せきぐち的勉強のヒント その3


法令集、六法は必要?
 社会保険労務士試験は法律による試験科目が出題されるわけですから、ふつ うは法令集を横に置いて勉強するものですが、試験範囲が広いですから「労働 法全書」や「社会保険労務六法」はとても分厚く、勉強の効率は悪いです。そ のためか、資格の学校の全般的傾向ですが、法令集はなくても合格できるよう にテキストがつくられています。私の利用したところも、そう言っておりまし た。それでも、法令集は持っていました。テキストにも解説されていない問題 が結構本試験や模擬試験で出題される事があったり、テキストの解説でも納得 いかない事も多かったので、そんなときは時間かかりましたが本則や施行令、 施行規則などを調べました。法学部ではなかったので、きちんと六法を見る事 なんて無かったですから、そう言う意味でどこかできちんと読まないといけな い事にはなるのです。少なくとも、小さいものでも良いから法令集は持ってい た方がいいと思います。
孤独が良いか、仲間がいた方が良いか
 私はずーっと一人で勉強せざるを得ませんでした。でも、合格後はたくさん の仲間と知り合う事ができて、ああ試験勉強中も仲間がいた方が良かったなあ と思いました。別のページでグループ学習のご紹介をしておりますが、やはり 勉強仲間がいた方が刺激にはなり、様々な効果があります。ただ、合格は一人 一人に与えられるものなので、合格発表は悲喜こもごもです。ここが難しいと ころです。仲間がいると脱落しにくい。独学は気楽でわずらわしさはありませ んが、ゆるんだらもう元に戻すのが難しく、脱落しやすいです。  グループ学習の効果はあの少人数で多くの合格者を出しているのを見ても明 らかなとおり、グループが維持できればやはりすばらしいです。でも、少人数 だけに残念組にはいると一人で勉強した場合よりもショックが大きい。自分が 一人だったので結論じみた事はいえませんが、仲良しクラブにならない程度に 仲間同士刺激しあって、残念組になってもそれは結果だから仕方ないというネ ガティブなところをわかったメンバーが集まって、合格を第一目標に頑張って ほしいです。  現実の話ですが、グループの良いところだけを上手に利用して、自分が一番 大事、他人の面倒までは見ないという勉強の仕方の方が試験は通りやすい皮肉 な面もあります。自分はどんな環境でやるのが良いかも考えて、勉強方法を選 ぶようにしてください。
サブノートをつくるかつくらないか
 勉強して、それを自分なりにまとめたサブノートをつくるというのがオーソ ドックスな勉強方法でしょう。でも、私にはできませんでした。計画的にとい うのができにくい環境であったのということもありますが、書くのが遅いので まとめながら自分でイライラしてしまうのです。自分がもっとも得意な勉強方 法は前からテキストに書き込んでしまう、という方法でした。ですから、社労 士試験でもこれでした。やはり自分にあった勉強方法ですから、時間のない中 ではそれなりに学習できたと思います。しかし、どうしても合格ラインを超え るにはまとめは必要だとある時感じ、書くとイライラするのでパソコンに打ち 込むというやり方で、まとめをやりました。  社労士合格後、行政書士試験を受けましたがそのときはまとめはやりません でした。社労士試験で頭が資格試験に順応したからだと思っています。冷静に 自分にどんな勉強方法が必要かを敏感に感じながら、必要な事をするのが良い と思います。ただ、テキストと同じで迷ってばかりでいろいろな事に手を出し すぎるのも良くないので、努めて冷静に判断しましょう。
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