Pentax MEsuper

仕様他

発売年:1979年
形式:TTL自動露出電子制御式35ミリ一眼レフカメラ
レンズマウント: ペンタックスKマウント
ファインダー: 固定 銀コートペンタプリズムファインダー
視野率 : 92%
倍率 :0.95倍
フォーカシングスクリーン
固定 スプリットマイクロマット式クリアブライトマット
シャッター
セイコーMFC−E2電子式縦走りメタルフォーカルプレーンシャッター
シャッタースピード
機械式B,X(1/125秒) 電子式4秒〜1/2000秒
セルフタイマー
機械式約10秒(始動はセルフレバーの復元動作による)
ミラー、絞り機構
クイックリターンミラー、自動絞り付き
シンクロ接点
Xソケット(汎用2芯ストロボ接点付き)
巻き上げレバー
巻き上げ角135度、予備角30度、巻き上げ表示付き
GPD 開放中央重点測光
電源
1.5V銀電池G-13型2個(LR44/SR44で代用可能)
サイズ
131.5(W) x 83(H) x 49.5(D) mm
重量
450g

-Example

概要-overview

 1976年に発売された小型軽量一眼レフMシリーズのAE機種であるME。その後継機種であり、ボタンによるマニュアル操作が可能になったものが、このMEsuper。
 ペンタックスMシリーズがオリンパスOMシリーズに対抗機種として開発されたのは明白であり、実際僅かにOMより小さく軽い。
 MEからはマニュアル可能となっただけでなく、シャッター速度が最高1/2000に引き上げられたり、軍幹部やシャッターボタンがプラスチック化するなどモダナイズ(当時としては)されている。また、MEと比較して巻き上げ機構などが脆弱と言われている(しかも部品欠品により修理不能の場合が多い)。

印象-impression

  OMオーナーから見ても、ペンタ部を除いたボディの高さがずっと小さいので、非常にコンパクトな印象。プラスチック使用部位が増えている上、その質感が低いのでOM一桁のような高級感は無いけれど、よりカジュアルで軽快。

 機能的には当時のライバルに全く遜色はないし、今でも充分なスペックだけれど、やはりボタン式の操作系はどうしようもなく使いにくい。せめて、オート/マニュアルの切り替えがもっと簡単に出来ればいいのだけどね。露出補正ダイヤルも今ひとつ使いにくいし、この頃のペンタックスというのは撮影の道具を作る、というよりライバル蹴落とすことばかりを考えていたのではないか?と思ったりする。

 とはいえ、美点はやはり昔のマニュアルカメラらしさにある。ファインダーは少々暗いけれど倍率がとても大きく見やすい。僕はどうしてもMZ-5Nで開放近距離のピント合わせが上手くいかなかったけど、これなら問題ない。苦言は呈したけど、それでもマニュアル露出は、出来ないより出来た方が良い。シャッター音はとても静かで、他のM・Aシリーズとは一線を画している(らしい)。目立たない外観、フィルム手巻きであることも合わせて、スナップに向いている一眼レフである。

 露出に関して、僕の個体はとてもいい。傾向としてはポジ向きで、MZシリーズのようなネガ向き(あるいはポジでもポートレート向き)オーバー傾向ではない。もちろん、複雑な制御はしていないので、厳しい状況では、それなりに補正、あるいはマニュアルでの操作が必要になるが。

 いいカメラだけれど、惜しい部分が沢山ある。そして、ペンタックスのマニュアルカメラは、LXを除き結局このままの方向で突き進み、消えてしまった。元々、このカメラは繋ぎのつもりで購入している。今僕はNikon FM3Aでセットを組む為に貯金をしているのだな(これは結局頓挫して何故かEOS7になりました(笑))。

 *EOS7購入のためペンタKマウント関係(ボディ・レンズ)は全て売却しました。時間があれば遊び相手にいいカメラでしたけれど(2005.2追記)

評価-evaluation

○ … 今見ても充分軽量コンパクト。静か。倍率が大きく見やすいファインダー。

× … 劣悪な操作性。いくつかの構造的欠陥が指摘されていて、信頼性に問題あり。

お勧め度(満点★10個)
★★

うーん、難しいな。安いから、壊れるの覚悟で使うならいいけどね。

お気に入り度(満点★10個)
★★★★★★★

本当に惜しいよなぁ…。素性はとても良いカメラなんですよ。正常進化したモデルが現代にあれば・・・。

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