馬屋上幼稚園・園児が作る紙芝居のページ
はじまりはじまり      たのしいどうぶつえんをみる
おきくなあれ すいかさん    Topへもどる
@
4がつ なつやさいをうえました。
きゅうり なす ぴーまん
それに とまと それからーーーー???
「すいかもうえたら?」
「そうだ すいかも うえよう」
「わたし どうしてもうえたい!」
「うえよう!!」「すいか だーいすき!!」
というわけで すいかも なかまいりです。
A
こどもたちは まいにち まいにち
みずをやりました。
どんどん おおきくなっていきます。
せんせいは ひりょうをどっさりやりました。
どんどん どんどん つるがのびていきます。

「はやく おおきくなるといいな」
「おおきなすいかが できるといいな」

まいにち みんなで ようすをみました。
くさもぬきました。
B
あるあさ。いつものように こどもたちが やってきました。
「あ!はなが さいている」「すいかの はなよ!」 
「みんな! すいかに はながさいたよ」
ちいさなきいろいはなです。たくさん みつけました。

「かわいいね」
「はやく みがなるといいね」
C
なんにちかたった あさのことです。
「わー ちいさいすいかが なっているー 」
「どこどこ?」
みずやりをしていて 
ちいさな ちいさな すいかのみを みつけたのです。
みんな とってもよろこびました。
 
それから すこしして 
ちいさなちいさな すいかが いくつもできました。
とうとう 15こになりました。
D
すいかは どんどん おおきくなっていきます。
おひさまにまもられて 
どんどん いろがこくなってきました。
「おおきくなったなー」
「もう とれる?」「うれたかな??」
「もっともっと おひさまとなかよくしてからね」
もうとれるかと とれるひを いまかいまかとおもいながら
まいにち すいかをみにいきました。
でも,…   つぎのひのあさ
「どしたん? だれかに すいかを たべられとる!」
「わー いっぱいたべられた」  「だれかな?」
「いっつもきている あのことりじゃない?」
「そうじゃ いちごもたべられたが」
おおきなすいかに あながあいてしまって
 みんな がっかりです。
E
「ことりさん おいしかったかな?」
でも,わたしたちも おいしいすいかがたべたいのです。

「そうだ ことりが たべないように あみをかけよう」
みんなで すいかにあみをかけることにしました。
これで ことりさんに たべられないで
 おいしくなるでしょう。
 
「はやく あまくておいしい すいかをたべたいな。」
F
きょうは たなばたです。
ささのはに たんざくをつけて ほしまつりをしました。

おほしさまに 
おおきくなった すいかをおそなえしました。

「おほしさまと いっしょだよ」
「いっしょに すいかをたべましょう」
 
G
せんせいに すいかを きってもらって
すいか ぱあてぃーです。 
「いっただき まーーーす」
「おいしいね」
「あまいすいかだね」
「わたしたちがつくったすいかだよね。」 
おほしさまといっしょに
 おおきくみのった すいかをたべました。
「ごちそうさま」「おいしかったね」
「ことりさんも いっぱいたべて おいしかったのかな?」
 
おしまい

ねらい
 野菜を植えて水やりや世話をしながら,長期間栽培し生長を見ることで,
生きている物への温かな感情と生命を大切にする心を育てたい。
また,山の小鳥にも命があり,生きていくために小鳥なりに餌を食べていることから,生命の営みを理解し,
共に生きていることを感じ,親しみをもって動植物にかかわるようにしたい。
身近な自然の草花や栽培物,小さな虫や飼育動物などに関心をもってかかわることで,
人や動植物の自然な形での共生に気付くようになり,友達との園生活をもっと豊かなものにしてくれると考える。

紙芝居ができるまで
 ・幼稚園内の畑にスイカを植えて,水やりをしたり草取りをしたり,教師と一緒に肥料をやったりして生長を観察しました。
幼児は,ちょっとした変化に気付き関心をもったり,生長や収穫を喜んだりしています。
自然の豊かな馬屋上では,鳥が食べたり狸が食べたりということもよくあります。
収穫間近のスイカを誰かに食べられたショックを感じながらも,おいしく食べただろうという
小鳥への思いやりの気持ちをもつというやさしさをも表しています。
長期間にわたるスイカの栽培とおして感じたスイカを取り巻く様々なものへの思いを,年長児が紙芝居に表現しました。 

たのしいどうぶつえん    Topページヘへもどる

@ 
「うれしいな」「たのしみだな」
きょうは おとうさんとおかあさんがおやすみなので
どうぶつえんへ でかけます。
おじいさんとおばあさんは
ようじで おるすばんです。
おべんとうのサンドイッチをもって
あさ はやくでかけました。

A 
どうぶつえんにつきました。
あさはやいので まだ だれもきていません。
なかに はいると 
いろいろなどうぶつの こえがきこえてきました。
れいなちゃんとしゅんくんは どうぶつがだいすき。
ようちえんでも いつも うさぎやことりごやのそうじ,
えさやりやみずかえなどをしています。
かめのすいそうのそうじも みんなでたのしくしています。
「いろんな どうぶつのこえがきこえるね」
「ガオーーーー」
「ライオンだ」
「パオー」
「ぞうさんのこえだ」
いろんなどうぶつにあえるとおもうと たのしくなってきました。

B 
どんどん あるいていくと 
ちいさいどうぶつがいました。
こっちのほうは ちいさいどうぶつばかりです。
あっちのほうは どうか 
ぼうえんきょうをのぞいて 
いろいろなどうぶつがどこにいるかみていました。
すると さるがおりのそとにでていくところが みえました。
「たいへんだよ。さるが おりからにげだした!」
「どこどこ?」
れいなちゃんとしゅんくんは 
さるがにげだしたほうにいそいでいきました。

C 
にげだした5ひきのさるを みんなでさがしました。
しいくがかりのおじさん,しゅんくんのかぞく,
それにおきゃくさんたちも いっしょにさがそました。
あたまのいいことりさんが
「ぼくが さるくんたちをさがしてあげよう」
と しいくがかりのおじさんにいいました。
「いっしょに さがしてくれるかね」
おじさんは ことりごやのかぎをあけました。
ことりがとびまわっていると 1ぴきのさるが
おおきなきのうえに のぼっているのがみえました。 
「さるくん おりておいでよ」
「たかいきのうえに のぼってみたかったんだ」
「みんなが しんぱいしているよ。おりておいでよ」
というと とりは 
さるくんのあたまを つんつんと つつきました。
「だいすきなおじさんを 
しんぱいさせてはいけないからおりよう」
と さるは おりてきました。
でも あとの4ひきは どこかににげてしまいました。

D 
4ひきのさるは おりのそとに でたのがうれしくて 
あちこちにいってみたくなりました。
あかいみがたくさんなっている 
きのよこをとおりすぎていきました。
でも あたまのいいことりが そらをとんでみつけました。
「さるくんたち みんながまっているよ」
「そとは たのしいな」
「でも みんなのところにかえろうかな」
さるは かえっていきました。
「さるが みつかってよかったね」
「こんどは どこにいこうかな」

E 
あるいていくと 
ごりらがあさごはんを たべているところでした。
しいくがかりの おじさんが りんごやばなななどのくだもの
それにおいしいやさいをたくさんはこんできてくれました。
2ひきのごりらは じぶんのすきなくだものややさいを
おなかいっぱいたべていました。
でも,だいすきなばななは 1ぽんしかありません。
「これは ぼくのものだよ」
「いやいや ぼくもだいすきなんだ」
ばななのとりあいになりました。
すごいかおをして ひっぱっていると
ばなながつぶれそうになりました。
きがついたごりらのごんちゃんが
「ばなながこんなにつぶれちゃった。
はんぶんこしてわけようか?」
といいだしました。
ちょんちゃんも「いいよ。わけっこしよう」 
と さんせいしました。 
わけっこしてたべるのをみて 
あんしんしたので つぎのところにいきました。

F 
ぱんだのこやのところにきました。
ここでも えさをたべているところでした。
ぱんだのこどもは たかいところのささはとれません。
こぱんだのちいちゃんは おとうさんにたのみました。
「おとうさん おいしいはっぱを とってちょうだい」
おとうさんは ちいちゃんをかたぐるましてやりました。
やわらかいおいしいはっぱが たくさんとれました。  
「いただきます」
ちいちゃんは うれしそうにあさごはんをたべました。
みんなもおいしそうに 
あさごはんをたべはじめました。
「あー おいしい。おとうさんありがとう」
「ちいちゃん いっぱいたべて おおきくなろうね」
と それをみているひとたちは にこにこがおでした。
しゅんくんたちも うれしいきもちになりました。

G 
それから うさぎさんのところに やってきました。 
うさぎのおとうさんは あさから 
めがいたくてこまっていました。
まっかになって とてもいたそうです。
「おとうさん めがあかくなっているよ。いたいの?」
しいくがかりのおじさんが しんぱいしてききました。
「そうなんだ。いたくていたくて こまっていたんだ」
それをきいたしいくがかりのおじさんは
どうぶつきゅうきゅうしゃで
どうぶつびょういんへつれていきました。
おいしゃさんは いたいちゅうしゃをして
あかくなったところにぬるくすりをくれました。
「もうだいじょうぶだよ」
「はやくなおるといいね」
と うさぎのともだちは しんぱいでしてくれました。
「よかったね」
これで うさぎもげんきになるでしょう。

H 
そろそろいえに かえるじかんになりました。
「どうぶつえんで たくさんのどうぶつが みえてよかったね」
ぞうさんときりんさんがみおくってくれました。
「また きてね」
「とっても たのしかったよ。また くるよ」
と やくそくしました。
いえにかえって 
おじいさんやおばあさんに さるがにげたことや
ごりらがけんかしたことをはなしました。
こぱんだがかわいかったこと,うさぎの
とうさんのびょうきのことを おしえてあげました。 
「こんどは おじいさんとおばあさんも いっしょにいこうね」
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ねらい
お家の人との触れ合いを喜び,動物へのやさしい気持ちをもつようになってほしい。
飼育係のおじさんと動物との触れ合い,日頃の動物の生活への関心,動物の家族の愛情深さやいつくしみなど,
おもしろくてわくわくする動物園での遊びの中から感じてほしい。


紙芝居ができるまで
 動物の出てくる話にしたいということから,「動物園」をテーマにしました。
子どもたちと話を作り,年長児6人と年少児3人が描きたい場面を担当し作り上げました。