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(左上)メインレースを制した幸騎手 (左下)小倉リーディングの福永騎手 |
(中上)アジアの国々の国旗が飾られ国際色満点 (中下)ファンは屋内に逃げ込み芝生席はガラガラ |
(右上)返し馬が観客席の目前を通り過ぎる (右下)準メインを制したエドモンダンテス号 |
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春と秋のGTシリーズの谷間となる夏競馬のシーズンは、中央場所から離れ地方での開催となる。7・8月は北海道(函館・札幌)、新潟、小倉で開催される。このうち北海道の2場と新潟の夏競馬は経験済みだが、小倉の夏競馬には行ったことがなかったので、ちょっくら行ってみようかということになった。 小倉競馬場は2002年の冬に行って以来2度目である。前回の時にはまったく当たらず3万円以上負けた(詳しくは「小倉大焦点」を参照)。その時は「もう2度と来ないだろう」と思っていたが、案外懲りていないもので「いっちょリベンジしてやろう」みたいな感じで、のこのこ出掛けてしまった。 |
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夏休みまっただなかの8月8日日曜日。気の早い会社は既にお盆休みに入っているとあって、新大阪から下る「のぞみ」や「ひかりレールスター」の指定席は満席だった。JR西日本の株主優待券を生かして「のぞみ5号」のグリーン車を奢ることにした(グリーン料金分くらいが割り引かれる)。車体が丸いこともあって500系の普通車指定席は狭っくるしいが、グリーン車は全く気にならない。おまけにガラガラで「ピークの時に申し訳ないなぁ」という感じだった。 2時間そこそこで小倉に到着し、モノレールに乗り換えて13時ころ小倉競馬場に到着した。さすがに夏の九州は立っているだけで汗が噴き出し、馬券購入もそこそこに場内のレストランに逃げ込んで生ビールをあおった。 |
「ホンコンジョッキークラブトロフィー」の表彰式 |
Gダンツキャスト号のオケツ越しにDヒューマ号 |
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ゴールデンキャスト号の口取り式(鞍上は幸騎手) |
屋内観戦エリアで最終レースのスタートを見守る |
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ひとしきり涼をとった後、屋外の芝生席で観戦することにした。あっという間に、さっき飲んだビールが汗になっていく。汗が目に入り競馬新聞の文字がロクに追えない。四苦八苦しながら予想をしていったが、惜しいところで馬券が的中しない。15時すぎ、第10レースの「ホンコンジョッキークラブトロフィー」競走が終わったところで1万3千円以上の負債を負ってしまった… このままでは2002年の冬の二の舞になってしまう。危機感を感じてメインの「小倉日経オープン」で勝負に出ることにした。レースの図式は、7月25日に同じ小倉1200bで行われた準オープンのレース「佐世保ステークス」の上位入線馬と、福島の準オープンを勝ち上がった「ポップジュエル」、そして先週の小倉1000万下条件を勝って連闘で格上挑戦する「スウィートエルフ」の争いといったところである。 競馬場に来るまでは「ポップジュエル」を本命にしていたが、1番人気に推されていたため嫌い、佐世保ステークス組から軸馬を探すことにした。競馬新聞を見ながらウンウン唸った末に、前走との斤量差を考え「ヒューマ」と「ゴールデンキャスト」のどちらかにすることにした。ゴールデンキャストは3歳時の短距離重賞路線で1番人気に推されながらことごとく裏切り続け、ファンもさすがに見放した今年正月の「新春ステークス」で幸騎手が勝利に導いた印象が強い。結局ゴールデンキャストを軸に馬連で5頭に千円ずつ流し、3連複はお得意の1頭軸の5頭ボックスで10点500円ずつ、合計1万円の馬券を握りしめてレースに臨んだ。 電撃の6ハロン戦。スタートは他にもまして大事だが、真っ先にゲートを飛び出したのは軸馬ゴールデンキャストだった。「おっ、これは・・・」と期待度満点でレースを楽しむ。終始好位につけたゼッケン12番は直線で先頭に立ちそのままゴールまで押し切った。2着スウィートエルフ、3着ヒューマと入線し馬券は馬連・3連複とも的中。馬連23.5倍、3連複38.5倍をしとめて一気に借金返済。1万6千円のプラスに大逆転した。ちなみにもともと本命に推していたポップジュエルは4コーナーで故障を発生し競走中止、予後不良となってしまった。 最終レースは見料だけにとどめ、結果的に資金はプラスにもマイナスにもならなかった。私は夕暮れ迫る小倉競馬場を後にして、意気揚々とモノレールに乗り込んだ。フクちゃんのトーキングFMが耳に心地よかった・・・ |
小倉競馬場のすぐ脇を都市モノレールが通る |
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<おわり> |