ギリシャ、アラブギリシャ、マルギナータ、ヘルマンリクガメたち

こいつがうちのボスのアレキサンドラ


飼い方

 飼い方といってもうちの場合は放し飼いです。庭に勝手に放しています。この方法がベストのように思えます。よくゲージに入れて飼っている人がいますがあれだと丈夫に育たないような気がします。ギリシャリクガメやヘルマン、マルギナータに関して言えば日本の気候でもまったく問題なく飼うことができます。エサはきゃべつとにんじんをメインにしてたまに骨粉やビタミン剤をまぜてやっています。トマトやあんず、メロンなども好きですが文献を読んでみると腹をくだすという理由であげないほうがいいと書いてありました。でも野性のこれらのカメたちはバリバリこれらの食べ物を食べているので大丈夫とは思うのですが。僕をギリシャではメロンをビシバシあげていましたが、ぜんぜん元気でした。ある程度水分のあるものをあげるのも大切なことと思います。庭でカメを飼うにあたって一番気を付けなければならないのはあまり障害物を置いてはいけないということです。これらの障害物に甲羅をはさんでしまって死んでしまったものもいます。フラットなところで飼ってあげましょう。とにかくあまり神経質にならないこと。これが飼い主にとって大事なことです。こんな方法でもう18年も飼っています。質問がありましたらなんでも聞いて下さいね!答えられる範囲でお答えします!

 

       
夏はもう最高!
みんな仲いいです。
いつもいっしょ。
出来るだけ広く!
土はいろいろ。
       
寝室への入り口
柄がきれいな奴。
一番ちっこいマルギ
典型的なギリシャ。
中くらいのマルギ。
       
大小こんなに差が!
出たり入ったり。
大小はいつも仲良し
押しつぶされちゃう
こいつが一番綺麗!
       
新入りのアラブ君。
ご飯中です。
こいつらは室内です
だって寒そうだから

何を考えてる?

             
ご飯の上に乗るな!
まだ乗ってるよ。
           

失敗しないカメの選び方

元気なカメ君を見つけよう!

 普通 はペットショップでの衝撃的な出会いがありそしてお家に連れて帰るというのが最も一般 的でしょう。この時に自分との相性をしっかりと受け止めてください。ガラス越しまたは手に取った時にそのカメ君との相性というのもはビビ!っと来ると思います。まずはこれが大事です。カメ君は犬やネコよりも長生きをする動物です。もしかしたら自分よりも長生きする可能性もあります。人生のパートナーになりうることになります。 僕の飼っているギリシャ、マルギナータ、ヘルマンを例にしてみるとまずお店で複数その固体がいてその中から選べるような環境だといいですね。その中から自分と相性の合うカメ君を見つけるのです。もし「こいつだ!」というものがあったら次に健康チェックをします。これが大事なんです。その時のカメ君の状態にもよるのですがまず甲羅をもって手に取ってください。この時に足をバタバタさせたりなかなか顔を引っ込めなかったりウンチをしたりする固体。もうこれは最高です。これはカメ君の性格もあるのですが引っ込み思案のカメ君は健康状態がよくてもなかなか人に慣れず御飯を与えたりするのが大変なんです。もうバタバタしているくらいの方が反応もいいですし人になつきます。これが第一関門です。

  この次は目を見ます。黒グロした目をしています。これが最高です。パッチリと目を空けているものは健康状態もいいのです。中には目を閉じたまま開けなかったり、目ヤニや目に薄らと膜があったりするものもありますがこのような固体はカメの飼育に慣れている人でないと治すのが難しいのでやめておきましょう。治し方は病気のページに書きますね。 目は左右対称でまぶたもしっかりとしているカメ君を探しましょう。 次は爪です。しっかりと全てが揃っているカメ君を選びましょう。大体爪が欠損していたりするカメ君はお店の方でちゃんとわかるようにしてあるのですが中にはそのようにしていなお店もあるのでしっかりチェックしましょう。ただし爪が根元はあるけど先がなかったり、すこし割れているようなカメ君は大丈夫です。生え変わりますからね。根元がなかったりするカメ君がいますがもうこれは飼う人の気持ち一つです。お店としてはB級品 なので価格が下がります。ですが飼う人がそれでもよく、またそのカメ君が元気であれば 全く問題はありません。ただひとつ、もしそのカメ君が大人になって子孫を残す段階になった場合もしかしたらその欠損が遺伝する可能性があります。先天性のものと後天性のものでまた違ってきますがこのようなこともありうるということだけをここでは書いておきます。

 次は足を見て下さい。しっかりとしていますか?これは歩かしてみてください。力強く歩いていますか?歩いていれば問題はないでしょう。それから前足、後ろ足をチェックしてください。関節はしっかりしていますか?この時点ではもう足をバタバタするカメ君を選んでいると思うので足をチェックするのは難しいと思うのですがちゃんと左右対称か、関節はしっかりしているか足のむくみはないかなどをしっかりとチェックしてください。

 次は足をみるついでに甲羅と足の付け根をみてください。野生のカメ君だとここを見るということはダニがいるかいないかというチェックになります。野生のカメ君には必ずダニがついています。しかも中には2センチを超えるものまで存在します。しかし日本にいるカメ君たちはその心配はありません。それではなぜ付け根を見るのかといいますとこの付け根のむくみを見てほしいのです。中にはプクーと風船のように膨れているものがます。 これは原因の一つは肥満です。それから肝障害を起こしている可能性があります。これは食事の制限等で治すことはできますがこれも初めての飼い主さんには難しいのでむくんでいる固体は避けましょう。

 次は甲羅です。甲羅でチェックすることは3項目です。一つは甲羅が柔らかくないかです。カルシウム不足で甲羅が柔らかくなる現象があるそうです。僕はまだそのような固体に運良く出会ったことはありません。カメ君はカルシウムを口から取っても紫外線を浴びないとそれを体内に吸収することができません。日本の環境ではなかなか直射日光にずっとあてていられる環境は少ないので紫外線ライトを使っている方がいらっしゃいます。ですがこのライトでは紫外線の量 は足りません。毎日が不可能な方はお休みの日だけでも極力直射日光の当たるところにカメ君を放してあげてください。ですがこの時必ず日陰も作ってあげておいてください。太陽の子と呼ばれるカメ君でもずっと太陽に当たっていると体温調整が出来なくなって日射病になってしまいます。太陽に当てて、しっかりと複数の野菜を与えていれば甲羅は柔らかくなりません。もしお店でこのような固体がいたら避けましょう。それから甲羅のズレをみてください。亀甲と呼ばれるカメ独特の甲羅の形があります。複数の甲羅で形成されていますがこれらの甲羅がずれている場合があります。 このような甲羅ズレのある固体もお店ではB級品とされています。家にも一匹甲羅ズレのカメ君がいます。いたって健康で何も問題はありません。このようなカメ君を飼うのも飼育者の気持ちの問題です。またこれも先程述べた繁殖の問題がからんでくると思います。 それから甲羅の形です。これは最近良く見かけます。残念なことなのですが甲羅がデコボコしている固体です。以前はホシガメとかがデコボコでそれが格好がいいとされていてデコボコの方が高値で取り引きされている時がありましたがこれは正直アホです!デコボコなのは一種の栄養障害で健康ではないのです。脂肪の多い食べ物や高タンパクの食事をあたえるとこのように甲羅がデコボコになります。健康な固体はデコボコしておらず綺麗に丸くなっています。野生のカメ君でこのようなデコボコした固体はみたことありません。 日本にはスイスやアメリカで人工ふ化したいわゆる「CB固体」というカメ君が多くきています。デコボコになるというのは完全に人間に責任があります。最近お店でも小さい固体なのにすでにデコボコしている固体がいてとても残念に思います。特に2001年はマルギナータとヘルマンにその徴候が見られます。これも初めての方は難しいので避けましょう。

 最後に口としっぽです。口は口の先が鳥のように尖っていないものを探しましょう。しっぽは清潔でしっかりとしたしっぽの固体を見つけましょう。 最近家に2匹のホシガメがやってきました。このホッシー君達はギリシャやヘルマンとはぜんぜん違った性格の持ち主です。(やはりラテン系とインド系とで違うのか!!)カメを18年も飼ってきてこんなに大変なカメ君は初めてでした。というか、ギリシャやヘルマンが簡単過ぎるのかもしれません。温度と湿度は高くしておかないとすぐに調子を崩すし、温浴をしてやらないとすぐに肺炎やら鼻水やらで大変なことになるのです。ですが夏になって庭で飼いはじめたのですが調子はすこぶる良くなって成長線も現れてきました。 嬉しい限りです。オスメスなので将来子供を生んでくれたらなーと期待しています。 みなさんに健康で良きパートナーとなるカメ君に出会えることを祈っています。

ヘルマンリクガメベビー

2002年はヘルマンを大量に飼育を始める年にすると前々から決めていた。運の良いことにちょうど良好な個体が大量に輸入されたのでそれを購入した。
100匹ほどいた中から一匹づつ見定めて選んだのはこの8匹。非常に状態は良い。この夏には太陽光を散々浴びせたので大暴れしている。昨日は庭のゲ
ージから脱出したばかり。そのため今は家の中のゲージに入れている。理由は脱走させないため。庭に脱走しないゲージを作ったらそっちに移動する予
定 でいる。とにかく元気すぎるほど元気。僕は人に良くどのカメが良いのかと聞かれる。甲羅の模様、美しさ、珍しさなどカメにはいろいろな見方があ
るのだが僕は必ずと言っていいほどヘルマンをすすめる。始めて飼うリクガメとしてはギリシャリクガメよりもぜんぜん飼いやすいし、性格がはっきり

しているので愛嬌もあるし人間に良くなつく。こんなに人なつっこいカメは他にみたことがない。元気な姿を見ているとこっちも安心だし楽しい。


新入マルギナータ
マルギナータが新入しました。とても良いカメ君です。甲羅の形からしてメスであると思われます。これでセミアダルトのマルギナータのペアが出来ました!大事に育てないと いけませんね。ヘルマン、ホシと共に活発に餌も食べています。大きさは11センチ程です。ホイガメはオスメスいるうちのメスの方です。この夏はずっと屋外で太陽にたくさん あたっていたのでものすごく成長しました。家に来て一年半くらいのカメ君です。非常に安定しています。

ひさびさにホシも撮って
みました。写っている犬
はイタリアングレーハウ
ンドです。これもまたか
わいいですよ