12月29日(月)
2日目は午前中はホテルでゆっくりしようと思い、朝もややお寝坊を。
神戸ポートピアホテルはどの部屋も海が見えるということだったので、起きたらすぐに
海見たさに窓のカーテンを開けました。
確かに海は見えましたがかなり遠くで。よく見ないと、どこが海なのか分かりませんでした。
朝食はバイキングにしました。かなり遅めで10時過ぎに食べ始めました。
いろいろな料理をお皿に取って、もう満腹。朝食というよりもブランチでした。
チェックアウトは午後12時。その後、頼んであった観光タクシーに乗りました。
ベテランの運転手さんが神戸の観光スポットに連れて行ってくれました。
ポートアイランドのみなと異人館周辺からメリケン波止場を通りハーバーランド方面へ。
さすが港町神戸、港の趣が違います。写真に納めたい美しい風景ばかりです。
カメラを向けようとすると、だめなのです、運転手さん、写真を撮らせてくれないのです。
「写真は一生の思い出、何年かたって、ああ、ここに行ったんだ、と思い出せるから写真は
たくさん撮らなくてはね。撮ってあげますから、そこに立って。」
という具合。カメラを構えると、カメラは運転手さんに取り上げられてしまいます。
運転手さんの優しい思いやりは本当に嬉しいのですが、人物の入らない風景も
私はたくさん撮りたかったです。
その後、旧居留地跡、市役所、花時計などを回り南京町へ。
南京町の活気はすごかったです。それほど大きくない一角に人がぎっしり。
飲茶や中国雑貨を売っていました。
そして元町、三宮など市街地をいろいろ回りながら阪神淡路大震災の話をいろいろと聞きました。
元町と三宮はとても近いのに、元町の被害は小さく、三宮は大打撃だったそうです。
関帝廟を通り、北野の異人館を抜けて摩耶山の方に向かいました。
展望台のような所から神戸を一望しました。
この日は天気がよく、空気が澄んでいたおかげでしょうか、淡路島、紀伊半島までくっきりと見えました。
清盛の福原遷都、源平合戦の話なども聞かせて頂きました。
タクシーは3時間の契約だったので、最後は北野異人館のイタリア館で降ろしてもらいました。
ちなみに、料金は3時間14100円でした。
異人館ではイタリア館、風見鶏の館、萌ぎの館がお薦めと聞いていたのですが、
この日に開いていたのはイタリア館だけでした。
執事のかっこうをした年配の案内人の方が付いて、館内を説明しながら案内して下さいます。
ところがその方、観光タクシーの運転手さんと同様、ご親切に盛んに私たちの記念写真を
撮って下さいます。
というよりも、カメラを取り上げられてしまって・・・。
またしても、ほとんど人物なしの写真は撮れませんでした。
ここは正式名称「プラトン装飾美術館」というだけあり、絵画や家具、調度品など、すばらしかったです。
ただ、イタリア館に限らないのですが、この北野異人館はやや商業主義的で、少し興ざめしてしまいました。
女性の従業員(皆さんご年配)の方はメイドさんの格好をしています。
そのメイドさんに「タクシーの中にお荷物を忘れられましたね。」と言われ、初めて車のトランクに入れた
ボストンバッグなどの荷物を置き忘れてきたことに気が付きました。
間もなく運転手さんが届けて下さいました。
イタリア館を出て、喫茶店で一休みをしました。
素敵な喫茶店でしたが、料金はホテル並みでした。
中に入れなくてもいいから外見だけでもと思い、その後「風見鶏の館」「萌ぎの館」に行きました。
とても趣のある素敵な建物でした。
なぜか風見鶏の館の前には、大きなクリスマスツリーが2つありました。
他に狩猟家の「ベンの家」を訪れました。
午後5時を過ぎて暗くなってきたので、新神戸駅の方に歩いて向かいました。
駅前に新神戸オリエンタルアベニューがあります。
帰りの新幹線の時間まで、そこで時間を潰すことにしました。
そこの上にあるホテルのコーヒーラウンジで、数年前暴力団山口組のbQ、bRが殺されました。
観光タクシーの運転手さんがそのホテルの前を通ったとき、事細かにその時の様子を教えてくれました。
それで好奇心も手伝って、夕食はそのコーヒーラウンジで取りました。
ホテルの入り口には「警察の指導で暴力団関係の方はご遠慮願います」という主旨が書かれた
プレートがありました。
このプレートって効果あるのかなぁ。
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展望台から 見下ろした景色 |
チェンバロです。 調度品も絵画も すばらしかったです。 |
残念ながら 年末のお休みに 入っていました。 |
左上の部屋で 射殺劇が。 このエスカレーターを 犯人は逆走したそうです。 |