ぶらり旅打ち〜浦和競馬編


浦和競馬場のスタンド。最も古い1号は撤去

南関東の4競馬場は主に平日の開催であるため、会社を早退してナイター観戦するか、今回のように祝日に行くしかない。地方競馬場めぐりをしている自分にとっては不便このうえないが、なんだかんだいって毎月のように4つの競馬場に出没している(ちなみに先月は川崎、来月は大井を予定)。

さて首都圏の競馬場に行くわけだから当然日帰り。せっかく新車があることだし、今回はクルマで出掛けることにした。ところが東名の清水インターの先で事故渋滞にひっかかり、それでもなんとか第1レースのスタートに間に合いそうだなと思っていたら、川口西インターを降りてから酷い渋滞にはまってしまった。結局、たかだか4`弱のところに1時間もかかってしまい、第1レースに間に合わず、指定席も取れずというハメになってしまった。まぁそれでも懸念していた競馬場の駐車場にアッサリ停めることができたのでヨシとしよう。

浦和競馬収支表 (10.4.29開催)
レース 投資 回収 収支 累計
2R 2,100 0 -2,100 -2,100
3R 1,800 0 -1,800 -3,900
4R 1,400 0 -1,400 -5,300
5R 2,100 1,210 -890 -6,190
6R 2,100 0 -2,100 -8,290
7R 3,600 4,390 +790 -7,500
8R 2,700 860 -1,840 -9,340
9R 2,700 1,830 -870 -10,210
合計 18,500 8,290 -10,210 44.8%


馬名で選んだ記念馬券

まずは第2レースの予想から。例によって記念馬券を購入しないといけないので、競馬新聞をざっと眺めた。すると「キタノマンドコロ」という馬名にピンときた。北政所といえば豊臣秀吉の正妻で、大河ドラマ「利家とまつ」では、かの酒井法子が演じていた。「どちらかといえば松嶋菜々子よりもノリピーの方が可愛いかったのに、あんなことになってしまって…」と余分なことを考えながら、マークシートを塗った。騎手が的場さんということもあって、本チャンの馬券(馬単流しのマルチ)もIを軸にした。


浦和競馬場の正門。奥は指定席発売所


パドックは屋根付きで電光掲示板もある


馬のいなくなったパドックを背景に筆者


秀吉の正妻が由来のキタノマンドコロ号


手前の3号スタンドに指定席あり

さて、馬券も買ったことだし、スタートまで場内を巡ってみた。南関東の競馬場の中では最もボロい…、もとい昭和の味わいのある競馬場という触れ込みであったが、少し前に水沢競馬場を観ている自分にとっては、ずいぶんと立派に映った。予想屋さんは何人も立っているし、食べ物の売店も充実している。パドックに至っては、中央競馬でも珍しい屋根付きである。大型ビジョンも馬場内のほかに、売店前広場とパドックにもあり、けっこうファン思いの競馬場である。これで馬券が当たれば言うことはないのだが…

結局レースの方は、軸馬Iは3番人気に推されるも、いいところなく9着に敗れハズレ。まぁ、このくらい惨敗すると、気持ちの切り替えができて、かえっていいかもしれない。


左手に食べ物の売店、正面に液晶ビジョン


モツ煮込み400円、おにぎり1個150円


向正面に建ち並ぶ民家を背景に返し馬


1,400bレースのスタート風景


予想屋さんが何人も立っていた


こちらは2階から見た1,400bのスタート


ターフビジョン前の先行争い


工事中のため後ろ姿のゴール


カラ馬が逃げて先頭でゴール


着順掲示板前直線の叩き合い


最終コーナーを回って残り200b


落馬事故があった直後の先手争い


スタート直後に馬が躓き落馬した

しかし、同じように馬単勝負をした第3レース、第4レースともハズレとなると話は違ってくる。すっかり晴れ上がった競馬場とはうらはらに、自分の気分はどんよりしてきた。せめて当たりぐせをつけようと、第5レースは3連複軸1頭流しで21点購入。9頭立てのレースなので、早くいえば1頭しか切らなかったわけである。レースの方は、スタート直後に落馬があり、騎手を振り落としたカラ馬が逃げ切り、真っ先にゴールに駆け込んだ。波乱のレースだったが、なんとか軸馬が2着を確保。しかし、的中するにはしたが、完全なガミり馬券。馬単の方が配当がよかったので二度ガックリした。

続く第6レースもその流れをひきずり、3連複勝負も軸馬が4着に敗れマイナスが膨らんだ。「こりゃダメだ」と思い、次の第7レースで撤収することに決めた。それでも、せっかく新聞を買ったので、SPAT4に加入していることもあり、レース自体は観ないが、第8レースと第9レースだけは携帯サイトで馬券を買うことにした。

そうと決まれば、第7レースは今日一番の勝負レース。軸馬が絞りづらかったが、最近5走で2着が3回もある@ミサトキャシャーンから流すことに決定。3連複軸1頭の9頭流し(早い話がどうしようもない馬を2頭切っただけ!)の36点で勝負である。レースの方は、終始真ん中あたりに位置した軸馬が、3〜4コーナーでまくっていき、最後の直線で2着を確保。3着に人気薄が来て、今日初めてのプラス馬券。ちょっとだけ気分を直して帰途に着いた。

1,500bのレースは4コーナーポケットから

<おしまい>

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