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菊池のアドバイスを受けて、兼頭はレモンのサンプルを東京の青果卸と県内の飲食店に送付。現在、連絡待ち
テレビ愛媛ほかFNN系列近畿中四国で、しまの会社が取り上げられた。 一時的ではあるが、島への来訪者の増加、ネット通販の増加、さらに取材や講演の依頼が増加している。
また、菊池の紹介で、地元の銀行の部長をしていた大西氏と出会う
大西「愛媛県人会でしたら、ルートがありますよ」
兼頭「是非紹介して下さい」 次回会って話を詰める段階。
また、しまの会社にスタッフが2人加わった。
この二人は、営業(販路開拓)やプロジェクト(商品開発や地域づくり施策)の進行管理、農業(耕作放棄地再生畑などの耕作・農地管理)、高齢者向けサポートサービス、コミュニティカフェ運営(「しまでCafé」)など様々に活躍中。
地域づくり施策の中の大きなものとして「しまの大学」という地域課題解決のための新しい取組(地域課題を地域外の人や企業とのコラボレーションで解決する。日本財団の支援による事業)の運営や、島の取組である「摘み菜」の発展(商品開発やツーリズム開発、人材育成)を目指す摘み菜プロジェクト(トヨタ財団などが支援)、弓削商船との連携で地域課題の共同解決を目指す「しまLabo」プロジェクト(国交省の委託事業)などがある。
弓削島で、7月18日から31日、「塩」をテーマに、日仏の現代アートの作家たちが交流展示を行う「日本・フランス交流美術展『Le Sel・塩』」が開催された。
これは、しまの会社の中心的メンバー(取締役)でもある村上律子氏(事務局長)が中心になって、企画・運営。 一昨年、パリのギャラリーのオーナー、ブリュノー・メゾン氏との出会いによって実現した現代アート美術展。
中世、京都東寺などの塩の荘園であったり、現在、古代製塩遺跡の発掘が続くなど弓削島の由緒ある塩の歴史に着目し、日仏の現代アーチスト数十人が、「塩」をテーマにアート作品を創作、島に展示する。アートを切り口に、現代人に忘れられた地域の伝統・文化を再発見していこうという試みである。
しまの会社のサイト http://www.kibounoshima.jp/kaisha/
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菊池「まだ、始まってもないことだよ。
兼頭さんも大変だし、企業と違って時間がかかると思うが、お互い頑張りましょう」
二人で力強い握手をする。
しばらくして、小島が来社
菊池「今日はなんですか?」
菊池「また、島ですか?」
小島「今度は岬です」
菊池「佐田岬ですか?」
小島「ええ!どうしてわかったのですか?」
菊池「小島さんの会社は本社が高松、それに松山、高知に営業所があるから、 当然四国に詳しい。四国で岬と言えば、佐田岬か室戸岬。どちらかいえば確率的に高いのは瀬戸内側の佐田岬」
小島「さすがですね」
菊池「佐田岬の何を?」
小島「みかんの販売ルート開拓と三崎ブランドの確立です」
ということで、10月に佐田岬に行くことが決まった。
菊池(兼頭さんもピッチを上げないと、佐田岬に先を越されてしまうぞ)
11月9日 菊池は東京の青果卸Mの社長I氏、A氏とともに愛媛県佐田岬を訪れた。
小島から頼まれて、みかん農園の若手経営者たちにアドバイスをするためだ。
小島氏が松山空港まで迎えに来てくれた。
菊池「素晴らしい景色ですね。あれは?」
みかん農園 甲氏「防風のための木です。風が強いので」
みかん農園 乙氏「風が強いためおいしいみかんが出来るのですよ」
青果卸I氏「人間と同じだな」
みかん農園 丙氏「これが清見(清見タンゴール)です」
小島「幻の清見ですよ」
清見(きよみ)は温州みかんと外国産のトロビタオレンジを交配させて作られた柑橘類の一種で、日本で育成された最初のタンゴール。果皮は剥きにくいが風味は良い。収穫は、1~4月。
静岡市清水区興津にある農林水産省果樹試験場興津支場で作出された。(昭和54年)に命名された品種名の「清見」は、近くにある清見潟(きよみがた)・清見寺(せいけんじ)に由来する。
「清見オレンジ」として販売されている場合が多いが、正確にはミカンとオレンジを交配させて作られた交雑種であるので「清見」タンゴールの名が正しい。
清見は柑橘類の中で数少ない交配可能、かつ商品価値の高い品種であり、近年消費の多くなっている「不知火(しらぬひ、デコポン)」、「はるみ」の母親、「せとか」の母本の親である。
ウィキペディアより
静岡ではおいしい清見ができなかったため、現在は、この佐田岬中心に生産されている。
何カ所か、みかん農園を訪問後、旅館でみかん農園の人たちと食事。
小島「これば岬(はな)サバ、岬(はな)アジ。向かいの佐賀関に水揚げされると、関サバ、関アジになります」
青果卸A氏「うまいですね」
みかん農園 甲氏「僕たちはなるべく農薬を使わないでみかんを作っているのですが、農薬をつかわないと、見た目が悪くなってしまうのです。当然、価格も安くなってしまいます」
小島「人も見た目9割というしな」
みかん農園 乙氏「ただ、味は減農薬の方がおいしいですよ」
小島「女性も同じだな」
菊池「1億2千万人に好かれることはないでしょう。見た目より味を評価する人に売ればいい。そのためには、直販しかないでしょう」
18時から23時ぐらいまで、話は続いた
菊池の提案
1.高価格戦略
ターゲット…安心安全志向、見た目より味を重視する消費者
差別化…○○
一般市場攻略
ファン作りのポイント
顧客の固定化
顧客単価アップのポイント
業務市場…青果卸に協力してもらう
2.ブランディング戦略
3.○○で儲ける戦略
11月10日 一行は午前中、みかん農園を訪問。その後、青果卸の二人は、松山空港へ、菊池は広島に向かい、夜は鳥取県のスーパーの経営者にアドバイス。
翌日は、広島で9時15分から17時45分「四国・中国市場のエリアマーケティング」のセミナーの講師を務めた。
11月16日 東京の青果卸Mよりお歳暮の商品の打診があり
16日の夜。みかん農園主が集まった。(2010.11.17)
12月に入り、同行した東京の青果卸より、お歳暮セットのオファーが来て、
ミカン農園の柑橘類を組み合わせて40ケースを送った。(2010.12.15)
その後、青果卸から「クリスマスに猪鍋用サンプル」 と「伊予柑」のサンプルも依頼があり、佐田岬にとっては最強の味方を得たとのこと。(2010.12.16)
2011年1月
紹介した鳥取のスーパーから清見のジュース100本のオファーあり。
東京の果汁メーカーに紹介。
東京の宅配弁当会社2社とホテルに紹介。
2月
東京の果汁メーカーは現在条件を詰めている状況。
宅配弁当とホテルは返事待ち。
3月 東京の宅配弁当の会社でテスト的に使用が決まりました。
続く。
進展がありしだい追加していきます。
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