$ORACLE_HOME/doc
export ULIMIT=`ulimit`
umask 022

ここでは、キャラクタ－セットをしないようにしてください。インスト－ルに失敗することがあります。インスト－ルが終了した後で文字セットをしてください。なお、ULIMIT=`は"SHIFT+@"です、"SHIFT+7"ではありませんので、十分注意してください。
以上で準備は完了です。

Oracle8.0.5の導入

mount /mnt/cdrom cd /mnt/cdrom/orainst ./orainst
インストールタイプを必ず、カスタムにすること。これをしないと、英語のデータペースが作成され、日本語が扱えなくなりますので注意が必要です。選択画面での選択はほとんどデホルトで良い。 NLSの選択はAll Languagesを選択。途中でコンポーネントの選択がきますが、必要なものを選択。わからなければ、全部でも問題ありません。マウントポイントの選択の場合、point1 に/u02,point2 /u03,point3 /u04を入力してください。次の選択で、データベース・キャラクターセットがきますので、クライアントがwinの場合はJA16SJISの入力(選択画面の中に出てきません)。次の画面では前の文字セットに対応した、言語セットを聞いてきますので JA16SJISの場合はJA16SJISFIXEDを選択。もちろん、端末がunix系ならEUCです。最後に、パスワードを聞いてきますので、セット。マルチスレッドサーバの設定を聞いてきますが、通常はno。表領域の設定を聞いてきますので、変更したければ、設定してください。後、JDBC,Online-help,の導入をするかどうか、聞いてきます。
この後、インストールが始まります。約、機械のスペックにもよりますが、早ければ約30分程度。正常に終了すれば、Installerを終了させてください。

インストール後の処理

このあと、root権限でroot.shをするのですが、今回のCDにはバグがありますので、root.shの終わりにある#this is required for SPX/IPX V2 on UnixWareから次のコメント文があるところまでの数行を削除、又はコメントにします。
su
cd $ORACLE_HOME/orainst
chmod a+x root.sh
./root.sh
何か聞いてきたと思うのですが、NOを選択｡
これで終了です。一度、ログアウトして、oracleでログインして、svrmgrlが動作するかどうか確認。

SQL Plusの動作確認

NET8の起動のパラメータにも、一部不具合がありますので、こちらも修正。おかしくない場合もあります
ORACLE_HOME/net/admin/listener.oraファイルの'GLOBAL_DBNAME=xxx.(none))'がある場合、'.(none)'を削除してください。
lsnctl
start
でエラーが出なければ、成功です。
これで、クライアントからOrale8 fro Linuxが使用できます。
もし、サーバー側で日本語表示がしたい場合は下記の行を.bash_profileに追加してください。 export NLS_LANG=japanese_japan.ja16euc
なお、正誤表はオラクル社のホ－ムペ－ジでも公開されています。

最後に一言

最後に、Oracleさん、Linux版オラクル製品出荷(3/18)ありがとうございました。

ritsuo@mxy.mesh.ne.jp