TOP


♪- にっきちょう -♪

2004/04 << >> 2004/02

[ 社員旅行 ]
1月に行った社員旅行の顛末記を「特別企画」として載せています。

ここにリンクが張ってありますので、よかったら見てください。ただし、長文・駄文です。まあ、この日記も駄文だけど。

くくみはこんな漫画かコントみたいな会社で毎日働いているのです。楽しそうに見えるかもしれませんが、けっこうたいへんです。
2004/03/31(すいようび) はれ


[ 新幹線王 ]
この間、TVチャンピオンで「新幹線王選手権」というのをやっていた。鉄道のなかでも、特に新幹線だけをとりあげて、カルト的なクイズを出してチャンピオンを決めていた。
TVチャンピオン好きで新幹線好きな息子のためにあるような企画ではないですか。もうノリノリで見てましたとも。

他の人のことはよくわからないんだけども、普通、子供が興味を持っているものには親も段々知識が増えるものなのだろうか。というのも、うちの場合、私もダンナも知らず知らずのうちに息子と同レベルの電車通になっていたようで、TVチャンピオンで出されていた、かなりカルトっぽい問題にも正解してしまったのだ。
なんか、すでに減りつつある脳細胞をこんなことに使ってしまってよいのかと、ちょっと哀しくなった。

息子には本当にツボだったようで、録画した「新幹線王」のビデオを1日おきくらいに見ている。CMの早送りもさせてくれず、毎回きっちり1時間半見させられる。このままじゃ「新幹線王」王になってしまう〜。よかれと思って録画したのだが、アダになった。

優勝したのは、慶応大学の鉄研OBの男の子で、今はどこかの新幹線車両基地に勤めているそうだ。筋金入りだ。バリバリの鉄ちゃんだけど、慶応出てるので許そう。(何を?)
息子も慶応に行ってくれればいいなぁ。まあ、慶応ならいいってわけじゃないけどさ。そういえば義弟もかつて鉄ちゃんだったらしい。息子は彼のお古の電車(なんとNゲージ)で遊んだりしている。義弟は中央大学卒だ。うーん。鉄ちゃんて賢い?(また親バカかよ!←byさまぁ〜ず三村)
2004/03/30(かようび) あめ


[ 芝エビのマヨネーズ炒め ]
念願の芝エビのマヨネーズ炒めを食べた。うまかった。

たまたま親戚のお見舞い(お茶の水の医科歯科大学)に行くのと、結婚記念日が重なったので、ダンナに「たまには外でお食事とかしたいなー。山の上ホテルとか、山の上ホテルとか、山の上ホテルとか?」と言い続けて無理やり山の上ホテルで食事をすることにした。

はじめはイタリアンのお店に行こうと思ったら満席だったので、中華料理になった。恋人とデートとかだと中華じゃあちょっとナニだけど、もう結婚8年目なので、おいしければ問題なし。(食い気重視か?)

芝エビのマヨネーズ炒めは、中華料理だけど、マヨネーズを使っているので、厳密にはネオ中華とでも言うべき一品だろう。数年前に周冨徳がテレビで作り方を披露しているのを見て以来、どうしても食べたかったのだ。ポイントはたれにコンデンスミルクを入れることらしい。

本格的な中華料理を食べる機会も少ないし、メニューにそれが載っているとは限らないしで、なかなかお目にかかれなかったのだけど、今回、やっと口にすることができた。

さて、そのお味だが。
う、うまい!もうたまらないね。マヨラーでエビラーな私のココロを鷲づかみ。結婚記念日とかそんなの関係なくなりました。今書いててもつばがわく。
エビを衣をつけてかりっと揚げたものに、マヨネーズソースをからめるという、ダイエット中なら(そうでなくても)真っ先に回避しなければならない一品だった。めちゃめちゃカロリー高そう。でもおいしかったわ〜。新しい味なのに懐かしく、自分にしっくりなじむという不思議な体験でした。
私は、最後の晩餐は野田岩のうな重と決めているのだけど、最後の晩餐イブは芝エビのマヨネーズ炒めに決めた。

しかし、今回はちゃんとしたお店だったからおいしかったのだろうと思う。これで味をしめて町の安い中華料理店とかで注文すると、失敗しそうなので、気を引き締めねばならない。以前、どうしても北京ダックが食べたくて、ゼッタイにダメだと思ったのにバーミャンで頼んでしまい、似て非なるものというより、北京ダックを冒涜しているとしか思えないシロモノが出てきて玉砕したのだ。当たり前だ。
北京ダックだって、ちゃんとした店で食べたい。好きなんだよー。
2004/03/27(どようび) はれ


[ ]
最近の天気予報って、微妙に当たらない気がする。晴れるって言って曇りだったり、降るって言ってて降らなかったり、雪って言って雨だったり、暖かくなるって言ったのに気温があがらなかったり。春だからしょうがないんだけど、大きな間違いじゃないだけに、文句の言いようがなく、うっぷんがたまる。

文句といえば、天気予報に文句を言うと、「空に文句を言ってもしょうがないだろう」とだんなに言われるので、うちでは言えないんだけど、やっぱりはずれると腹が立つのが人情ってものでは?それに文句は気象予報士に言ってるのだし。

そんで、傘。
私はわりと傘にはお金をかけるほうだった。とはいっても高くても8000円くらいだけど。高校時代にも一目ぼれした傘(5000円)があって、身分不相応だとは思ったけど買ってしまったし。
でもその傘は、友達と喫茶店に入っている間に、店の傘立てから無くなってしまって、大泣きした。今でも痛恨の出来事だ。それ以来、本当に気に入った傘はなくなったときのショックを考えて買えなくなった。トラウマである。

しかし、子供が出来てからは、もっぱら折りたたみ傘である。しかも安物。
そもそも子供がいたら傘などさせない。少々の雨なら濡れてもしょうがないと諦めている。
保育園に連れて行くときなど、自転車の前後に子供を乗せ、前カゴに荷物を載せているので、長い傘を置く場所も持つ余裕もない。必然として折りたたみ傘をかばんに入れておくことになる。

会社にも1本置いてあって、急な雨の時には利用する。しかし、使った後、家に忘れることがある。そしてまた雨。
こういう時に、私はビニール傘を買うのがすごくイヤだ。自分の不注意で買わなくてもいいものを買うハメになったときほどストレスを感じることはない。もう悔しくて悔しくて人生に負けた気がする。そんなおおげさなと思うけど、ほんとにそんな気分。ビニール傘を買うくらいなら、タクシーに乗ったほうが断然マシだ。精神衛生によい。
なんでかなぁ。自分でもわからない。

2004/03/26(きんようび) くもり


[ テレビ番組のこととか ]

息子「パペット・マペットって忍者だよね」

私「・・・?」

つまり黒子(くろこ)なんだけど、息子には忍者に見えるってことで。まあ、忍者ぽく見えないこともないので、これも鬼太郎のとき同様、特には訂正しないでおいた。こうやって間違った情報ばかりインプットし、訂正してもらえない息子。これも虐待か?

「へえへえボタン」を買ってもらった息子、次はウシくんとカエルくんが欲しいらしい。こないだダイエーに買い物に行ったら、ゲームコーナーにウシくんとカエルくんのUFOキャッチャーがあったのだ。息子はそれに釘付け。もうあそこの道は通らないようにしよう。

言い訳するようですが、ほんとにうちではバラエティ番組とかあんまり見せてないんですよ。でも、パペットマペットとかNHKの教育番組見てても出てくるし、最近そういう垣根ってなくなってきたような気がする。
とりあえず、ワンナイだけは見せないようにしよう。って昔ドリフをダメとか言ってた親みたい?でもうちの親はドリフはだめって言わなかったなぁ。母が欽ちゃんキライで欽どんは見せてもらえなかったけど。

子育てをする上で、ある程度は独断とか親の身勝手もアリと思う。簡単に言うと「よそはよそ、うちはうち」ってやつね。育児書とかもそれぞれ言ってることが微妙に違うし、友達とか親とかの意見もいちいち聞いていたら身が持たない。自分の意見がないと振り回されて疲れちゃう。正しいかどうかわからなくても、自分の意見は必要だと思う。それは子育てに限らないけど。
まあ独断が先行して、しつけと称した虐待が横行する世の中なので、あんまり独立独歩でもいけないけどね。

うちで見ているバラエティ番組を挙げてみよう。

月曜日 東京フレンドパークU(19:00〜)(ただし、19:30より名探偵コナンを見るときあり。犬夜叉は見せない)
火曜日 伊東家の食卓(19:00〜)(やってないときはポケモン放送局。19:30からのミルモでポンもあんまりいいアニメじゃないです)
水曜日 トリビアの泉(21:00〜)
木曜日 TVチャンピオン(19:30〜)(ただし、面白くない時は見ない。なぜか息子は「リフォーム王」が好き)
金曜日 なし(ドラえもんとあたしンち。あたしンちのおかあさんって最近変すぎ。ネタ切れか?)
土曜日 なし(19:00から本当は見せたくないクレヨンしんちゃん。だけど19:30からのボボボーボは本当に本当に見せたくないので強制終了。あれ、見続けるとカクジツに頭悪くなると思う)
日曜日 鉄腕ダッシュ(その前にちびまる子ちゃんとサザエさん。電車好きの息子はTOKIOがJRのCMに出ているのでお気に入り。あの歌「ビー アンビシャス〜」というフレーズも「ぴー、あっぴちゃーん」と歌っている。誰?)

アニメも含めて1日1番組(もしくは1時間)ってところだな。平日の昼間は保育園に行っているので、テレビ自体見られないので、問題は土日か。やっぱ、親が自制しないとだな。
夜9時以降の番組は基本的に見せてない。
息子が中島みゆきの「地上の星」が好きなのでたまにプロジェクトXのオープニングは見るかな。(今思ったけど、「リフォーム王」と「地上の星」が好きなうちの息子ってもしかして変?)
本当はどっちの料理ショーとか見たいんだけど、我慢、我慢。あれ、ほぼ完璧にどっちが勝つか分かるんだけどなぁ。(じゃあ、見なくてもいいじゃん。)

ビデオに子守りをさせないで、変なテレビ番組は見せないで、ジャンクフードは食べさせないで、子育てできたらいいなぁと思うこともある。
でもそうやって頑張るとがんじがらめになって身動き取れなくなるというのが私のいつものパターンなので、やれる範囲でやろうと思う。ビデオを見るときはなるべく一緒に見るとか、テレビは見る時間を決めるとか、たまにハンバーガーを食べるのはしょうがないけど、普段の食事に化学調味料や外国産のものは極力使わないとか。それくらいしかできないもんね。
2004/03/25(もくようび) くもり


[ トリビアの泉 ]
ここのところ、毎週水曜日にダンナの帰りが遅く、夜、保育園から帰ってきてからが戦争だ。その日は娘は風呂に入れず、息子とは時間差で先に寝かしつける。

なので、その間、息子にはビデオを見せておく。ビデオに子守りをさせるなというのはどの子育て本にも書いてあるが、その本を書いている人はきっと大人の手が充分ある中で子育てをしているんだろうなと思う。実際、無理ですって。まあ手を抜いてると言われると返す言葉がありませんがね。

娘は比較的寝つきが良く、早いときは3分くらいで寝てくれるので手間なしなのだけど、たまに時間がかかることがある。そうすると息子に見せていたビデオ(電車とかこどもチャレンジとか)が終わってしまい、勝手に巻き戻る。その時にちょうどチャンネルがフジテレビになっていて、息子はそのまま9時からトリビアの泉をみることになってしまった。

その番組を妙に気に入ってしまった息子は、それ以来あの口調でうんちくをたれるようになった。曰く「しらゆきひめはひとをころしたことがある」曰く「むかしこうちゃはうけざらでのんでいた」等々。
そしてどうしてもほしいとねだられ、とうとう「へえへえボタン」を買わされた私。あほや。
キーホルダーになっている3センチ四方くらいのちっちゃいやつだけど、本物みたいな音が出る。最近のおもちゃってすごいなあ。もっと大きいやつをほしがったけど、「あれは大人用!」といって却下。大人用って。安物(600円くらい)なので、「20へえ」しか出ないのが息子的に不本意らしい。

そんで娘まで机をたたいて「へえへえ」とか言い出して、もういやー。
2004/03/24(すいようび) あめ


[ 納豆パック ]
決してパックに入った納豆のことじゃない。

娘が納豆星人になってしまい、毎日毎日納豆を一人で1パック食べる。大人の体重に換算すると5パックくらい食べていることになる。恐ろしい。

それで、なるべく汚れないように食べさせてはいるのだけど、どうしても手や口もとにねばねばが残る。それをなぜか娘は顔全体にまんべんなく伸ばす。ひいいい。

拭いてもそのねばねばは容易にはとれない。お風呂に入って石鹸で洗わないとだめだ。それで、しばらくそのままにしているととっても臭くなる。そしてそれはホームレスのおじさんのにおいに限りなく近い。抱っこなんかしたくない。ほおり投げてしまいたいくらいだ。

しかし、娘の肌はぴかぴかのつやつやだ。もしや納豆パックのおかげ・・・?

2004/03/21(にちようび) はれ


[ 今日の名言 ]

息子「ゲゲゲの鬼太郎ってさー、魔法のじゅうたんに乗ってるよね」

私「・・・?」

それが一反もめんのことだと気づくのに、若干の時間がかかりました。そしてあながち間違いとも言い切れないので、本人が気づくまではそのままにしておくことにしました。
それにしても、一瞬鬼太郎がペルシャ絨毯に乗って空を飛んでいるところを想像してしまった私。頭にはもちろんターバン。ぷぷ。
2004/03/20(どようび) ゆき


[ 円山応挙 ]
江戸東京博物館でやっている応挙展を観に行った。
すごかった。何がって人が。
ああいう特別展みたいなのに、日本人は(私も含め)弱いのだ。なんか見とかないと損したような気分になるのだろうな。
でも、そうやってせわしなく観たものは心に残らない。それぞれのあるべき場所で観るのが一番いいのだ。
まあ、大英博物館とかは戦利品で成り立っているわけで、本来あるべき場所ではないけど、空いているのでいいか。(よくないか。)

なんで応挙展に行ったかというと、この冬、兵庫県の日本海側の僻地香住の大乗寺(通称応挙寺)に行ったからだ。行ったらそこで観るべき襖絵はことごとく江戸博にいっているというではないですか。んなあほな。
その顛末は後で別な場所にリンクを張ります。

で、応挙。
私は本当に絵の素養がないので、何も専門的なことは言えないが、応挙の中で気に入った絵は全部動物の絵だった。あと子供。
子犬の絵は、もう持って帰りたいくらいかわいい。今にも絵から飛び出して足元にじゃれついてくるのではないかというくらいリアルだ。絵から飛び出すといえば、今回の展示品でもあった応挙筆の衝立に描かれている鶏(京都の八坂神社所蔵)は、それはもうリアルで、当時の京の人は今にも逃げ出しそうなのでその衝立の周りに金網を張っていたのだそうだ。そんで金網をくくりつけた穴が衝立に開いているのがおかしい。きっとすんごい重文とかなんだよ。それに金網の穴。うしし。

子供の絵もとても愛らしくて、見ているとニコニコしてしまう。日本画でニコニコするのも珍しい。応挙はゼッタイに動物と子供が好きだな。賭けてもいい。って何を?

虎の絵もあって、どうもかわいいなぁと思っていたら、当時の日本には当然だが生きた虎はいないわけで、応挙は動きを猫から、毛並みは輸入された毛皮から再現したのだそうだ。だから虎なのになんか目が大きくてかわいいんだな。見たことなきゃわからないよな、ああいう獰猛さっていうのはさ。

それと、膨大なデッサンが残されていて、それがあっての応挙なんだと思った。いきなり屏風とかにさささぁっと描くわけないよな。狩野派とかもそうだけど、もう工房みたいになってたから、弟子に伝えるためにたくさん描くのだ。そして丸山派となるわけだ。ふむふむ。

話はそれるけど、前に勤めていた会社で、手話の本を作ったことがある。それで毎日毎日色々な手の形を描くわけだ。そうするとたまにすんごくうまいのが描けたりして、同僚と「いつか〈手の習作〉として発表したいね」(どこに?)とか話していた。デッサンは要は数なのだ。美術的素養はないけど、そのとき直感的に思ったね。まあ、自分と応挙を比べるのはおこがましい話だけど。

んで、会場にはおばちゃんがいっぱいいた。8割おばちゃん。みんな背が私の顎あたりまでしかなく、絵を見るのには困らなかったけど、うるさい。掛け軸をみながら
「これが3つもあれば、すごい財産よね」
とか、お金のことばっか言う。それで襖絵の大作とかは全然見ないで通り過ぎちゃう。何を観に来たんだ!ああいう人がいるから展覧会が成り立つとは分っていても、「来んな!」とか思ってしまう。

人にあたってぐったりしたので、常設展はさあっと見ただけだったけど、こっちもいいね。今度は常設展だけ見に来ようっと。
2004/03/18(もくようび) あめ


[ びっくり ]
夕方、駅で私のダンナそっくりな人を見た。

後姿だったのだけど、マジでそっくりで、人ごみの前の方にいたので近寄って声をかけようと思ったら見たことない服着てて、あれ?

なーんだ人違いか、と思ったんだけど、本当にそっくりで。パーマのかかりぐあいとか、そのとれぐあいとか、髪が伸びちゃってカラーリングの色が変わっちゃってるところとか(ってむちゃくちゃ言ってるな私も)。

そんで、だだだっと先回りして振り返ったら、やっぱり違う人だったんだけど、似てるんだよ、これが。しょうもないヒゲはやしてるところとか(まだ言うか)。妻の私が見間違うほどじゃないけど、兄弟より似てる。うちのダンナのほうがちょっと濃いかな。顔のパーツが。

いやー、世の中自分に似てる人が3人はいるって話だけど、うちのダンナの場合、一人は絶対にあの人だな。

あーびっくりした。おかしかった。家に帰る途中、思い出してくすくす笑っちゃって困った。
2004/03/17(すいようび) はれ


[ 編みぐるみ ]
この冬、息子と娘に帽子とマフラーを編んだ。セーターとかてぶくろとかは難しいけど、帽子やマフラーって基本的にまっすぐ編むだけなので、あっという間にできる。ひとつ作るのに正味半日くらい。ものを考えないでさくさく編めばいいので、気分転換にはもってこいだ。

そんで、これが私の悪いところなのだけど、こういうものって加速がつくのだ。腕がむずむずして、なんかもっとやりたいぞと思ってしまう。でも、もう春になってしまったし、大物を作るのは、ちょっと無理なので、どうしようかなぁと思っていたところ、図書館で(またかい!)編みぐるみの本を見つけてしまった。

うぅ、とうとうここで禁断のかぎ針編みに手を出してしまうのか?と思い、本を握りしめてしばらく考えていたんだけど、とりあえず思い直して借りずに済んだ。なんで禁断かというと、上手くいえないけどわたし的に禁じ手というか、それはやめとこうよというのがある。

ところが、先日友人から「とうとう禁断のレース編みに手を出してしまった」とカミングアウトするメールが来て、「おぉ!」と再び指先がむずむずする。「まだガーゼのハンカチに縁取りしてるだけだけどさ」とゆっているが、時間の問題だな。

あみぐるみ、やりたいなぁ。やっちゃおうかなぁ。毛糸と編み針だけあれば出来るところに問題があるんだよなぁ。すぐに始められちゃうもんなぁ。

思案していると、義妹(弟の嫁)が昔編みぐるみを作っていたことを思い出したので、聞いてみる。

「簡単ですよー、でも」

編むのは簡単だけど、パーツの組合せがけっこう難しいとのことだった。目とか鼻の位置で、印象はずいぶん変わってしまうそうだ。言われてみればそうだなぁ。センスの問題だ。うーん。どうするか。うーん。

2004/03/14(にちようび) はれ


[ 小公子 ]
ちょっと前にNHK教育テレビで「小公子」のドラマをやっていた。イギリスの小説をイギリスのBBC放送が制作。見るしかないでしょう。
BBCは「シャーロック・ホームズ」とかクリスティの「名探偵ポアロ」とかも作っているが、これもよく出来ていた。私はイギリスのヴィクトリア朝時代の話って好きなんだ。

小学生の低学年頃、私には読書の自由がなく、本は教科書か親に与えられたものしか読めなかった。もちろん4年生くらいからは自分でさっさと図書館とか行って好きな本を借りてきて読んでたけどね。

で、病気になると本を買ってくれるのだけど、それがほんとにしょうもない本で、とか言っちゃいけないけど、親が読ませたい本なわけで、こども的にはどうもなーと思っていた。でも他に読む本がないので読んでたけど。そういうのって活字ビンボー。

そもそもちゃんとした本屋なんかない田舎だったので、文房具屋で本も売ってるというような形態で、子供が好きな本が売っているわけないのだ。んで「小公子」「小公女」「秘密の花園」となぜかバーネットの本ばかり読みました。多分に母の趣味と見た。
子供心にセディとかセーラとかの性格が良すぎるのが鼻について「けっ」とか思って読んでた気がする。その状況でありえないでしょうとか。

で、BBCですが。
当時の風俗をちゃんと再現してて、とてもよかった。自分が大人になったせいか、子供がいるせいか、セディも可愛かった。

ダンナと「小公子」の話をしてみたけど、全然知らなかった。まあ、女の子の読む本だし、ダンナはその頃から伝記とかしか読まなかったらしい。徹底している。
2004/03/11(もくようび) はれ


[ 半落ち ]
横山秀夫のベストセラー小説。映画化もした。映画には興味ないけど。「このミス」1位だったし、もちろん読んでます。

うちのダンナは小説の類が嫌いで、ほとんど読まない。「だって作り話でしょ?」という。
歴史小説は好きみたい。塩野七海のローマ人シリーズとか司馬遼太郎とかは読んでいる。あとは、ビジネス書が多い。
私とはまったく本の趣味が違うので、その点では話が合わない。

で、たまには大衆のベストセラーでも読んでみたら、と渡したのが「半落ち」。まあ泣くことはないだろうけど、じーんとするくらいはあるかと思ったら、「話のつじつまがあわない」「どうして黙秘する必要があるのか」「厳密にはミステリーとは呼べないのでは」などとストーリーのアラばかりを指摘する。
それはそうかもしれないけど、この話のクライマックスはまさにそこにあるわけで、周りにいる登場人物の思いとか行動から、主人公の心を読み解いていくことにこの小説の醍醐味があるんじゃないの?
と反論してみたが、理論で勝てたためしがないので途中でやめた。あー、勧めなければよかった。1年に一度くらい魔が差して小説を勧めてみては玉砕するというのをもう何年も繰り返しているんだから、少しは学習しろよ、私!
そうやって私にはいろいろ文句をいいながら、よそでは結構話題にしてて、話のまくらに使ったりしているようなのが、癪に障る。なんだよー、なんだかんだいって役に立ってんじゃんよー。

で、わたし的にはどうかというと、★3つくらいかな。途中でオチがわかっちゃったのと、謎解きとしては、大したことがなかったから。でも、いい話だったよー。「このミス」1位はどうかと思うけど。
2004/03/08(げつようび) はれ


[ フレッシュ・ジュース ]
会社の近くに、フレッシュジュースの店が出来た。よくあるジューススタンドとは違って、なんだかおっしゃれーな雰囲気が漂っている。とはいえ、所詮ジュースを売っているのだからと、新しもの好きの社長が「何でもいいから買ってきて」というのに、「はーい」と返事をして軽い気持ちででかけた。手にはちっちゃいトートバッグ(食パンをせっせと食べて点数を集めてもらったやつ)を持って、中には会社用のがまぐちが入っている。2000円もあれば足りると思ったが、細かいのがなかったので一万円入れてらりらりと歩いていった。
一歩入って、むむっ、なにやら空気が違うぞと思ったが、すでに「いらっしゃいませー」と言われてしまったので、引き返すわけにもいかない。中はイートインコーナーがあって、奥のほうに女性3人と手前におじさん2人。おじさんは場違いな感じで、エステサロンの待合室みたい。

「こちらでお召し上がりですか?」
「いえテイクアウトで」
「では、こちらがメニューになっております」

といわれて、冊子になっているメニューを開いて、びっくり。一杯1000円もする。たかがジュースに1000円?一瞬絶句して、固まってしまったが、こうなったら開き直って注文だ!よっぽど体にいいに違いない。効能もいろいろ書いてあるが、聞いちゃったほうが手っ取り早いので、訊ねる。曰く、
「二日酔いに効くのはどれですか」(そもそも社長が二日酔いなので買いにきたのだ)
「血圧にいいのはありますか」(会社のAさんはいつも健康のために青汁を飲んでいる)
それぞれに効くジュースを選んでもらい、自分の分(ざくろとブルーベリー)も入れると3000円を越えた。Aさんの分のジュースはなんと1500円だ。ひょえー。2000円で足りると思った私が馬鹿でした。よかった、1万円持ってきて。
出来上がるのをまっていると、「にがりはお入れしてもよろしいですか?」と聞かれる。より健康になるために、にがりを2〜3滴入れるのだそうだ。せっかくなので、ぜひ入れてもらう。
そして受け取ると、中くらいの手提げの紙袋2つになった。ジュースが3つじゃないのか?一体、何が入っているのだ?
会社に帰ってあけてみると、ジュースが入ったプラスチックの透明カップ3個。その半分くらいの高さのプラカップに氷が別に入っている。最初から入れていると薄まるから、飲む時に入れろってか。
お茶うけ(?)に豆乳クッキー2枚(乾燥剤入り)、お手ふき、紙ナプキン、ストローがそれぞれ個包装されて入っている。紙ナプキンには小さい文字で「このナプキンはケナフで作られています」とか書かれてあって、環境に配慮しているかのようだったけど、めちゃめちゃ環境破壊してるぞ、と思った。すべてが過剰だよな。なんつーか、何かが間違っている気がする。そうそう、水も海洋深層水なんですって。

きっと叶姉妹とかはこういうのを毎日飲んでるんだろうな。「わたくしたち、毎日いただいておりますのよ、オホホホ」とかゆって。

でも、神田でこの値段では、すぐにつぶれるぞ。そういうところ、神田って容赦ない街だから。私だって、二度と行かないし。
2004/03/05(きんようび) はれ


[ 図書館 ]
絵本用の本棚も飽和状態だし、そんなに買ってられないし、息子を連れて買いに行くと電車とかプラレールの本を買わされるし、ということで、最近は図書館へ行っている。ちゃんと息子用のカードもある。

しかし、最近は図書館といっても、物騒である。ちょっと前に、図書館の駐車場で3歳の男の子が車に連れ込まれそうになる事件があってからは、本当に目が離せなくなった。
出来ることなら、息子には「ここらへんで好きな本を見てて。ママは自分の本を探すから」と言っておき、娘には子供の遊び場みたいなところで遊ばせといて、自分の本を探したいところだが、図書館に来てる人全部が悪人に見えて、とてもそんなことはできない。
しょうがないので、毎回絵本だけ借りて帰ることになる。ビデオ屋と同じパターンである。ビデオ屋も、せっかく行ったのだから自分の分もと思うのだが、ちょっと目を離したすきにアダルトコーナーとかに行かれると(行かれたことがある)、連れ戻すのがとても恥ずかしいので、子供の分だけ借りて帰ることになるのだ。

まあ、自分の分は、昼休みに会社の近くの図書館で借りることにする。この図書館は、よく公民館とかにある「図書館分館」みたいなのにちょっと毛が生えた程度で、本の数がとても少ない。
少ないんだけど、どうもここの司書さんは私と本の趣味が近いらしく、読みたかったけどお金がなくて買い損ねていたうちに本屋からなくなってしまった本(最近は入れ替わりが激しいので、ちょっと悩んでいる間にすぐに撤去される)とかがけっこうあって、嬉しい。
図書館だって、画一的じゃなくて、オリジナリティを追求してもいいよな。

2004/03/03(すいようび) はれ


[ シフォンケーキ ]
オーブンを買ったので、お菓子を作るようになった。
しかし、今まで何年も作ってなかったので、不安になって、お菓子作りの得意な友人に何かいいレシピはないかと聞いたところ、シフォンケーキはどうかとレシピをもらった。
なるほど、家にある材料で簡単に作れそうだ。お菓子作りは材料を揃えるのが面倒で、ついやらなくなってしまうのだけど、これなら思い立ってすぐに出来るのでよさそうだ。
教えてくれた友人は、私の中で「お嫁さんにしたい友達ナンバーワン」で、もちろん結婚して子供も二人いるのだけど、料理も上手だし、おうちも子供がいるとは思えないくらいきれいに片付いている。その上、お菓子も作れれば手編みのセーターもお手のものという出来た主婦なのだ。そんな人がどうして私の友達かといえば、実はたまに大ポカ(カレーを丸々腐らせてしまったり、財布を忘れて買い物に行ったり)をやらかすので、ポカでは彼女の上を行く私と傷を舐めあっているというわけ。

さて、シフォンケーキは、材料はお手軽に手に入るのだが、型が特殊なのだ。独特なシフォン型(ドーナツのように中央があいていて、筒状になっている)を使うのだが、これがかさばる。直径が18センチとか22センチもあって、真ん中に筒がくっついていると、邪魔なことこの上ない。普通のケーキ型も邪魔だけど、これに比べれば、まだマシだ。
ただでさえ散らかっているキッチンに、これを置く場所はすでにない。無理やり買ったら、ゼッタイに叱られる。どうしようと思っていると、その友人が「100円ショップで小さい型が売ってたよ」と直径10センチくらいのをわざわざ買ってきてくれた。しかも、同じ手間なら二つ同時にやったほうが効率がいいし、メレンゲもしぼまないという配慮から、ちゃんと二つ買ってくれる。いたれりつくせりだ。ああ、つくづく彼女と結婚すればよかったなぁ。

さて、シフォンケーキのポイントはメレンゲを固くあわ立てることらしいので、実家から電動泡立て器を取ってきて、作ってみた。自力でメレンゲを泡立てる根性は、私にはない。そんな労力を使うくらいなら、お金を出してケーキを買ったほうがいい。私が作るのだから、どう頑張ったって、買ったケーキにはかなわない。手作りケーキのよさというのは、お手軽・安価・安心(添加物とかが入らない)に尽きると思う。あとは、ストレス解消。

はじめてなので、プレーンのシフォンケーキに挑戦。結果は、まあまあ。ふわっと出来ておいしかったけど、クリームを添えないで食べたので、スポンジケーキみたいだった。やはり8分立てくらいに泡立てた生クリームを添えるべきだった。それと、フレーバーが欲しい。友人も紅茶のシフォンを勧めていたっけ。
よし、次は紅茶シフォンだ!

こうやってお菓子作りというのは、やらないときは全然やらないんだけど、一度始めると、どんどん加速するというのが私のパターンなのだ。
2004/03/01(げつようび) くもり

My Diary Version 1.21
[ 管理者:くくみ 著作:じゃわ 画像:牛飼い ]