よもやま話 3
フンゲー社長・接待の日々
(2003/04/17)
ミフィ太郎は4/13で4ヶ月になりました。
人の手をぺろぺろ舐めたり睡眠中に口をぴちゃぴちゃ動かしている
(ミルクを飲む夢を見ているのか・・・)姿はまだまだ犬ではありますが、
3ヶ月の途中からどんどん人間らしくなってきています。
かまってあげると笑います。
可愛いものです。
*
最初のうちは大げさにいうと起きてる時は泣いていたように思います。
赤ん坊は泣くのが仕事・・・とはいうものの
ミフィ太郎はどうも仕事熱心な赤ん坊らしくよく泣きました。
抱っこしてるか泣いてるか、はたまた抱っこされつつ泣いてるか。。。と
いう毎日でした。
だんだん、人の存在を感じ取れるようになってくると、
かまってあげると落ち着くという場面が出てきました。
そして微笑むようになり、遊んであげれば喜んでくれるようになります。
着々と人間に近づいています。
smileの次にlaughに進化した時はあー人間だ。と思いました。
動物もなんとなく微笑みの顔がありますが、声をあげて笑う動物は
いませんからね。人間の証明という感じがします。
*
泣き方も最初の「とりあえず延々と泣いてやるぞ」という
感じの泣き方は減り、表情のある泣き方が増えてきます。
エーンエーンかまって〜、抱っこちて〜、などと訴えているような
気がします。
といっても泣き声の種類で要求を判断するというのは出来ませんので
その時々のこっちの勝手な解釈です。
(育児本によると泣いている理由が泣き方で分かるようになる!そうですが
私にはどうしてもさっぱり分からんです)
特に抱っこしていたのを降ろす時のヒーンヒーンという
身も世もない情けない泣き方はなんとも言えず。哀れをもよおします。
でも用事がある時は降ろしちゃいますが。(すぐにガラガラでゴキゲンとりします)
*
泣いている時間は確実に減ってきたし、遊んであげれば喜ぶ。
なんと楽しい育児の日々がやってきたのではありませんか!
と思いたいところなのですが・・・。
私は今までとは違う、ある疲れを覚えていました。
なんだろうこれは。。。ある日気づきました。
はっ、私ってまるでうだつの上がらない営業マン!
毎日毎日接待の日々・・・。朝から晩までお客様の御機嫌とり。
ほっとこうと思うこともあるのですが(じっさい家事してる時は
ほっとく場合が多いですが)エンエン寂しそうに泣く時はしょうがないし、
大人しくしていても近くを通ればじーっとこちらを目で追っていて
構わなければいけないような強迫的な気分に。
ああなんだか疲れた。営業スマイルが頬に凍りついています。
ああ大人と普通の話がしたい。
そんな愚痴を夫に話したところ、
ミフィ太郎は「フンゲー社長」ということになりました。
(お名前は?と伺うと「フンゲー!」とお答えになったもので)
我が社は夫が部長、私はしがない営業マン。
フンゲー社長のフンゲー工業株式会社は我が社の重要な取引先です。
夜は二人がかりで接待攻めです。
フンゲー社長が何かすればすかさずヤンヤの拍手、おだての嵐。
「いや〜さすが社長!かないませんわ〜!」
は〜いホステスさん!とミッフィーたちも動員します。
泣き出すと「部長!フンゲー社長からクレームが!」
緊急事態!部長自ら抱っこ接待に移ります。
お座りの姿勢でフーフー苦しそうにしながら「ゲフー」と
言っているところなど社長の貫禄充分です。
〜〜〜フンゲー社長のイメージ〜〜〜
フンゲー工業株式会社:なんだか良く分からない部品のメーカー。
しかしその道では全世界の40%をシェアを占める、
一般には知られざる密かな有名企業である。
当然フンゲー社長も密かな世界的有名人である。
なにげに持ってる特許10数種。
創業30年。
大田区に本社兼工場。
社員10名、パートさん20名。
親戚の女の子が事務をやっている。
受付には富士山の絵。
電話は黒のダイヤル式。
フンゲー社長は社内では作業服。
率先してQC活動を行なう。
近所に行き着けの大衆酒場有り。
ビールはエビス。
そんなところです。
そんなフンゲー社長ですが、
4ヶ月になった今日このごろ、
ガーゼやバスタオル(掛け布団にしている)を
つかんだり自分の手を見物したり
右手と左手を合わせてコネコネしたり
「エクー」「ウキャー」と発声練習したり、
ひとりで楽しくお過ごしになる時間が増えてきました。
体の発達に伴い、首座ったので楽に縦抱っこ。お座りさせてみたり。と、
接待の技も増えてきますし、くすぐるとアヘアヘ大笑いして
くれたり、接待の手応えが良くなってきました。
エンエン泣き出しても自分の指をチュパチュパして
勝手に落ち着いてくれるという場面も増え、
グズグズ泣いている時間が少しずつ減りつつあります。
営業部員としてはちょっと楽になって、一息ついているところです。
でもまたすぐに離乳食接待やら何やら、次々課題がやってきます。また新たな試練を
提供してくれることでしょう。
よもやま話 目次に戻る
ミッフィーと生きる・ホーム