[リストへもどる]
一 括 講 読

投稿時間:06/02/12(Sun) 21:24:00
投稿者名:ノリ (ID: kah.CNI)
ホスト名:em82.ade2.point.ne.jp
Eメール:
URL :
タイトル:就業規則の法的性質について(訂正版)
労働基準法の過去問(判例からの出題)を解いていて
似ているようで反対の見解のような問題があったのですが,
これはどういうことなのでしょうか?

@就業規則の定めは,その定めが合理的なものである限り,
労働条件の決定はその就業規則によるという事実たる慣習が
成立しているものとして法規範としての性質を有する。
当該事業上の労働者は,就業規則の存在または内容を現実に
知っていると否とにかかわらず,当然に適用される。
(H14−6A出題)

A就業規則が法的規範としての性質を有するものとして,
拘束力を生ずるためには,その内容を適用を受ける事業所の
労働者に周知させる手続が採られる事を要するのが最高裁の
判例である。(H17−6A出題)

ともに正解(○)の選択肢で,反対の見解のようなのですが,
どう理解したら良いのでしょうか?

投稿時間:06/02/13(Mon) 06:44:51
投稿者名:nemuta (ID: Un1NN0c)
ホスト名:p6fb9bf.osaknt01.ap.so-net.ne.jp
Eメール:nemuta@abox.so-net.ne.jp
URL :
タイトル:Re: 就業規則の法的性質について(訂正版)
H14年の問題はS43年の秋北バス事件における最高裁大法廷判決を元にした問題であり、H17年の問題はH15年のフジ興産事件における最高裁第2小法廷判決を元にした問題です。

この2つの判決は一見似ていますが、論点はまったく違います。

この件については、去年の10月7日に書いたことがありますので、
・記事リスト上部の [過去ログ] から過去ログ画面に行き、
・メニューから過去ログ230を選んでGOボタンを押し、
・[12527] Re^2: 解答に対する疑問   の記事をご覧下さい。

あるいは、
・記事リスト上部の [ワード検索] からワード検索画面に行き、
・キーワードに 秋北バス事件 と入力して、
・検索領域を 過去ログ46 にして 検索する のボタンを押しても出てきます。

投稿時間:06/02/14(Tue) 23:55:49
投稿者名:ノリ (ID: kah.CNI)
ホスト名:eo105.ade2.point.ne.jp
Eメール:
URL :
タイトル:Re^2: 就業規則の法的性質について(訂正版)
ありがとうございました。
確かに一見似ていますが論点は全く異なりますね。
重ね重ねありがとうございました。



- Web Forum -

Modified by 脱走犬エルモ (elmo version 1.13)