DOSコマンドについて。

    DOSプロンプトから操作するコマンドのいくつかを以下に記述してあります。

    オペランドの説明は、コマンドのオペランド部分に /? を入力して表示されたものです。

      例: DIR  /?


    1. CD : 現在のディレクトリを表示したり, 変更します.

      CHDIR [ドライブ:][パス]

      CHDIR[..]

      CD [ドライブ:][パス]

      CD[..]

       .. 親ディレクトリに変更したいときに指定します.

      CD ドライブ: と入力すると指定したドライブの現在のディレクトリが表示されます.

      パラメータの指定がなければ, 現在のドライブとディレクトリが表示されます.


    2. COPY : ファイル(複数可)を別の場所にコピーします.

      COPY [/A | /B] 送り側 [/A | /B] [+ 送り側 [/A | /B] [+ ...]]

       [受け側 [/A | /B]] [/V] [/Y | /-Y]


       送り側 コピーするファイル(複数可)を指定します.

       /A ASCII テキストファイルとして扱います.


       /B バイナリファイルとして扱います.

       受け側 新しいファイルのディレクトリまたはファイル名(複数可)を指定します.

       /V 正しくコピーされたかどうか照合します.

       /Y 受け側のファイルを上書きするか確認するためのプロンプトを表示しません.

       /-Y 受け側のファイルを上書きするか確認するためのプロンプトを表示します.


      環境変数 COPYCMD に /Y スイッチを設定することもできます.

      これは, コマンド ラインで /-Y スイッチを指定すると無効になります.


      複数のファイルを追加するには, 受け側に 1 個のファイルを指定し, 送り側に複数の

      ファイルを指定 (ワイルドカードを使うか, ファイル1+ファイル2+ファイル3... と指定) します.


    3. DIR : ディレクトリ中のファイルとサブディレクトリを一覧表示します.

      DIR [ドライブ:][パス][ファイル名] [/P] [/W] [/A[[:]属性]]

       [/O[[:]並べ順]] [/S] [/B] [/L] [/V] [/4] [ドライブ:][パス][ファイル名]

        一覧表示させるドライブ, ディレクトリ, ファイルを指定します.

        (拡張ファイルや複数のファイルも指定できます.)

       /P 一画面ごとに停止して表示します.

       /W ワイド一覧形式で表示します.

       /A 指定した属性のファイルを表示します.

       属性: D ディレクトリ R 読み取り専用 H 隠しファイル

       S システムファイル A アーカイブ - その属性以外

       /O ファイルを並べ替えて表示します.

       並べ順: N 名前順 S サイズ順 E 拡張子順

       D 日付順 G ディレクトリ優先 - 逆順

       A 最終アクセス順 (最新が先)

       /S 指定されたディレクトリのサブディレクトリ中のファイルもすべて表示します.

       /B ディレクトリ名とファイル名だけを表示します.

       /L 小文字で表示します.

       /V 詳細情報を表示します.

       /4 西暦を 4 桁で表示します(/V とは併用できません).

      環境変数 DIRCMD にスイッチを設定することもできます. たとえば /-W のように

      - (ハイフン) を前につけると, そのスイッチは無効になります.


    4. MD : ディレクトリを作ります.

      MKDIR [ドライブ:]パス

      MD [ドライブ:]パス


    5. RD : ディレクトリを削除します.

      RMDIR [ドライブ:]パス

      RD [ドライブ:]パス


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