小学校から中学・高校まで、工業技術の基礎・基本をものづくりを通して体験する仮称「技術一般」等の教科を設置して、すべて児童・生徒に普通教科として学ばせる必要がある。
* 天然資源の少ない日本が、21世紀も引き続き工業技術立国
を維持し発展させるためには、付加価値の高い工業製品を開発・製造できる技術者や技能者の育成が欠かせない。
* しかし、若者は、ものづくりを体験しないまま成人し、ナイフや箸の使い方がままならないことに代表されるように、手先は不器用になり、労を惜しみ、額に汗して働くことを敬遠し、それらの仕事を蔑視する傾向さえあらわれている。
* 理科教育は、小学校から高校まで体系的に普通教育としてすべての生徒に教えられているが、技術教育は、中学校に技術・家庭として位置づけられているに過ぎない。
家庭科は、高校でも1994年にすべての児童・生徒が学ぶ教科として位置づけられ、小学校から高校まで教科として体系化した。情報科は、2003年から高校に設けられた。
このことを、技術教育も見習う必要があると考える。
* 技術に関係ある教科は、小学校では図工があるが、技術教育としては機能していない。現在設置されている中学校の技術科も、上級学校の進学に関係ない教科ということで、指導時間も減少する傾向があり改善が求められる。
現状では、情報教育の充実は叫ばれているが、その考え方を一層発展させて、情報教育を含めたものづくりを主体にした技術教育の充実が求められる。
次回の学習指導要領の改訂時には、工業に関する技術教育が、普通教科として小学校高学年から高校まで、
必修普通教科の「技術科」として位置付けられる必要がある。
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