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 ☆登り始めたとたん、90キロの体と背負った10数キロの荷物が、
  ずっしりと足に掛かってきました。
  歩き出して数歩で、「頂上なんて無理やろ」と思いましたが、
  とりあえず、ペースを上げすぎないように注意しながら
  まずは6合を目指しました。

伊豆半島方面です。
雲がかかっていたのはこの方向だけ、
あとは雲一つない快晴です。

あっという間に6合に到着。
と、大抵の登山記録には書いてあるのですが、
私の場合、ここまで来られたのが奇跡のようです。
すでに体力は限界、息も絶え絶えです。

小屋の看板越しに上の方が見えます。
ここでは小休止で、さらに上を目指します、
分かりづらいですが、右の方遙か上に小屋が見えています。
「あんなとこまでは絶対に行けんやろ」と思いつつ、
「ここであきらめては父親としての威厳が…」
と休憩をこまめに取りながら上へ上へ!
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