唐突に自転車修理の話です。もともとパンク修理と簡単なオプション取付 くらいはできましたが、前の職場で自転車販売をした事もあったのでちょ っと難しい修理も覚えられました。最初は仕事で仕方なく覚えた自転車修 理ですが、これが手ごろな機械いじりで、ある程度点検や修理をこなすと なかなかに面白いものなのです。自転車ですから本当に複雑な部分は少な く、車のように電子部品もまだ使われていませんので、文系の私でもここ はこういう造りなのかなるほどと、理解ができる範囲にあります。パソコ ンをはじめてとして(DOS/Vは組み立てる人はいますが一般的には)、 あらゆるものが専門家でないといじれないものばかりになってしまいまし たが、いじれるものがあるというのはホッとした気分になれるのです。
そういう訳で、今は自転車そのものが好きになりました。子供の身長や年 齢に合わせて最適のものを選べますし、鍵をつけてくれ、ベルを取り替え てくれ、ライトをつけてくれ、などの要望にもすぐ答えられるので子供も 喜んでいます。私ができるのはほんとに修理の初歩だけですが、簡単な修 理でさえ自転車店に持ち込む人が多いのが実状で、部品代よりもサービス 代の方が高くなっている世の中でそれは実に時間とお金の無駄なのです。 多少の道具とホームセンターやスポーツショップで部品を買ってくれば簡 単に済んでしまうのですが。
何でも自分で細工ができるというのは、単純なようですがとても楽しい事 です。もっとも最近は自分の家の自転車しか対象がないので、以前のさま ざまな種類の自転車が目の前にあった頃のようにはいかないので寂しいで す。まだ子供が小さいのでサイクリングにも出かけられませんが、楽しみ は後にとっておく事にして、みんな、自転車のパンクくらい自分でなおそ うよ、と呼びかけさせていただきます。
1 バルブ回りのネジを全部はずす。バルブをとると空気が抜ける。 (虫ゴムが古かったら交換する) 2 「タイヤはずし」という工具でリムからタイヤをはずす。 (コツがいります) リム=金属の車輪部分、車でいうホイールにあたる。 3 桶かバケツに水をいれて用意する。雑巾も用意。 4 中からチューブを引き出し、バルブをセットして空気を入れる。 5 チューブを桶の中に少しずつ浸してパンクの穴を探す。 6 パンクの穴が見つかったら、雑巾で拭いて油性マーカー(白か黄色) などでパンクの穴に印をつける。 7 バルブをはずし全部空気を抜いて、穴の大きさに合わせて2*2から 4*4センチの広さで紙ヤスリや軽石でこする。 8 パンクのりを塗り、5分から10分乾かす。 9 乾くのを待つ間、タイヤに釘などが残っていないか丁寧に調べ、リム のゴムバンドが切れていないか確認する。 (リムバンドが痛んでいたら交換) 10 パンクのりを塗った範囲より一回り小さいサイズのパンクパッチ (パンク穴をふさぐゴム)をあて、ハンマーなどの工具でたたく。 11 もう一度空気をいれて他に穴がないか水に浸して確認する。 (穴があったらもう一度6へ) 12 チューブを空気を入れる穴の位置に注意してタイヤの中にしまい、 タイヤをリムにセットする。(入れるときもコツが必要) 13 バルブをセットして空気をいれて2時間程度様子を見て、空気が抜 けてなかったらOK. うーん、テキストだけではわからないでしょうね。どこかにいいイラスト はないだろうか?