「ひったか」は初夏をかざる伝統行事です



「ひったか」は、夜の山腹にちょうちんで絵模様を描く地元の伝統行事です。地元住民が吉田川を挟んだ行者山、妙見山に、約300個のちょうちんを使い、10メ−タ四方の絵を描く。その年の象徴的な題材が選ばれるが、当日まで秘密。「おしぐらんご」は、源氏と平家に見立てた、紅白の和船(6人乗り込み 、こぎ手4人)で約300メ−トルの競争を繰り広げる。「ひったか」は寿永3年(1184年)源平合戦で敗れた平家が、同地区の陶山城に逃れ付近の山一帯にかがり火をたいて大群を装い、源氏軍を追い払ったのが由来とされている。「おしぐらんご」は、昭和62年に金浦地区の桑田さんの呼びかけで、復活して現在に至っています。(ひったか、おしぐらんご保存会)



2011は、吉田川を挟んで東の行者山に東日本大震災の復興を願って「ガンバレ 東日本」が、西の妙見山にも、復興を願って「ガンバロー 鉄人28号」



2010は、吉田川を挟んで東の行者山に今年開催された冬のオリンピック「スキージャンプ」が、西の妙見山には、NHK大河ドラマ「坂本竜馬」



2009は、吉田川を挟んで東の行者山に「スペースシャトル」が、西の妙見山には、WBC「2連勝」の立役者「イチロー」



2008は、吉田川を挟んで東の行者山に今年の干支「ねずみ」が、西の妙見山には、瀬戸大橋20年を記念した「瀬戸大橋」



2007は、吉田川を挟んで東の行者山に笠岡市の天然記念物「かぶとがに」が、西の妙見山には、昨年秋に誕生された秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁(ひさひと)様をお祝いして「こいのぼりにまたがった子供」



2006は、吉田川を挟んで東の行者山に「千羽鶴」が、西の妙見山には、トリノ五輪金メダリスト荒川静香さんにちなんで「イナバウアー」



2005は東・西共に今年行われる岡山国体の「ももっち」と笠岡が会場のバスケットの絵柄でした。



2004は東・今年の夏開催される「アテネオリンピック」、西・平和を願って「オリーブをくわえたハト」でした。



2003は東・今年誕生日の「鉄腕アトム」、西・今多摩川で話題の「タマちゃん」でした。



2002は東西共に、「サッカ−の絵柄」。東西共に同じ図柄はとても珍しいです。



2001は「雅子様ご懐妊を祝っての絵柄」



2000は「オリンピックの年」、メダルの期待がかかる、体操、水泳。



'99は「赤ちゃん誕生」、で話題になった朱鷺、卵を抱いている姿が印象的です。もう一方は「だんご3兄弟」、とうさぎです。



'98は「長野オリンピツク」、で大活躍した清水選手。もう一方は「とら」、今年のえとです。



'97は「岡山城」、築城400年を記念し、明るい岡山県の未来への願いをたくしている。もう一方は「ムッゴロウ」 、長崎県諫早湾干拓で犠牲になっている小動物をデザインする事で、自然の大切さを訴えた。



 
  • 上記写真は96年度、10周年記念時の「おしぐらんご」を形取った、ひったかの写真です。