エピダウロス(EPIDAURUS)

ABOUT EPIDAURUS

古代の医療の神であるアスクレピオスの聖域として栄えたエピダウロスはベニディア山とカラニイ山との谷間に位置しています。BC6世紀頃にこの地方にアスクレピオス神の崇拝が始まり、霊験あらたかな効能にたちまちギリシャ各地から人が集まってきたそうです。神殿に供物をし、いけにえを捧げ、そのあと聖なる泉で身を清め、アバドンという治療棟で眠ると夢の中に神が現われて治療をするといういいかげんなものだったらしい。しかし、そのあと医術を身につけた神官が実際に治療にあたったようだ。しかし患者はお礼としてかなりのお金を払ったらしい。


みどころ

まずは円形劇場でしょう。BC4世紀に建築家ポリクレイトスの設計によって建てられたものです。古代ギリシャの建物でここまで保存状態の良いものは他にないと言われています。観客席は55段で1万4000人を収容できるそうです。一般席は白い大理石でできていて、貴賓席は赤い石灰岩でできていました。なによりすごいのは音響効果。舞台の上で1mくらいのところから落とした1円玉の音が最上階の席まではっきり聞えるのです。劇場の周りは松林でものすごくしずかなところです。
博物館にはエピダウロスらしく外科用の道具やランプ、建物に費やした費用を刻んだ石板などが飾られています。またカタゴギオンという患者が宿泊した四角い建物があるがいまは土台しか残っていません。エピダウロスはみどころがいっぱいあります。とくに医療関係のお仕事に就いている方に見てもらいたい場所です。原点が見えるかもしれません。