ASTRONOMICAL CCD PHOTOGRAPHS

by RITSUO FUJII

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☆ 春の画像集 ☆ 夏の画像集☆ 秋の画像集☆ 冬の画像集☆ 彗星画像☆ 月、惑星画像☆ 超新星画像(98/4)

上記画像撮影機材

撮影機材 PENTAX 125SDHF
タカハシ FC-50(5cm屈折型)
MUTOH CV-04.SBIG ST-4(AutoGide)
メインは焦点距離800mm F6.4ですが
一部焦点距離が300mm F2.8もあります
惑星撮影用は焦点距離が3000mm F12もあります
撮影用PC IBM Thinkpad 535E
撮像機材、冷却カメラ、ド−ム内の写真
自動導入装置が無いため、目標天体の導入は大変です。
現在サブ機にBJ-30Cを取り付け、撮像効率を上げています


☆ CCD撮像の為のワンポイント ☆

86年当時、自宅天文台を持っていなかった私は、友人と2人でよく美星町等へ移動観測をしていたのですが、子供が誕生した頃から仕事と家庭と趣味をなかなかバランスよくすることが大変になり、自宅で短時間に撮影する方法を 模索していました。銀塩写真も、昨今の光害のなかでは、年に数回程度しか自宅からは撮影のチャンスに恵まれません。こんな環境の中で、数年前から高性能で低価格のCCDの出現を待っていました。 そんな中、国産で武藤工業が2段冷却で40万画素の18ビットAD変換のカメラを発表したので、迷わず感度の高いタイプを購入してしまいました。 高性能で以前だったら100万円近くする代物です。かなり他社を意識して価格設定をしていたと思っています。もう少し早く購入していれば、百武、ヘ−ルボップの発見初期の撮像に間に合ったのですが。 97/2/20、生まれて初めて冷却カメラからパソコン上に表示された、ヘ−ルボップの画像は今でもはっきりと脳裏に焼き付いています。
☆ CCD撮選びのポイント ☆

現在はSBIG(USA)、武藤工業、ビットラン社の3社の中から、自分の観測スタイル、予算にあわせてカメラの選択をすれば良いと思います。 SBIG社はダブルチップ、シ−イングキャンセラ−などの最先端技術で一歩リ−ド。国産2社はサポ−トの良さと国内の気候に合わせて、2段冷却+水冷冷却でノイズの少ないクリア−な画像で対抗しています。ビットラン社は併せて、周辺機器の充実と1発カラ−撮像対応で、武藤工業に対抗しています。 ABGあり無しは、汎用的に使用するのであればABG付きの方が良いと思います。


☆ CCD撮影用望遠鏡選びのポイント ☆

天文ガイド別冊のインタラクテイブ12号に岡野さん(CCDの第一人者)が詳しく書かれていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。ちなみに岡野さんお勧めの機材は、セレストロンC5でした。私が持っている望遠鏡も 最強の部類なのですが、腕がついていっていません。


☆ CCDでの撮影のポイント ☆

CCD撮影で大事なことは、銀塩写真と同様に正確なピントとガイドだと思います。9ミクロン程度のチップのガイドはけっこう大変です。併せて、小さなチップへの導入スピ−ドの3点だと思います。 銀塩写真を少しでも経験している方は、ピントとガイドが重要なのは感じていると思います。幸いCCDは撮像の結果がすぐにわかるため、ピントずれ、ガイドずれがすぐにわかります。 私のピント微調整には、ケンコ−のMC7(バロ−レンズ)のレンズ部分を取り出し、ヘリコイド機構をCCDの前に付け、微調整用にしています。ヘリコイド部分は約3センチ程度可変出来ます。 これにより、フイルタ−取り付け時の移動量も正確に調整出来ます。ガイドは銀塩写真時代から使用しているST-4です。やはり長時間の露出には、ガイドもしっかりしていなければなりません。私の今までの経験で、L画像はビニングなしで30分以上。 RGBは各色ビニングありで20分以上露出出来れば3色合成、LRGB合成後、かなりクオリティの高い画像が入手できます。ガイドはダブルチップのSTシリ−ズが、簡単に追尾のセツト出来て楽です。ST-4だとけっこう汎用性はあるのですが、ガイド鏡取り付け部分の強化、セットするのに時間がかかるとか、赤道儀が1ランク大きくなるとか、以外にデメリットもあります。 しかし、ST-4だとパソコンへガイド状況を表示出来る為、画面を見ながらの追尾微動調整等も出来るので、安心して長時間撮像が出来るメリットも少しあります。
☆ 小さなCCDでの導入のポイント ☆

最近は、自動導入装置の付いた赤道儀が比較的簡単に手に入りますので、けっこう5ミリ角のチップへの導入も楽なのではないでしょうか。色々な話を聞くと、導入率100パ−セントと言うような話も聞こえてきます。 人気のある赤道儀には、後付でエンコ−ダ等も簡単に取り付け出来ますので、比較的小さなチップでも導入は簡単でしょう。160万画素のカメラと1000ミリ以下の焦点距離だと、100パ−セントCCDのどこかに導入できているのではないでしょうか。 以前は、焦点距離の短いもので対象物を導入して、メインの望遠鏡にカメラを取り替えるという事をしていましたが、なかなか効率が悪かったので、最近は300mm+BJ-30Cで導入をして、CV-04で撮影という贅沢な使用を最近しています。これで、撮像効率がかなり上がりました。
☆ CCDのカラ−撮影、赤外カットのポイント ☆

購入当初はモノクロで撮像を行っていましたが、1年もするとカラ−での撮影がしたくなり、光映社様から3色フイルタ−を購入し撮影を始めました。個人的には、SBIG社の3色フイルタ−の方が色特性は良いと思います。 コダックのチップは赤外線も吸収するので、IR(赤外線)カットフイルタ−を取り付けて撮影をするとビックリするくらい、星像がシャ−プになります。比較画像を御覧下さい。 私は、岡野さんお勧めのエドモンド社のIRカットフイルタ−を使用しています。
☆ CCDの冷却ポイント ☆

他社のカメラは良く知らないのですが、武藤工業のカメラは1分間に1度ずつ冷却温度を下げることがWindows95バ−ジョンから出来る様になった為、無人で40分後には撮影に入れるので効率が大変良くなりました。 2段冷却でも、冷却部に常に風が当たっていないと、外気温−40度にはなかなかなりません。最近は皆さん、PC用の小型ファンを取り付けていらっしゃるようです。私の冬場のド−ム内で−25度、春と秋は強制ファンとの併用で−15度、夏場のド−ム内では−5度がやっとです。出来れば、夏場は水冷冷却にして−25度以下に出来ればかなりノイズを少なくすることが出来ると思います。 このたびCCDの冷却水の温度安定の為に、小型冷蔵庫をリサイクルショツプで見つけてきました。
☆ ダ−クフレ−ムとフラットフレ−ム ☆

聞き慣れない言葉かもしれませんが、ダ−クフレ−ムとはCCDに光を当てない状態で撮影した画像です。(光を当てた画像はライトフレ−ム)こちらの画像も露出時間別冷却温度別撮影サイズ別にたくさんの画像が必要になりますので、星空の見えない夜にでも少しずつデ−タを蓄積しなければなりません。 あわせてフラットフレ−ムも、元画像からのCCDのゴミの除去とか、周辺減光の補正に必要ですので、こちらは毎回撮影後に撮影されると良いと思います。
☆ 撮影後の画像処理 ☆

以前は画像処理に、StellaImage、PotoShop、SbigImage(江草)を使用して画像処理していましたが、今年の5月からアストロア−ツ様のStellaImage2を利用するようになり、回転している画像の合成等がかなり楽になりました。 天文画像処理には、このソフトが最強です。価格も機能の割には安いと個人的には思っています。現在の画像処理の主流は岡野さん考案のLRGB画像処理です。これは、高品質のモノクロ画像と3色合成した画像を張り合わせて、1枚のカラ−画像を作成する すばらしい処理方法です。この処理方法によつて、CCDカラ−の世界に新しい時代がやってきたといっても過言ではないでしょう。
☆ 無人、自動撮影 ☆

最近は望遠鏡から離れた場所から、自動導入、ピント合わせ、連続撮像という、うらやましい環境にいらっしゃる方が増えてき初めています。私も最近楽がしたくなり、パソコン2台をLANで接続して 1台をド−ム内に置き、もう1台からド−ム内のPCをリモ−トでコントロ−ルして撮像が出来るようになりました。遠隔コントロ−ルはあまり早くありませんが、電話回線を利用して別のパソコンを操作することもできます。 ただ複数の対象物を撮影する場合は、ド−ムの回転、導入が発生しますので、どうしてもすべてが現在は自動では出来ません。私の場合、どうしてもド−ムのスリットから空を時々見ていないと不安で、急に雲が出てきたり、ST-4がうまく動いているかどうか心配なので、2台ほど監視用にビデオカメラでも設置しないと、完全無人化は出来そうにありません。 進んでいる天文台、個人天文台では、機械がかってに一晩中撮像しているようです。
画像は時間がとれしだい、少しずつ増やして予定ですのでお楽しみに。一部カラ−の撮影には、光映舎オリジナルの3色フイルタ−を使用しています)
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