日時 | 1999年 10月24日 京都 11R 秋華賞GT(芝2000m/良) 18頭立 | ||||||||||||||||||
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レース結果 |
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配当 |
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まずはトップページで私の万馬券の年度別本数を見てください。 94年2本。95年5本。96年2本。97年は0。ここまでは比較的頻度が低かったのですが、 98年8本、99年が6本、と、98年を境に急上昇しているのが分かります。 この96年までの9本と、98年からの14本、本数以外にも実は大きな差があるのです。前者は全て「WINS」か「競馬場」で獲ったもので、 後者の14本のうち、実に13本(No.12以外の全て)までが、「自宅PAT」で獲ったもの、なのです。 つまり、98年以降本数が増えた最も大きな理由は「97年夏から使えるようになったPAT」なのです。 そのPATで、最近実に効果的に使えるようになってきたと思っているのが、「総流し」という荒業。 98年の1本目、つまり思い出の日経賞からそうなのですが、98年以降の万馬券の多くに、 (各回を読んでいただけると分かると思いますが)実に多く「総流し」が出てきます。 最近は、『「これは」という穴馬を見つけたら、とりあえず総流し』。1頭だけ選べば良い(相手は何でも良い)わけですし。 また、ハマると、相手によってはとんでもない高配当が付くこともあります。今回のように。 というわけで、秋華賞。「秋華賞と言えば万馬券」のイメージがあるように(ない?)、非常によく荒れるレースです。 前身のエリザベス女王杯(4歳限定戦)の時から、古くはあっと驚くサンドピアリスやタケノベルベットと言った穴馬が出ていますが、 最近に(秋華賞に)なってからも、牝馬ゆえの気まぐれか、施行時期が早まってトライアルが1つ減ったせいか、 相変わらず...何と3回に2回のペースで万馬券が出ているという、大荒れのレースです。 そして99年の秋華賞も、荒れるムードがプンプンしていました。というのは、桜花賞馬がリタイア、 オークス馬が体調不良からトライアルを使えずぶっつけ。3歳チャンプは天皇賞へ。1番人気を背負ったのが、 何とトライアルで4着に敗れたオークス2着馬。これだけ条件がそろえば....荒れないわけ無いですね(笑) そんなメンバーを見ていた中、目にとまった穴馬が2頭いました。1頭は、ちょっとメジャーですが、 最近人気が急降下しているエイシンルーデンス。マイペースで逃げないと非常に脆い馬ですが、 ハマルと全盛期のゴッドインチーフやヒシピナクルを完封(チューリップ賞/紅梅S)するだけの力があります。 京都2000は先行有利と言われる中での逃げ馬なので、これは当然チェックです。 そしてもう1頭注目したのがクロックワーク。新聞などではほとんど取り沙汰されてはいませんでしたが、 前走のトライアル・クイーンSでは何と1番人気。春にはオークスにも出走していて、このときは5番人気、と、 穴馬として注目されていた馬でした。が、トライアルで3着に敗れると人気が一気に急降下。本番では何と10番人気。 これもとりあえずチェックしました。 このレース、本線は2番人気・ヒシピナクルだったのですが、総流しをした、ということもあり、 当然その2頭にも注目してました...が、その2頭、何と先頭と最後方からのレース。さすがに京都の内回りでは最後方はあまりに不利。 ということでこの時点でクロックワークは諦め(^^;)、先頭を走るルーデンスの応援をしてました。 そして....4コーナー。ルーデンスが、そしてそれをマークしていた1番人気トゥザヴィクトリーが馬群に沈んでいく中、 先頭に立ったのは本命・ヒシピナクル。「勝ったかな!?」と思った瞬間、大外からすごい脚で2頭。1頭は....16番。(名前さえもチェックしてなかった(笑))、 そしてもう1頭は....。ゼッケン番号「12」、そう、総流ししていたクロックワーク! と気づいた瞬間、 思わず大きな声で「差せっ! 典、差せっ!」 先頭の馬が何だかなんてどうでも良いんです。差されようとしている馬が、 本命のヒシピナクルであることさえどうでも良いんです。とにかく、自分が注目していた、しかも穴馬が連に絡んでくれる、 それだけで興奮でした(笑) 結局、クロックワークは2着....だったんですが、勝ったのは、チェックさえしていなかったブゼンキャンドル。 馬券は 946.3倍、と、日経賞に続く2位の高配当となりました。 もちろん、いつもこうハマるわけではないですが、ハマった時は、チェックしていない馬との組み合わせさえ当たり馬券にしてしまう総流し。 面白そうな穴馬を見つけたときは、やっぱこれに限りますね。 |