模擬試験と本試験



模擬試験は少なくとも一回は
 本試験では試験会場で朝から夕方まで長い時間試験問題に取りく
み、その間けっこう緊張の連続です。休憩時間もないまま緊張状態
が続くというきびしい状況は自分では作り出す事ができません。で
すから、実力を試すという意味以上にふだん経験できない環境で問
題に取り組む事に慣れることが必要です。少なくとも1回は模擬試
験を受ける事をお勧めいたします。              

試験会場の冷房
 一番暑い時期に最悪の環境下で試験をやらせるのはあんまりとい
う事でしょうか、多くの会場で冷房が入るようになりました。ただ
それが全試験会場ではないという点が多少不公平ですね。    
 試験会場はほとんど大学や専門学校の教室を借りて行いますので
その大学の教室に冷房設備がないと入れられませんし、同じ会場で
一部だけ入れるというわけにはいきませんから冷房のない会場もあ
ります。試験も予算というものがありますから、電車の乗換が少な
いとか、駅から近い、きれいな会場、冷暖房完備などの受験者の利
便だけで決められないというところがあるようです。      

 資格取得指導校の中には、受験要項配布の時点で試験会場の情報
まで仕入れていて受講生に一覧表を配布するところもあります。相
当の実力者でも試験問題を解くのには苦労するでしょうから、快適
な室温で試験に取り組めるようにするためにはその辺の情報も仕入
れる必要があります。                    
 ときどき、あの会場は冷房が効きすぎていたという話も聞かれま
すが、試験官に話せば調節してくれるはずです。暑いにしろ寒いに
しろ、試験の出来が悪いと「暑くて試験どころじゃなかった」とつ
い言いたくなります・・・                  

なぜ一番暑い時期に試験をするの?
 毎年七月の最終火曜日に社会保険労務士試験が行われましたが、
平成12年度試験から8月の最終日曜日に行われるようになりまし
た。それでもいろいろな国家資格試験の中で、最も暑い時期に行わ
れる試験の一つでしょう。                  
 当然に他の試験と比べると・・・、という意見は出てきます。受
験者や社労士試験に関わる人々から、もっとすごし易い時期にして
ほしいという要望が出ているのですが、それでも試験時期について
は試験主催者側にもいろいろ都合があるのでしょうね。     

水分補給(ペットボトル?水筒?)
 平成12年度試験から、試験事務が社会保険労務士会連合会に委
託されました。そのため、試験監督官もそれまでの官庁の職員から
各地区の都道府県会の社会保険労務士が選任されて行いました。平
成12年度の試験では試験中の水分補給の対応が統一されていなか
ったようです。試験中の水分補給は              
  全くダメ                        
  席を立って試験監督官の見ているところでのみ可      
  持参した飲料を自由に飲める               
  ペットボトルは可、水筒等は不可(カンニングし易いため?)
水分補給は生理的現象なので認められるべきと思いますが、対応が
バラバラですと問題ですから、全国的に統一されることを私も希望
します。                          

騒音も場合によってあります
 私も試験は何回か受けてやっと合格したのですが、いつの試験だ
ったか忘れましたが試験会場の建築工事が中断されずに行われてい
て、「国家試験をやっているときくらい静かにしてほしい」と思っ
たものです。大学のキャンパスを借りて行う以上、大学のキャンパ
スの都合で騒音があることは頭に入れて置かねばなりません。学生
の活動に干渉しない大学では、資格試験中であっても学生のサーク
ル活動が自由に行われ、音楽系のサークルの練習が受験者にとって
は騒音となることもあります。大学側が資格試験が行われるので試
験に影響のあるものを排除できればいいのですが、本来は学生のた
めにあるキャンパスですし、建築工事が遅れると後期の講義に影響
があったり高額な学費を払っている人を優先せざるを得ないという
大学側の問題も想像できてしまいますが。           

受験資料配付攻勢
 合格率からいって来年度も受ける人がたくさんいるのは理解でき
ますが、本試験の会場周辺で来年度の受験のための講座案内を配布
するのは最初「失礼な!」と思いました。でも、結局もっと良い内
容の教材で勉強しなくてはと受け取った(文句を言っておきながら
受け取っている(^^;;;)資料の中から日本ライセンスセンターを選
んで正解だったり受け取った直前チェック問題が役に立ったりとい
うこともあり、仕方ないのかなと今は冷静に思っています。   
 電車から降りて試験会場へ向かうと、会場の門の前までずーっと
配布する各校のアルバイトさんがいます。帰りはさらに、午前の試
験の回答速報も一緒に配っています。(午前の部の試験問題を持ち
出すためだけに受験を申し込んで会場入りする係りがいて、その問
題を解答する講師が別にいて速攻で正解を調べるのです)場合によ
って回答速報会や合格確率判定の受付などもやっています。いらな
い資料はきちんとゴミ箱へ。キャンパスはきれいにしましょう。 

発表前に来るDMは気にしない
 合格発表は試験の約3ヶ月後ですが、その前にやはり資格取得指
導機関からダイレクトメール(DM)が届く場合があります。毎年
質問が来るのですが、「私はもう落ちたのがわかっていると言うこ
と?」と動揺する人がいるのです。合格発表前にそれらの機関に情
報が伝わることはありませんから、安心して下さい。あくまで営業
の都合で住所氏名の情報がわかっている人にはとにかくDMを出し
ておくというだけです。私の所にもいまだに社会保険労務士資格を
すすめるDMが来ます。まあ、ちょっと受験生の気持ちを考えてほ
しい気もしますね。                     

試験会場必携品、その他
 受験票 :絶対忘れないようにしましょう          
 鉛 筆 :試験はマークシート方式ですので、シャープペンシル
      より使いやすい                 
 消しゴム:いわゆるプラスチック消しゴムというよく消えるもの
      にして下さい。書き直しも安心して消せます    
 鉛筆削り:鉛筆は芯が折れるのが不安ですから、必要です   
 おしぼり:暑いですから、あると便利            
 扇子  :冷房の効いた会場に万が一ならなかったら、これが無
      いと大変                    
 上着  :冷房の冷え過ぎもよく聞かれます。準備しておくとよ
      り良いでしょう                 
 飲み物 :500mlのペットボトルが良いでしょう。早めに会
 (2本) 場に行って、飲みながら落ちついて試験前の学習、そ
      して午前の水分補給。もう1本は昼食時と午後の水分
      補給。自動販売機をあてにすると会場によっては受験
      者数に比し自販機が少ないこともあるので、事前に用
      意して持っていった方がいいのです。おしぼりを凍ら
      せてそれと一緒にしておくといつまでも冷たくておい
      しく飲めるという意見もあります         
       飲み慣れない栄養剤は胃腸の具合に影響があるとい
      けないので避けましょう             
 当日は :当日の試験会場入りはできるだけ早くいきましょう。
      できれば、事前に下見をしておくと良いです。実力を
      発揮するためには当日も準備万端で。       
 昼は軽め:ジュースも飲みすぎるといけませんが、昼食も軽めに
      しないと午後の択一試験の集中力に影響します。私は
      いつもコンビニエンスストアの場所確認を兼ねてコン
      ビニのサンドイッチ1パックにしました。     
 トイレも:女性の受験者が非常に多いですが、私が受けた数年前
      でもトイレは女性の列ができていました。混むのは覚
      悟するとして、トイレ待ちしながら見るものを決め、
      何処と何処にトイレがあるかはチェックしておきまし
      ょう                      
 時間配分:択一式の試験は1科目25分くらいで進めないと一通
      り答えを書いてから見直しの時間がとれないので、ペ
      ース配分に注意が必要です。もっとも長丁場の試験で
      すのでケアレスミスでもない限りは頭のはっきりして
      いたときに選んだ最初の答えの方が正しいことが多い
      ので、迷ったときは書き直さない方が良いようです。
      これはFLICから仕入れたのですが、もう1つ、択
      一で問題を半分解いたら思い切って試験官に手を挙げ
      てトイレに行って、ついでに顔を洗うとリフレッシ 
      できるという受験ベテランさんの情報もあります  

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