家を建てたい


 建物を建てようと思い立ったらまず土地探しです。
 ここでたいていの人が思いつくのは不動産屋でしょう。また最近は不動産情報誌 というのも比較検討する資料にはもってこいです。地域環境、交通手段、価格など の自分なりの与条件にピッタリはまった物件を探し当てるには、情報量が多ければ 多いほど候補地は多く見つかるはずです。
 2,3候補地が決まってから、取捨択一しいよいよ契約に踏み切るときに決して 価格だけに頼らないことをおすすめします。法規上の規制、インフラの問題で思わぬ 落とし穴がある場合があります。良心的な不動産屋ならばきちんと表示していること と思いますが、以下落とし穴と思われる項目をいくつかピックアップしておきます。

・前面道路の幅員が明示されているか

 4mに満たない場合はその道路中心線から2m以内は道路と見なされ、私有地では
あるが、門、塀は作れません。また建ぺい率、容積率を計算する ときの敷地面積から
も除外されます。また、道路幅員によっては容積率が 制限される場合もあります。

・電気、ガス、上下水道の詳細が明示されているか

 電気、ガス(都市ガス・プロパンガス)については特に問題はありませんが 、下水道
については整備地区内と外では大きな違いがあります。未整備地区だと合併処理浄化槽
という設備が必要な地区もあり、これだけで50万くらいは余計にかかります。

・土地の問題

 これはほとんどの場合記載されていませんが、土地のいわゆる硬さを示すものと、
高低差を示すものがあります。これは基礎のコストに直に響いてき ます。農地を造成した
宅地などは地盤が軟弱で杭工事の必要が出てくる場合があります。
また、傾斜地なども基礎にコストがかかる傾向があります。