旧型樹脂グリル換装
パンダのフロントグリルはデビュー以来、2度変更を受けています。初期は鉄製でボディと同色に塗られている現在とはまったく違う物で、通称「鉄板グリル」といい、入手が困難な為に一部のマニアには羨望のアイテムとなっています。そして、’82年に登場した豪華グレード「スーパー」に採用され、’86年のビッグマイナーチェンジの際、全グレードに装備された初代樹脂グリル、現行モデルに採用されているフィアット5本線が小さく、横線の数の少ない現行グリルとなっています。これも正確には2種類あり、後期のタイプにはブルー地の"FIAT"のロゴがなくなっています。
そして、現在は定番のモディファイとして、多くの現行パンダが旧型の樹脂グリルへ換装しています。
このグリルはもはやお馴染み、「イタリア自動車雑貨店(TEL:03-3355-7140)」というお店で扱っています。通販も扱っているので全国何処ででも入手が可能です。価格はグリル本体が¥10,500で、送料と消費税込みの総支払額が¥11,875でした。
ちなみにここはクラブパンダの事務局でもありますが、パンダ以外のイタ車グッズももちろん扱っています(つーか、アルファやアバルトのグッズがメインなんだけどね)。もちろん、私もここから入手しました。
さて、本題の取り付けですが、至極簡単ですので誰にでもできます。
まず、元のグリルを外すのですが、その際に上部中央を止めているプラスチックのクリップを慎重に外すようにして下さい。これはすぐに壊れてしまい再利用できなくなってしまうそうです(私は大丈夫でしたが)。壊れてしまっても鉄板ビスなどを使えばいいだけですから、気にしないで下さい。
外したら、まずグリル下部を止めていた左右のネジ穴を見て下さい。バンパー上部から伸びたステーに白いプラスチックの部品がついていますね?それを外し(指で簡単に取れます)、その下にある同じ形状の四角い穴に差し込みます(写真参照)。実は先代と現行では取り付けネジの位置が違うんですね。
実は違うのはそこだけではなく、上部左右のネジ穴も大きく違うのでここは10cm程度のステーを用意して取り付けて下さい(写真参照。ただし、現在イタリア自動車雑貨店で売っているグリルには専用のステーが付属しているらしいですね)。ステーはホームセンターへ行けば絶対にあります。パンダはボンネットとグリルの隙間が大きく、このステーが目立ってしまうので、出来れば黒く塗装した物がいいでしょうね(^^;)。
パンダの常として、微妙に各部の状況が違い、この通りに交換できない場合があるかも知れません。その時は、知恵と工夫で乗り切って下さい(笑)。