富山のかまぼこを堪能できる蒲鉾セットです。白えび豆蒲鉾、昆布巻かまぼこ、鯛の細工かまぼこ...
縁起物を精妙にかたどった蒲鉾はどれも色鮮やかで、表面に光沢を持つ。装飾に見とれながら口元に運ぶと、ほのかな潮の香りが漂う。プリプリと弾力性があるが、噛むと思いのほか軟らかい。ざらざらとした舌触りだが、噛むほどに魚の塩加減が感じられ、後味はあっさりしている。細工かまぼこは不漁のときに、鯛の代替品として考案されたとされるが、結婚式や結納の引き出物をはじめ、お七夜やひな祭り、端午の節句、春祭り・秋祭りなどに出され、富山の生活慣習と切り離せないものになっている。富山の伝統的な結婚式では、新婦の両親と仲人の2人、新婦の合わせて5人に「本膳」が付く。本膳は50cmほどもある鯛と、富士や鶴、亀などの縁起物7品の入った「かご盛り」からなる。中略
おすそ分けしなければ、食べきれないほどの大きな鯛は、地域の人たちとのつながりを大切にする風土がはぐくんだものかもしれない。細工蒲鉾は、富山のお祝いの場に欠かせないふるさとの味覚である。(「ほっとほくりく」のホームページより)富山の人は浪費などしない分、ハレの日にはお金をかける。新しいものは、どちらかというと苦手だが、真面目で昔からの伝統を大事にする人が多いのも、巨大細工蒲鉾が使われている理由だろう。細工かまぼこで一人前になるまで10年かかるようだが、地元の伝統を引き継いで欲しいものだ。お取り寄せはミニ版です。
高岡コロッケは、富山県高岡市で販売されているご当地コロッケ。2004年、消費量が全国有数とされるコロッケで高岡のイメージアップを図ろうと、ホームページ上で高岡コロッケを全国に発信以来、徐々に盛り上がりを見せ、加盟店は発足当初の27店から40店までに増加した。 串に刺して軍配を模した「利長屋コロッケ」や「ビッグ氷見牛コロッケ」「ひだコロッケ」なども登場しているが、なかでも人気なのが「高岡大仏コロッケ」だ。特に味の違いはないフツーのコロッケなのだが、直径14センチととにかく大きいのが特徴。昨年は東海・北陸9県のローソンで、期間限定で販売された。 富山県は中央に位置する呉羽山を境に東部と西部で気質が異なるが、高岡など呉西の男性は粘り強いし、ムダな出費をしない実利主義者。生真面目な呉東に比べ柔軟な人が多い。また、呉西の女性は関西の影響を受けていて、気さくで行動力がありおおらかな性格。恋愛では相手の年齢は気にしないが、「見た目」を重視する傾向がある。大仏コロッケは、経済感覚が優れていて、見た目を重視する富山呉西の人にピッタリなご当地グルメであることは間違いない。