福 島 ・ 小 樽 ( 沖 縄 !? ) プ チ 修 行


CLUB ANAアジア仕様のシート


去年の11月のANAの「超割」運賃の時期は、1日8回の搭乗をこなしたりしていて、かなりハードな「修行」をしていた。さすがに心身ともにクタクタになり、もう一生こんなことはしないだろうなと思っていた。ところが今年、アップグレード券のモトをとるためにロサンゼルス、シンガポールと(私としては)比較的ロングフライトをこなしていたら、来年のアップグレード券2枚(国際線片道分)が得られる「ブロンズ会員」の資格まであと一歩のところまでプラチナポイントがたまってしまった。SFCのアップグレード券2枚と合わせれば、国際線で往復アップグレードができるので、少し修行行為をして「ブロンズ」資格をとってしまおうということになった。
旅行の約2ヶ月前に予約と発券(チケットレスのため支払い)を完了させて、あとは乗るだけと思っていた9月下旬のとある夜に、航空関係の掲示板を覗いていたら、「ANAのアップグレードのルールが改悪」というスレッドが飛び込んできた。

成田空港国内線signetにて筆者


フェアリンク改めIBEX便にて仙台へ


2年ちょっとぶりに福島競馬場を訪問

なんでも来年度からエコノミーからビジネスへのアップグレードは「ゲットスタンダード」以上のチケットでないと出来なくなってしまうらしい。来年の9月の連休に、ニューヨークの往復でアップグレード券を使おうと考えていた私を例にとると、8万円のチケットからビジネスクラスにアップグレード可能だったところを、20万円のチケットからでないとアップグレードできませんよというルール変更である。もう超割のチケットを払い戻すわけにもいかず、無駄に飛行機に乗らなければいけなくなり、しばらく打ちひしがれていた。しかしその後、来年の3月末までにアップグレードの予約をすれば現在のルールでOKということが分かり、すぐに1年も先のニューヨーク線の予約をした次第である。

2004年11月12日、仕事を終えて名古屋ヒルトンに向かう。翌朝7時20分の名古屋発成田行きに搭乗せねばならず、名古屋で前泊するためである。SFC所持の役得でヒルトンのゴールドVIPの資格を手に入れ、生まれて初めてホテルのエグゼクティブラウンジというものに入室した。signetと同じで入ってみればどうということもなかったけど…

36点買いの3連単で万馬券を的中


内馬場ではダート競走観戦がオススメ


明朝、地下鉄鶴舞線で名古屋空港へ向かう。わざわざ早朝の成田行きに搭乗するのには訳があって、この便は国際線機材を使用するため、ビジネスクラスの「CLUB ANA ASIA」のシートに特別な料金を加算することなく座れる。なんか鉄道でいうグリーン開放みたいな感じである。おかげで成田までの短い時間をゆったりと過ごすことができた。

成田での3時間余りの待ち合わせをsignetで過ごし、11時30分発の仙台行きのタラップを上った。仙台行きはフェアリンクから名前が変わったIBEXエアラインの機材である。ANAとコードシェアをしているため、もちろんマイルもプラチナポイントもカウントされる。CRJという小型のジェット機で、カン高いエンジン音が魅力的である。50人ちょっとの定員で、通路を挟んで2列+2列であるので、機内は観光バスのような雰囲気である。


蔵王PAにてレンタカーとともに記念撮影


小樽港に隣接している「ヒルトン小樽」

仙台からはレンタカーで福島競馬場を往復した。ダイハツのブーンというクルマが用意されていて、初めて乗ったが、なかなか小気味のいいクルマだった。福島競馬場へは経費削減のため国道4号をトコトコ走った。それでも1時間半くらいで到着した。

ちょうど第9レースが終わったところで、遅い昼食を摂りながら第10レースの「蔵王特別」のマークカードを塗った。2600bの長距離戦ということで、福島の長距離を勝ったことのある唯一の馬を軸にして、ワイドで4頭に500円ずつ流し、3連単もその馬を軸に4頭にマルチで100円ずつ36点買いをしてみた。そしたら見事に的中。3連単は万馬券になって、このレースだけで12,590円のプラスに…。レンタカー代もガソリン代も稼いでしまったので、帰りは高速で帰ることにした。蔵王特別というレースを当てたので、蔵王パーキングエリアで記念撮影をした次第である。


冬目前の銭函あたりの海岸線を走る


ほしみ駅で乗ってきた気動車を見送る

.仙台空港から18時10分の千歳空港行きで北海道入り。この日は小樽まで足を伸ばしてヒルトン小樽に宿泊した。

翌日は、ほとんど飛行機に乗りっぱなしの一日だった。千歳空港までの列車内が最も旅気分を楽しめた。銭函あたりの海岸線の眺望、列車を乗り継いだほしみ駅の清清しい朝の空気…。時間を見つけてゆっくり北海道を旅したいものである。

千歳から仙台へ飛び、50分の待ち合わせで沖縄行きANA463便に乗り継いだ。この便はANAの国内線では2番目に長い距離を飛ぶ便である。沖縄までの所要時間は3時間15分。ほとんど国際線並みである。

北海道や仙台は寒かったが、那覇は半袖でもいいくらいだった。ちょっとだけ沖縄らしさを味わうために、signetでオリオンビールをあおってみた… <終>


せめてもの沖縄らしさ…オリオンビール


仙台空港で出発を待つANA463便


3時間超のフライト後に那覇空港到着


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