最終更新日1997/4/6
1997/3/31、あやちゃんの最後の舞台がやってきてしまったのでした。
あやちゃん始め星組生全員入魂の演技、歌でしたよ。素晴らしかったです。
シメさんのサヨナラの時、楽近くに行った時にものすごい熱気を舞台から
感じて、圧倒されたものですが、今回も
すごいパワーで、感動しました。
私は会社を午後休んで行ったのですが、午前中仕事しながら、もうあやちゃんの
今までのいろいろな舞台が頭に浮かんできて離れなくて、すでに
泣きそうになっていたのです。
実は私は観劇歴が浅く、見始めた頃には既にあやちゃんはトップになっていました。
当時の、あやちゃん以外のトップは既に全員代替わりしています。
あやちゃんは5年間もやってたのかあ。
でも考えてみると、最初のうちは、フィナーレでじゅんべさんと並んで歌ってたりして、
そんなに地位は高くなかったんですよね。
それが5年後の今はこんなに立派なスターに。宝塚を代表する大型娘役、と言われる
までになりました。この貫禄を見よ。それでいて可愛いんだから。
あやちゃんがやめてしまって、これで私の大好きだった同期三人組(みはる&
あや&よしこ)の時代も完全に終わってしまうのね。
と思うと、寂しさもひとしおです。
パレードのあやちゃん、にっこり笑ってシャンシャンを振っているこの姿、
あまりにも見慣れてしまっているのに、これが本当に最後だなんて!
泣きました。ううううー。
あやちゃんサヨナラショー。
1「国境のない地図」フィナーレのデュエットダンス(まりこさん付・お衣装も再現)
2「グランサッソの百合」(私は見ていないので歌のタイトルは不明。
でも、とてもきれいな歌でした)
3「恋の笹舟」(「ずっとこのままでいられたらいいのに」のせりふ付)
4「心はいつも」(銀橋に出る)
5 退団する男役6人による「ジュビレーション」
6「私だけに」卒業生バージョン(お色直し済み・マリー風の白いドレスに
髪をおろして、ピンクの花飾り付)
えーっこれだけなの。でもほんとに良かったです。どの歌も。
ほんとにほんとに、どれもこれも名舞台だったなあ。あやちゃん。
「私だけに」はひとつひとつの歌詞に感情がこめられていて、
感動的でした。歌いながら大階段を降りてきて、銀橋の入り口まで
行くのですが、そこでまりこさんがバラを一輪手渡し(このときあやちゃんは
感極まってうっとなっていたようです。まりこさんの表情もほんとに
優しくかつ淋しそうだった)、そのまま
優しくあやちゃんをエスコートして銀橋に送り出します。
銀橋を渡るあやちゃん、立派な姿でした。涙。
その後、はっちさんのあやちゃんの紹介があって、
(あやちゃん以外の退団者紹介は、サヨナラショーの
前に行われました)それから退団者の挨拶になりました。
さいごに「あや!」とはっちさんが呼ぶと、
「はい!」とやたら元気のいい、明るい、可愛い声が響きました。
あやちゃんらしいよ。涙。
あやちゃんの挨拶は
「3階からみていた夢の世界が、9年間で現実になりました」
という内容の、ごく簡潔だけど、立派な挨拶でした。
最後にまりこさんの挨拶。
大魔王のような衣装なのに、なんだか優しい声。(このギャップがいいのだ)
大変な状況の中で大変な作品を無事演り終えた充実感と、
安堵感を感じさせる内容でした。そして、
そっとあやちゃんの方を振りかえって、
「あや、ありがとう」と。とってもさりげないんだけど、
万感の想いがこめられているようで、客席は涙、涙。
まりこさんも涙をこらえているような感じでした。
最後は「すみれの花咲く頃」でした。
あやちゃんの目からも、つーと一筋の涙が。
でも、幕が下りる時にはまたにっこり微笑んでいました。
あやちゃん、卒業おめでとう!
今まで、すてきな舞台をほんとうにありがとう!
ゆっくり休んで下さいね。
そして普通の生活に飽きたら、いつでも芸能界復帰して下さい!