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[ 羽化 ]
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みなさん、もうお忘れかもしれませんが、我が家には冬越しをしたカブトムシの幼虫(さなぎ)が7匹おりまして、年が明けてからは動きが鈍くなり、蛹化してからは、停滞を続けておりましたが、この春、とうとう成虫になりました。(泣)
2リットルのペットボトルに腐葉土を詰め、幼虫を一匹づつ入れて、大きなダンボールに保管していた。最初は定期的に腐葉土を入れ替えていたが、だんだん動かなくなったので、放っておいたところ、蛹室を作って、さなぎになった。うち3匹はペットボトルの壁に沿って部屋を作ったので、その様子が観察できた。まあ、観察できたからって・・・(泣)
さなぎって、じっとしているイメージがあるけど、けっこう動く。もりんもりんとお尻を振って位置を変えている。ああ、恐いもの見たさってこういうのを言うんだなとしみじみ思った。全然見たくないけど、つい見てしまうのだ。だんななんか、
「オレ経験ないからわかんないけど、妊娠してお腹の中で子供が動くのってこんな感じ?」
とか言い出す始末。今、自分の腹の中で巨大な蛹がもりもり動くところを想像しちゃったじゃないかー! うえーん。
そして、とうとう成虫になった。 なったんだが、なかなか出てこない。もういいか、もういいかと思っているが、出てこない。羽が硬くなるまでは出てこないとかいうが、もう真っ黒だし、もしかして、土が固くて出られないんじゃ・・・? と、いちかばちかで中身を掻き出すと・・・
う、生まれました! 元気な男の子です!
って、ちょっとうれしいのが、我ながらイヤ。 大丈夫そうだってことで、見えてるほかの2匹も取り出す。そっちは両方メスだった。
残るは、様子がわからない4匹だ。だいたい同じ時期に生まれてさなぎになったから、もう成虫になってるとは思うんだけど、もしまださなぎだったら、かわいそうだし、どうするかと思案していたところ、ある日、だんなが、
「あれ?いない」
と言い出した。
「いないってどういうことよ」
いるもいないも、土の中で見えないはずじゃないのか。
「だから、穴だけあって、その壁が陥没してるからいないのがわかるの」
「なんでいないのよ。フタしてたでしょ。そんでダンボールに入れてたじゃん」
そうなのだ。ペットボトルにはコバエよけのシートをかぶせ、輪ゴムで留めていた。それをさらに段ボール箱に入れ(暗いほうがいいから)、それもフタをしておいた。もちろん、ダンボールは、パタンとフタをかぶせておいただけだけど。
「だから、それをあけて出てったんだろ」
「え〜。じゃあ、じゃあ、今、この家の中にいるってわけ? どこよ、どこにいるのよ」
「そんなのわからないよ」
ああ、平穏な家庭が、一気に「恐怖の館」になっちまったぜ。 夜中に、顔の上をカブトムシが這いまわるところを想像して、気を失いそうになる。あと、気がつかないで踏んじゃうとか。どっか部屋の隅で死んじゃって、ひっくりかえってるとか。
いずれにしても、あまり気持ちいいもんじゃない。 しょうがないので、家族で捜索を開始。
隊長(誰?)「まだ、そう遠くには行ってないはずだ!」
隊員1(だから誰?)「ラジャー!」
ってな感じで部屋中を探したところ、いたよ! 居間のカーテンの裏側にしがみついているところを発見。
隊員2「隊長! 確保しました!」
隊長 「ご苦労」
いやあ、思ったより早くみつかってよかった。 もうこれ以上は待てないということで、他の3つもほっくりかえしてみたところ、すべて成虫になっていた。 オス4匹・メス3匹。 これから夏のあいだじゅう面倒をみないといけないのかと思うと、かなりブルーだ。誰かにやってしまいたいけど、なかなかみつからない。 息子の友達に聞いたところ、「オレんちも今さなぎ」と言われ、だんなはトレードしたいみたいだった。
「だって新しい血を入れたほうがいいだろ?」
って、また繁殖させるつもりなの?!
ああ、衣装ケースで飼う日も遠くないか?
2007/06/11(げつようび)
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[ タッチ ]
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今、私の頭の中を「タッチ」が駆け巡っている。
♪呼吸を止めて 一秒あなた 真剣な眼を したからぁ
っていうあれです。「ちょっと、ちょっとちょっと!」の「ざ・たっち」ではありません。
もうここ一週間、そればっか。
なんでかっていうと、話はかなりさかのぼって、この4月、ケータイを新しくした。 いちおう私の誕生日にだんなが買ってくれるってことだったんだけど、結果としては、二人分を家計で買うことに。しかもだんなワンセグ。あれ?なんか変?
ま、それはそれとして。 古いケータイは、子供たちにお下がり。その前のケータイもお下がりであげたんだけど、あれはまだSDカード方式のじゃなくて、せっかくカメラで撮ったものをプリントアウトできなくて不評だった。 今回は、カメラの性能もよく、ゲームもRPGのが一つ標準装備されてて、子供のおもちゃとしてはかなりお得。当然メールと通話はできないが、目覚まし機能とかも使えるし。 まあ、それはそれで、毎朝、微妙にずれた時間にいくつも目覚ましがなることになって、やっかいなんだけど。
息子は説明書もないのに、かなり使いこなしていて、ああ、現代っ子だなぁと思ったことだ。こっちは2年も使ってて、一度も使ったことのない機能をどっかからか引っ張り出してきて楽しんでみたり、指紋認証機能がついたケータイだったんだけど、勝手に自分の指紋を登録しちゃってるし。おいおい。
で、何の話だっけ?
あ、そうそう。「タッチ」ね。 娘も、息子ほどではないにしても、そこそこ使いこなせてて、うちの会社のおじさんたちよりは、よっぽど慣れてる。 なんせ社長は、気づかないうちにドライブモードを入れてしまって、一向に電話が受けられず数日を過ごし、どうしようもなくなって私に聞いてきた。自力でどうにかしようとしたことは評価するが、わからなかったら説明書読め。 Aさんに至っては「どうやっても電源が入らない。もう充電池が寿命なのか」と聞いてきたので、よくよく見ると、単に電源が落ちているだけ。スイッチを入れるのには電源ボタンを長押しすることすら知らなかったのだ。その時の私の気持ち。
「えーと、そこからですか?」
つか、もう何年もケータイ使ってるのに、一度たりともそういう状況に陥らなかったのか、というのが素朴な疑問。ある意味すごい。
で、何の話でしたっけ?
ああ、「タッチ」か。 まあ、もうどうでもいい感じだけど、かいつまんで言うと、そのケータイの着メロに「タッチ」が入っていて、それを娘が気に入って、毎日毎日、何度も何度も聞くわけさ。着うたじゃないので、音だけね。カラオケ。 なまじ知ってる歌だけに、曲がかかると無意識に歌っちゃうわけよ。
♪すれちーがーいや まわりーみーちが あとなーんかい つーつけば ふたりはふれあうのぉ
♪おーねがーい タッチ タッチ ここにタッチ あなたからー タッチ!
あーもー。助けて〜。
2007/06/06(すいようび)
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[ 最近の言葉から ]
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って「天声人語」みたい。
えーと、試合とか全然みてなくて、ニュースだけだから、実際のところその勝負がどうだったかっていうのは全然わからないんだけど、こないだのサッカーキリンカップ「コロンビア戦」で、引き分けになった試合を評して、オシム監督が
「ボクシングで言えば、判定勝ちだ」
って言っていたのが、とても気になって。 あれ、吉本新喜劇とかで、弱いやつ(池野めだか師匠とか)が喧嘩に負けてるのに、
「今日はこれくらいにしといたる」
って負け惜しみを言うのと同じじゃないの? どうなの?
関係者の皆様には、大変失礼なことを言っていると思うけど、なんか納得いかないっていうか。だって引き分けは引き分けじゃん。スポーツって結果がすべてじゃん。いやもちろん過程も重要だけどさ、プロなんだし、日本代表なんだし。
ま、別にどうでもいいけどね。
2007/06/05(かようび)
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