☆ Linux(9)☆ Linux(7)前へ


☆ Linux奮闘記 (8) ついに始まるか「淘汰」の時代 '99/10-11 ☆



Linuxを初めて、1年が経過しょうとしています。この1年、今までにないスピ−ドで技術が進歩しているのを肌で感じています。このような環境化ではこれからは、大企業のように自分の属する会社を一流と幻想(錯覚)することではなく、組織を越えて個たる自分が一流となるべく研鑽を積むこと。それでなくてはこれからの厳しい戦国時代を生きていけない。 これからも、IT技術者は大変です。今後も、弱者の戦略に徹し、大手との土俵では戦わず、コンペは必ずゲリラ戦に持ち込み、自分たちの土俵で勝負が出来るように頑張りたいと思います。あと少しすると、2000年特需が終わり、情報化投資が大きく伸びないため、さらに競合が激化すると予想しています。 金額はめっきり下がり、大手自体が仕事を取るのが困難になるのではないでしょうか。安くて質のいいものを提供する技術をもった中小零細が台頭してきそうです。これからの「淘汰の時代」、このときあなたは、そしてあなたの会社は生き残れていますか。
1年を振り返り公私共に、私をここまで厳しく育ててくれた、L社O氏に改めてお礼申し上げます。

この1年を振り返って
  • 99/9/14 早い物で、Linuxを初めて1年が経過しょうとしています。昨年の秋に倉庫の片隅で眠っていた、DX4-100MHZのコンピュ−タにLinux2.0.33をインスト−ルし、眠れない日々を過ごしていた頃の思い出がよみがえります。Linuxが動いた当時の感動は、今でも脳裏からはなれません。
    1年前、私もDX4-100MHZと同様、会社の片隅でひっそりとC/S系の仕事をこなしていたのですが、Linuxのブレイクとと共に、だんだんと活躍の場が多くなり、今では1日が24時間では足らなくなり始めています。始めた頃には、今のような大ブレ−クがこんなに早く来るとは想像していませんでした。まあ、3年前から始めていた会社でさえ、ブレイクは想像していなかったのですから、しかたないでしょうね。 最近ではなんとか、Linuxもある程度使えるようになり、又時には講師の依頼を受け、初心者向けにお話をさせて頂いたり、Web関連の開発をするような日々が続いています。10/20,21,22と広島で行われるネツトワ−ク関連の展示会に、Linuxマシ−ンの展示を行います。これを機会に、もつと幅広く、数多くのユ−ザを獲得したいと策を練っています。




これからの4つのキ−ワ−ド
  • 99/9/14 いつのまにか、C/S時代からWeb時代に入っています。最近リリ−スされるソフトはほとんど、Webからの操作が出来ます。いままさに過渡期です。これから面白くなってきます。とりあえず要素技術としてはJAVA WEB DB SSL(セキュリテイというキーワード)で充分です。今後低価格の回線が中小企業レベルでも引けるぐらいになっていきますので、 そこで必要な技術はネットワークソリューションとDB技術です。もちろん、業務知識は必要ですが、それはいままでの企業資産でなんとか補充できます。しかし、ネットワーク+DB+SSLの要素技術とそのTipsに関しては、なかなか技術者を促成栽培できないですね。したがって、夢と希望を持って少しずつでも確実に、技術を蓄積してきた会社、グル−プが生き残ります。
    いきなり、JavaだのSSLだのと言っても、絶対に出来ませんよ。本業の仕事をやりながらでは、下地作りに最低でも1年間くらいはかかります。




大手の苦悩
  • 99/9/15 これからは特化技術が無くて人数が多いと、経営的に無理が生じやすくなります。もちろん、特化技術が有って人数が多いいのは問題ありませんが。コンセプトが売り上げ至上主義から、一円でも仕事に繋げるということになり、 営業の方針や方式が劣化する可能性が高くなります。劣化した営業力をカバーするため技術にしわ寄せがきます。必然的に技術も劣化します。一度その悪循環にはまると、気がつい たときはその下方スパイラルから抜け出せなくなっているのに気づき、さらにあせり、結果全体が劣化します。組織全体の人間関係が崩壊するまでいってしまう こともあるかもしれません。そういうごたごたの中では新技術が絶対に育つ土壌が全くなくなってしまいます。これには、注意が必要です。
    そのさい、最後の望みは個人の技術と個人の思想。その影響を及ぼすことができる2,3人のグループだけ。ということになってしまいます。そこで、そのグループが小さくても成功を収めてさえいれば、全体から見れば希望につながります。 小さなSIさん、大手に対抗出来るビッグチャンスが到来し始めていますよ、お互いに、頑張りましょう。




これからの進むべき道
  • 99/9/16 これからはますます、個の重要性、他にない特化技術が必要になってきます。私が考える、具体的な展開。
    1.あと少しの間だけ、静かに深く先行し、4つのキ−ワ−ドの技術習得に専念する。
    2.小さな成功を積み重ねていく。
    3.機械、ソフトを売るのではなく、仕組、要素技術の応用を売り込む。
    4.自分の信じる道を人知れず進む。確信を強める。
    5.早くWeb技術の完成度をパ−フェクトにする。
    6.いつでもどこでも自由自在に提案が出来るように、要素技術の応用を常に考えてメモしておく。
    7.これからは怖いのは、大手ではなく、小回りのきく技術を持ったSI、対ゲリラ戦の為の強力なチ−ムを作る。





APOP Serverの導入
  • 99/9/16 いくらメ−ル自体を暗号化しても、接続時のユ−ザ名、パスワ−ドが平文で回線を流れたのではよくありませんね。 これを防ぐには、POPをAPOPにする必要があります。tar zxvf qpopper2_53_tar.Z
    qpopper2_.53/popper.0
    qpopper2.53/popper.8
    qpopper2.53/popper.c
    qpopper2.53/popper.h
    qpopper2.53/version.h
    qpopper2.53/xtnd_xlst.c
    [fujii@soho qpopper2.53]$ ./configure --enable-apop=/etc/pop.auth --with-popuid=pop
    creating cache ./config.cache
    updating cache ./config.cache
    creating ./config.status
    creating Makefile
    creating config.h
    make
    gcc -c -I. -I. -g -O2 -fstrength-reduce -fpcc-struct-return -DHAVE_CONFIG_H -DLINUX popauth.c -o popauth.o
    gcc -o popauth popauth.o flock.o -lgdbm
    [root@soho qpopper2.53]# install popper /usr/local/sbin
    [root@soho qpopper2.53]# install -o pop -m 4711 popauth /usr/local/sbin
    install: invalid user `pop' あらら、エラ−になってしまいました。




PostgreSQL6.51 --> 6.5.2の導入
  • 99/9/17 新しいバ−ジョンの6.5.2がリリ−スされました。cd /usr/src/pgsql
    gnuzip postgrsql_6_5_1_6_5_2_patch.gz
    patch -p0 < postgrsql_6_5_1_6_5_2_patch
    patching file `postgresql-6.5.1/src/pl/plpgsql/src/gram.y'
    patching file `postgresql-6.5.1/src/pl/tcl/mkMakefile.tcldefs.sh.in'
    patching file `postgresql-6.5.1/src/template/linux_alpha'
    patching file `postgresql-6.5.1/src/test/regress/expected/rules.out'
    patching file `postgresql-6.5.1/src/test/regress/expected/select_implicit.out'
    patching file `postgresql-6.5.1/src/test/regress/sql/select_implicit.sql'
    再コンパイルの実施。
    /usr/local/pgsql/bin/postmaster -D/usr/local/pgsql/data -S -i




Linux6号機の受注
  • 99/10/1 6号機の注文をいただきました。Linuxで、ファイルサ−バ、プリンタサ−バを行います。Win_PC 10台、マックが1台、プリンタ−が4台接続されます。Samba,netatalkの出番です。

    99/10/23 6号機の納品。smbaは問題無かったのですが、マックのサ−ビス(netatalk)でエラ−が発生しました。 [root@ns /home]# /etc/rc.d/init.d/atalk stop
    Shutting down AppleTalk services: Can't unregister ns:Workstation@*Can't unregister ns:netatalk@*atalkd: no process killed

    [root@ns /home]# /etc/rc.d/init.d/atalk start
    Starting AppleTalk services: (backgrounded)
    [root@ns /home]# 280.116: attribute not found.
    atalkd is already running (pid = 562), or the lock file is stale.
    bind: Cannot assign requested address
    bind: Cannot assign requested address
    同じく、PPPの確認。[root@ns /home] tail -f /var/log/mgetty
    [root@ns /home]cu -l /dev/ttyS0 -s 38400
    [root@ns /home]atdt 0849xxxxxx
    これで、電話がかけられれば、OKです。




7号機、Webでの難関、印刷に挑戦 ?
  • 99/10/2 7号機を提案中です、今回はある処理をした結果を客先に提出する書類が有るため、今までとは少し形態が違います。 Webベ−スで使用出来る印刷ツ−ルを探しています、PDFファイルで書き出しても良いのですが、ツ−ルが150万円もするので、少し考えています。(NT対応版)、Linux版は来年春頃リリ−スとの事。

    99/10/3 Jaiv_reportをダウンロ−ドして、テストをしています。うまく、Webから使用出来れば良いのですが、Webからのコ−デイングがかなり難しそうです。不採用。

    99/10/4 WebからEXCELをキックして、EXCEL-VBAで印刷をする帳票プログラムのテストをしています。半日試行錯誤してやっと、うまくEXCELへキックがかかって、印刷が出来ました。 デ−タを抽出して、アクセスへでも中間ファイルとして書き出し、EXCELからアクセスのデ−タを読んで印刷とかが出来ます。これだと、PDFへも手動で書き込みが出来ますので、運用の幅が広がりそうです。今回は、この提案でいってみましょうか。でも、これってNTしかだめだ。 又、クライアントにEXCELがインスト−ルされていないといけないので、少し不便ですが、最近はEXCEL,WORD位は、各クライアントに入っているし。

    99/10/6 Linuxからの印刷ツ−ルが無いために、7号機の提案はNTに負けてしまいました。残念ですが、今回のケ−スをバネに再度頑張ります。




社内3号機へnamazu導入
  • 99/10/6 [root@soho /tmp]# rpm -ivh nkf-1.62p5-1.i386.rpm
    package nkf-1.62p5-1 is already installed
    error: nkf-1.62p5-1.i386.rpm cannot be installed
    [root@soho /tmp]# rpm -ivh kakasi-2.2.5-1.i386.rpm
    kakasi ##################################################
    [root@soho /tmp]# rpm -ivh namazu-1.3.0.6-1.i386.rpm
    namazu ##################################################





2台のLinuxマシ−ンでバックアップが取れるrsync導入
  • 99/10/13 [root@soho /tmp]# tar zxvf rsync_2.3.1_tar.tar
    [root@soho rsync_2.3.1]#./configure
    updating cache ./config.cache
    creating ./config.status
    creating Makefile
    creating lib/dummy
    creating zlib/dummy
    creating config.h
    [root@soho rsync-2.3.1]# make
    gcc -I. -I. -O -c zlib/adler32.c -o zlib/adler32.o
    gcc -O -o rsync rsync.o generator.o receiver.o cleanup.o sender.o exclude.o uti
    l.o main.o checksum.o match.o syscall.o log.o options.o flist.o io.o compat.o hl
    ink.o token.o uidlist.o socket.o fileio.o params.o loadparm.o clientserver.o acc
    ess.o connection.o authenticate.o lib/getopt.o lib/fnmatch.o lib/compat.o lib/sn
    printf.o lib/mdfour.o zlib/deflate.o zlib/infblock.o zlib/infcodes.o zlib/inffas
    t.o zlib/inflate.o zlib/inftrees.o zlib/infutil.o zlib/trees.o zlib/zutil.o zlib
    /adler32.o

    root@soho rsync-2.3.1]# make install
    mkdir -p /usr/local/bin
    /usr/bin/install -c -m 755 rsync /usr/local/bin
    mkdir -p /usr/local/man/man1
    mkdir -p /usr/local/man/man5
    /usr/bin/install -c -m 644 ./rsync.1 /usr/local/man/man1
    /usr/bin/install -c -m 644 ./rsyncd.conf.5 /usr/local/man/man5

    それでは動かしてみましょう。
    [root@soho bin]# ./rsync -a -e ssh /tmp/namazu-1.3.0.6-1.i386.rpm 172.21.20.11:/tmp/
    Secure connection to 172.21.20.11 refused; reverting to insecure method.
    Using rsh. WARNING: Connection will not be encrypted.
    172.21.20.11: Connection refused
    unexpected EOF in read_timeout
    なにかうまく動きませんでした。残念。

    99/10/18 原因がわかりました、受け取る側のLinux機はrshが動いていないと、送れないようです。




2台のLinuxマシ−ンで細かくバックアップが取れるmirrordir導入
  • 99/10/14 [root@soho /tmp]# tar zxvf mirrordir-0.10.41_tar.tar
    [root@soho mirrordir-0.10.41]#./configure
    creating ./config.status
    creating Makefile
    creating zlib/Makefile
    creating diffie/Makefile
    creating vfs/Makefile
    creating src/Makefile
    creating pam/Makefile
    creating doc/Makefile
    creating scripts/Makefile
    creating mirrordir.spec
    creating config.h

    [root@soho mirrordir-0.10.41]# make
    Making all in scripts
    make[2]: Entering directory `/tmp/mirrordir-0.10.41/scripts'
    make[2]: Nothing to be done for `all'.
    make[2]: Leaving directory `/tmp/mirrordir-0.10.41/scripts'
    make[2]: Entering directory `/tmp/mirrordir-0.10.41'
    make[2]: Nothing to be done for `all-am'.
    make[2]: Leaving directory `/tmp/mirrordir-0.10.41'
    make[1]: Leaving directory `/tmp/mirrordir-0.10.41'

    [root@soho mirrordir-0.10.41]# make install
    make[2]: Entering directory `/tmp/mirrordir-0.10.41/scripts'
    /bin/sh ../mkinstalldirs /etc/ssocket
    mkdir /etc/ssocket
    /usr/bin/install -c -m 644 ./accept.cs /etc/ssocket/accept.cs
    /usr/bin/install -c -m 644 ./connect.cs /etc/ssocket/connect.cs
    /usr/bin/install -c -m 644 ./arcencrypt.cs /etc/ssocket/arcencrypt.cs
    /usr/bin/install -c -m 644 ./arcinit.cs /etc/ssocket/arcinit.cs
    make[2]: Nothing to be done for `install-data-am'.
    make[2]: Leaving directory `/tmp/mirrordir-0.10.41/scripts'
    make[1]: Leaving directory `/tmp/mirrordir-0.10.41/scripts'
    make[1]: Entering directory `/tmp/mirrordir-0.10.41'
    make[2]: Entering directory `/tmp/mirrordir-0.10.41'
    make[2]: Nothing to be done for `install-exec-am'.
    make[2]: Nothing to be done for `install-data-am'.
    make[2]: Leaving directory `/tmp/mirrordir-0.10.41'
    make[1]: Leaving directory `/tmp/mirrordir-0.10.41'




4号機で納品した、サイトの正式オ−プン
  • 99/10/29 今年の夏に納品した、Linux+WinNT4.0のオンラインショツピングサイトが正式に11月からスタ−トします。
    2ヶ月程度のテスト運用を行い、画面のレイアウトもかなり変更しました。又、細かい入力ミスにも対応出来るように、かなりJavaScriptを追加しました。99/09-99/10
    大きな変更点、1.2重書き込みを防ぐように、クライアント側にもJavaScripを追加。
    2.入力値の相互確認、数字の入力、入力もれ等のミスへの対応強化。
    3.デ−タの2重化登録。NEC-RDBとAccessとに同時書き込み。
    4.アンケ−ト項目の追加。
    後は、大きなトラブルも無くスタ−ト出来れば、私の大きな自信につながります。

    99/11/5 MN-128 がDIONのル−タと相性が悪いのか、10日に一度必ず落ちます。DIONの指示でSL-11のファ−ムウエアの更新。MNMASTER11,ファ−ムウエアのダウンロ−ドを行う。ダウンロ−ドした圧縮ファイルの解凍、MNマスタ−の更新、ファ−ムウェアのインスト−ル。
    99/11/15 正式に、サイトが開設しました。


Linux+ASP関連のリンク集

PHP Kanji Pach・・・PHP Kanji関係。

Java・・・Java関係。

Postgresql JDBC・・・PostgreSQL JDBC関係。

delphi・・・Delphiからlibpq.dll経由でPostgreSQLを使用するコンポーネント関係。

cybozu PGP・・・PGP関係。

PGP・・・PGP関係。

PGP key ・・・PGP関係。

GnuPGP key ・・・GnuPGP関係。

ASP ・・・ASP関係。

デ−タマイニング ・・・デ−タマイニング関係。

牛小屋さんのペ−ジ・・・Linux関係。

BlackBox(青木)さんのペ−ジ・・・統計学関係。

AlpHa FACTORYのペ−ジ・・・Linux RPM関係。

PHP MLのペ−ジ・・・PHP ML関係、他もろもろ。



このホ−ムペ−ジの画像の無断転載はかたくお断りします。Linuxメーリングリストの皆さん、Oracle,PostgreSQLメーリングリストの皆さん、ならびに私を支援していただいた多くの方々に、 この場をお借りして、厚くお礼申し上げます。
ritsuo@mxy.mesh.ne.jp


前へ戻る

Copyright(C) 1999 by Ritsuo Fujii