犬キャラ号との出会い〜ファーストインプレッション
/////パンダ以前
まず最初に私の車歴を紹介すると、平成元年式マツダ・ファミリア3Dr 1600XG-i (4AT)の中古(外観酷くボロ、機関最高40万円)→平成2年式フォード・フェスティバ1300GT-X(5MT)の中古(外観、機関共に並86万円)→'95フィアット・ パンダ1100CLXの新車(5MT)となります。
これを見てみると、明らかにヨーロッパ的な小型ハッチバックが好きなのが分 かりますね。もっとも初めのファミリアの時はあまり車に興味がなく、偶々だ ったのですが…(本当はジウジアーロのジェミニ・セダンが欲しかった)。このファミリアはミッションがマニュアルでなかったこと以外は凄く気に入っていて、それ以来小型ハッチバック車のファンになったんです。本当は5Drの方が好きなんですけどね(^^;)。
/////とにかく、車を買うぞ!
それはともかく、1995年4月当時、残業代と深夜手当がたっぷり溜まっていた(といっても頭金程度(^^;))私は、不満 だらけだったフェスティバから次の車に乗り換えようと考えていました。
因みにフェスティバの不満点は「キャンバストップでない」「飛ばすと楽しいが挙動がピーキー過ぎ」「ゆっくり走るとなんかつまらない」「全体に乗り味が軽薄且つせわしない」というところでした。 ということで、FSXの条件は、
・とにかく小さいこと
・とにかくデザインが良いこと
・走りが長閑(のどか)なこと
・何はなくとも屋根が大きく開くこと(フェスティバの反省)
というものでした。
本命だったのはシトロエン2CVでしたが、さすがに怖くなって(^^;)断念。残 った候補はホンダ・ビートとパンダでした。ユーノスロードスターは大きさと走り屋な雰囲気が嫌で、シトロエンAXは開口部の大きなサンルーフを持たないため脱落。金額的な理由により、ほとんどビートに決めかけていたのですが、 一応パンダも見ておこうとディーラーへ行ったんです。それが全ての始まりで した。しかし、今思うとビートってこの条件にあまり合ってない・・・。何考えていたんだろ(^^;)。
/////感動の試乗、そして・・・
とにかく、妙にディーラーの方が熱心で、何も言わないのうちに展示車であり、 試乗車であり、さらにたった一台の在庫であるという、ターコイズグリーン (好み)のパンダを外に出し始めたので、内心「見に来ただけなんだけど…」 と思いつつも、勝手にサンルーフを開けて(^^;)試乗を開始。
乗り込むと、アイドリングはなんとフェスティバより静か。驚きつつクラッチを踏むとまたビックリ、オフセットの強烈なペダルルームですが、クラッチの踏力自体はとても軽く、低速トルクの豊かなエンジンにも助けられ、難無くパンダは動き出すではありませんか。もっと癖があるかと思いましたが、アクセルペダルの妙な重さを除けば、この辺はまるで普通で拍子抜けです。しかも、 「あれ?結構力強い・・・」。高回転型ツインカムであるフェスティバGT−XのBJユニットと比べると1.1LFIREはまるでディーゼル・エンジンのように下からもりもり力が沸いて来ます。しかも、踏んだ分だけトルクが出るリニアなセッティングが気持ちいい(^^)
気を良くしてディーラー裏の川沿いの道を走ると、グライダーのような(乗ったことないけど)浮遊感と滑走感を伴なう乗り心地に感激します。多少ハーシュネスはありますが、長閑な揺れ、という感じでむしろ好印象です。トコトコ と走っていると、開けたサンルーフから柔らかな夕方の日差しが、窓からは水の匂いのするひんやりしたそよ風が入って来て、ひたすら気持ちいい・・・三つ目の角を曲がりながら「私、これ買います!」と口走っていました。結局ビートには試乗もしないまま(^^;;
言うまでもなく、その試乗車こそが現在の私の愛車、「犬キャラ号」なわけです。つまり、ほとんど衝動買いだったわけですね(^^;;;
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