4月16日 プロフェッショナル修斗 北沢タウンホール大会

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文責:Successors of Shooto

[結果速報]

第1試合 村山暁洋 vs. 佐藤隆平
○佐藤隆平[判定:3-0] ※20-18, 20-18, 20-18
1R
 いきなり両者激しいパンチの打ち合い。佐藤が組み付いてロープに詰めテイクダウン狙い。村山、一旦耐えるが、佐藤が足をかけてテイクダウン成功。村山のハーフ。
 佐藤、密着した状態からボディにパンチを落とす。村山はガードに戻す。
 村山は下から十字狙い。佐藤は上からパンチを落としつつ、片足を越えてハーフに。そのままパスに成功するも、すぐにハーフに戻される。
 村山がガードに戻すが、両者その後攻めあぐねたまま1R終了。

2R
 再びパンチの打ち合いから佐藤が組み付くが、今度は村山が払い腰で大きく投げてそのまま横四方を奪う。
 密着する村山に対し、佐藤は強引に立ち上がる。そのまま組んだ状態から村山が投げを放つが、佐藤が投げられたまま回転して上を奪う。
 佐藤が密着して小さなパンチを落としつつパス狙いの展開が続く。残り30秒のところで佐藤がハーフからマウントを奪いパンチを落とすところで2R終了。

(感想)
 両者攻めあぐねて膠着した試合でした。




第2試合 竹内コウジ vs. 美木 航
○竹内コウジ[1R 4分11秒 腕ひしぎ十字固め]
1R
 竹内、いきなり間合いを詰めて飛びヒザ。かわした美木も、飛びヒザで返す。
 竹内のローに対し、美木も近い間合いからのショートパンチを当てる。竹内がパンチから組み付くが、美木が両脇を差してロープに詰める。
 両脇を差した美木、盛んにボディにヒザを入れる。
 しばらく両差しから美木がヒザを入れる展開が続くが、組んだままロープ際から離れた両者、美木が押し込むようにテイクダウンして竹内のガード。
 美木の片腕を掴んで横浜ガード狙いの竹内に対し、美木は上からパンチを落とす。
 竹内、横浜ガードから一気に三角に飛びつく。上半身を起こした美木に対し、足首のみ三角にかかっている状態。
 美木、上半身を起こしたまま脱出を試みるも、竹内が下から煽って徐々に美木の頭が下がる。
 美木の頭が下がったところ、竹内が十字に切り替える。美木、横に倒れながら足をかけて脱出を狙うが、上になった竹内が腕をがっちり取り直して一本。

(感想)
 竹内選手、三角から十字はお見事。
 美木選手のヒザはボディに何発も入っており、けっこう効いていたのではないでしょうか。




第3試合 手塚 豊 vs. 赤木敏倫
○赤木敏倫[1R 3分19秒 スリーパーホールド]
1R
 赤木、いきなり前転で近づいて組みついてテイクダウンを狙うも、逆に手塚が投げを狙う。投げ合いから手塚がバックをうかがい、そのままチョーク狙い。
 仰向けになった両者、赤木が向き直って上を取る。手塚が下になるのを逃れようと体を起こすところ、すばやく反応した赤木がバックに回り、すぐに足をフック。
 バックからスリーパー狙いの赤木、バックマウントからパンチも落とす。
 手塚、仰向けになってしばらく赤木のスリーパー狙いを凌ぐものの、最後は腕ががっちり首に入ってしまい、一本。

(感想)
 手塚選手、序盤のバックを奪うまでの動きがすばらしく、あわや秒殺かと思ったのですが、その後は反対に赤木選手がすばらしい動きを見せてました。




第5試合 田澤 聡 vs. 亘理崇麿
○田澤 聡[判定:3-0] ※20-18, 20-18, 20-18
1R
 打撃戦から亘理が投げでテイクダウンするが、田澤はすぐに立ち上がる。再び打撃戦から亘理が首投げでテイクダウン成功。
 亘理は袈裟固めからVクロス式にアームロック、アームバーを狙う。少し腕が伸びるものの、田澤は袈裟固めから頭を抜いてバックにつく。
 亘理、立ち上がって逃れようとするも、田澤はバックをキープ。
 盛んに動いて逃れようとする亘理に対し、田澤がキープする展開。亘理、下から強引に向き直ろうとするところ、田澤がつぶしてマウントを奪取。
 亘理はハーフからガードに戻して立ち上がる。両者スタンドになり、パンチの打ち合いから田澤がテイクダウンしてバックを狙ったところで1R終了。

2R
 打撃戦から亘理がハイキック。田澤、その足を掴んで押し倒してテイクダウン。亘理が起き上がろうとするところ、田澤がバックを奪う。
 亘理、向き直ってハーフ。田澤は密着してパス狙い。
 田澤がパス狙うところ、亘理が体を起こしてそのまま上を奪う。田澤のガード。
 田澤が盛んにスイープを狙い、亘理がバランスを保つ展開。田澤が立ちがって、テイクダウンからバックを奪ったところで2R終了。

(感想)
 亘理選手、簡単にバックを見せる等、技術的に甘い部分がありますが、随所にすばらしい動きや気持ちの強さ・体の強さが垣間見え、非常に高いポテンシャルを感じさせます。
 技術は練習で埋まる部分なので、今後技術を身につけた時が非常に楽しみです。




第6試合 外薗晶敏 vs. 大沢健治
○外薗晶敏[1R 1分05秒 スリーパーホールド]
1R
 大沢のローキックに合わせて外薗が押し倒すように上に。外薗がハーフからパス狙うところ、大沢がガードに戻す。
 大沢、フックガードから盛んにスイープを狙うが、外薗がフックガードを飛び越えて一気にマウントを奪う。
 マウントを嫌った大沢が背中を向けたところ、すぐに外薗がスリーパーに捕らえてそのまま一本。

(感想)
 あまりにあっさりと決まって驚きました。外薗選手強い。




第7試合 戸井田カツヤ vs. 風田 陣
○戸井田カツヤ[2R 4分19秒 腕ひしぎ十字固め]
1R
 戸井田、ゴング後すぐに走り寄って飛びつくがかわされる。戸井田が組みつきに行くが、風田は戸井田のあごを押して組ませず、ボディにヒザを入れる。
 間合いを詰める戸井田に対し、ボディにヒザを入れる風田。戸井田が引き込んでガード。風田、寝技に付き合わずに立ち上がってスタンド。
 再び戸井田は組みつきに行くが、またもアゴを押されて風田に距離を取られる。コーナー際まで押し込んだ戸井田、引き込んでガード。
 風田がスタンドに離れようとするところ、戸井田がしつこく組み付いてタックルでテイクダウン成功。
 戸井田がハーフからパスを狙うところ、風田が体を起こし、そのまま押し込んで戸井田が下に。
 風田が立ち上がるところ、再び戸井田が組み付いてテイクダウン。今度はすぐにパスしてマウントを奪う。戸井田がマウントパンチを落とすが、風田が強引に立ち上がる。
 スタンドから戸井田がテイクダウンして上になったところで1R終了。
 組み際、離れ際、立ち上がり際と、風田は随所でボディにヒザを入れていました。

2R
 やや疲労の色が見える戸井田、組み付いてロープに押し込んだところで引き込む。戸井田、スイープ狙いから両者立ち上がるが、再び戸井田が引き込み。
 戸井田、下からスイープで相手を浮かし、組み付いてバックをうかがう。前に落とされて下になるが、すかさず足関節狙い。
 風田、すぐに脱出して上になるが、戸井田が再び足関節狙い。ヒザ十字、アンクルを狙う戸井田、キャッチは入らないものの、上を取り返し、すぐにマウントを奪う。
 戸井田、マウントからパンチを落とす。しかし再び風田が強引に立ち上がる。
 戸井田が引き込んで風田が離れようとするところ、戸井田が組み付いてテイクダウン。またもマウントを奪う。
 マウントから強引に体を起こそうとする風田の腕を戸井田が十字に捕らえて一本。

(感想)
 ボディへのヒザがかなり効いていたように思え、また、スタミナも切れかけてたように見えたのですが、それでもテイクダウンして上を取って最後は極めてしまう戸井田選手はすばらしい。