ミレニアムソウルヒルトンに宿泊


同行の川村さん。ホテルの部屋から南山を望む


高層階に泊まったので見下ろすとこんな感じに

ソ ウ ル で じ か め 旅 行 記
2005年4月9日から2泊3日の旅程でソウルに行った。同僚の川村さんと「肉体派コンビ」で、主な目的は「うまいものを食べる!!」。ホテルは「なんちゃってゴールド会員」のメリットを生かすべくミレニアムソウルヒルトンに決めた。最低レートでの予約だったが、目論見通りエグゼクティブフロアに通され、専用ラウンジにもフリーアクセス。アメリカンブレックファストも、そのラウンジで無料で食べれるし、夕方にはアルコールも無料ということで、ゆっくりホテルライフを楽しむことができた。ただ、南大門市場から戻ってくる坂道には閉口したが・・・。


ウェルカムサービスのチョコレート


EXEフロアだからフルーツも当然ついてくる


梨泰院(イテウォン)の裏通りをめぐる

1日目は、遅い昼食をとるためにホテルの無料シャトルバスでまず梨泰院(イテウォン)に。雨の中、坂を上ったり下ったりするうちに疲れ果て、通りがかりの地元のおっさんに教えてもらった情報を頼りに焼肉屋さんに入った。壁に貼ってある品書きには最高12,000ウォンまでしかなかったが、われわれに出されたメニューは20,000ウォン以上のものばかり。外国人専用のメニューを出されて、思いっきりボラれてしまったようだ。


地下鉄梨泰院駅にて筆者


ソウル駅の旧駅舎を背景に記念撮影


韓国新幹線KTX開通とともに後ろの新駅舎に移った

2日目は、足元を見られてボラれないように、地元の人達しか行かないような郊外のお店に行こうということになり、特急列車(セマウル)で1時間の天安に行った。しかし、店の看板はハングル文字ばかりで、今度はカルビを出してくれるような店かどうかが判別できない。ガイドブックで「カルビ」の文字の形を覚え、川村さんと「ここはどうかな?」「いや、ちょっと違う」などとブツブツ言いながらカルビを食べられる店を小1時間探し回った。しかし、意を決して入った店にはカルビがなく、出てきたのは豚肉だった・・・。


天安駅に到着


セマウルの座席は広く、川村さんも大満足だった


セマウル号と川村さん。KTXに乗るかどうか迷った


NANTA劇場前のオブジェクト



北朝鮮の軍人さん



ギネスにも載っている北の国旗


   

3日目は板門店ツアーに出掛けた。服装、靴、行動などツアーのガイドさんからクドいほど説明され、「最悪銃撃戦になるかもしれません」とバスの中で脅されまくった。合言葉は「命懸けのツアー」という感じで、最初はタカをくくっていたわれわれ乗客も、徐々に緊張感が高まっていった。


天安の市場は沖縄の公設市場に似ていた


韓国新幹線KTXがずらりと並ぶソウル駅

2日目の夜は、NANTAという舞台を見た後、明洞のチゲ屋さんへ。NANTAは言葉の壁を感じることなく、素直におもしろかった。劇中で爆笑した「センタ〜、ピシ〜ッ」というギャグを帰国後も使い、川村さんと内輪受けしていたくらいである。チゲ屋さんの方は、3年前に社員旅行で川村さんらと一緒に来た店で、「グサナギツヨシが来る店」がキャッチフレーズである。ボラれた梨泰院の店や、目的が叶わなかった天安の店とついつい比べてしまうが、3年前と変わらぬ旨さと安さで大満足だった。


板門店JSAツアーは「命懸け」のツアー?


会談場の窓の外は国境線。北朝鮮側にて筆者


微動だにしない兵士を最初はマネキンだと思った


隣で記念撮影をしようが兵隊さんはピクリともしない


カメラOKとNGのところが厳然と指定されている

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北朝鮮側を監視する兵士。かつては銃撃戦も


DMZの中間線を示す標識



国連軍の担当を示す記念碑


   

軍事停戦委員会の会談場で北朝鮮側に足を踏み入れたり、映画「JSA」の舞台となった「帰らざる橋」を実際にこの眼でみることができたりで、満足のうちに板門店を後にした。セントレアからソウルへは僅か2時間の距離で、短い休みでも気軽に行ったり来たりできる距離だけど、ちょっと北に行けばこのような緊張状態があることを確認できただけでも来た甲斐があった。食事・ショッピング・ヨン様(!)目当てで韓国に行くのもいいけど、たまにはこういうのもいかが?

<おしまい>


すぐ目の前に国境線がある緊張感


北朝鮮のお百姓さんがのどかに畑仕事をしている


韓国映画「JSA」の舞台になった「帰らざる橋」


映画JSAではセットだが、こちらは本物の国境の橋


ついつい渡ってしまいたくなる衝動に駆られる


<おまけ>ヨン様と川村さん。笑顔が魅力的なのは?


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